2005年07月23日(土)
地震の夕方に
地震でしたね。
友人と水道橋の喫茶店でお茶を飲んでいたら、とつぜんグラグラと地面が揺れだしました。友人の慌てっぷりに驚いて逆に冷静に。 その後、別の友人と新宿で合流する予定だったのに、総武線は運行見合わせ。人の少ない土曜の水道橋駅にもかかわらず、どっからこんなにあふれてくるんだ・・・と思うくらいの人の多さにびっくりしました。
総武線はいつ復旧するか見通しが立たない、とりあえず都営新宿線は動いているらしいとの情報を得て、あふれかえる総武線難民とともに神保町までてくてく歩きました。 満員の都営線に揺られてやっとこさ辿りついた新宿駅は、水道橋とは比較にならないくらいホームに人があふれ、タクシー乗り場は長蛇の列。
東京の鉄道網って麻痺すると大変なんだなあと至極当たり前のことを思うとともに、不謹慎だけどこういう非日常的なことにちょっとわくわくする自分に気付くのです。
友人となんとか合流した後、不気味なほど人でごったがえす新宿駅西口改札前を歩きながら、ジュンパ・ラヒリの名作「停電の夜に」(子供を亡くした夫婦が、停電の夜にろうそくを灯し、ふたりで心のうちを打ち明け合うお話)を読み返してみようとふと思うのでした。
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