この夏の祭り、コミケが終わって、もう二週間──輝は初日のみの参加でしたが、平日だったので、行き帰りの電車なぞは通勤と重なって、結構、大変でしたね。 さておきのコミケですが、祭りとしては楽しむべきところだし、年に一、二回しか会えない方々との再会も嬉しかったけど、サークル参加者としてはどうなんだろう、と考えされられる一日でした。 そも、この二年ほど、新刊も出せずにいて、今回はチラシすら作っていなかったという体たらく。ただ、チラシを作る必要もないのかも、という雰囲気もあったりしました。 この辺はサークルの配置による影響だと思いますが……お隣さんがとにかく、パワフル☆ いや、それが悪いわけではありません。お客の一人としては凄いエネルギーだと思うし、最初から最後まで、あのテンションを持続できるってのも感心してしまうほどです。 作る本も笑えるし、ついつい引き込まれてしまうセールストーク?はお見事なほど。 でも、隣のサークルとしてはお客さんにはもっと、落ち着いて、本を手に取ってもらって、一寸くらいは小説の内容に意識を向けられる環境であってほしい……。 そんな風に考えてしまうのはワガママですかね? だからって、止めてくれとは言えないし、言う権利もないわけだけど。
いわゆる旧作関連のサークルが数を減らしていく中で、そのサークルさんと隣合う確率はどんどん高くなっていて、よく話もするようにもなったし、個人的には楽しい人だと思う。 それでも、いつも隣で、そのパワーに負けて、大抵のお客さんがうちを素通りで、そちらに流れていってしまうのはどうにもならない。隣の時と、そうでない時とでは明らかに本の売れ方が違う。 うちも呼び込みとかすれば? という意見はあるかもしれないけど、小説本ではそれは難しい。 参加しても、客さんと話をする機会も減ってきては参加する意義が失われていっているように思えるわけです。
もう随分と続けてきて、後どれくらい続けられるのか判らないから、と毎回、申し込みはしてきたけど、次の冬コミは少し考えようかと見送ることにしました。 これっきり、ということはさすがにないと思いたいけど、打開策がなくては難しいかもしれないなぁ。
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