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 はじめての入院1〜経緯

もう多分15年近く、杉様とのバトルにヤクが手放せない。
が、なんだか最近、症状軽くなってきているんじゃね?
とか、思っていたのだ。

ところが、今年は残念なことに、花粉時期が終わりに近づき、鼻水が流れなくなっても、鼻呼吸がうまくできなかった…。
それも、夜寝ついたと思った途端にだ。
昼間は、スースー通るのに、夜横になると鼻から息が吐けない。
片側の鼻で息を吸えても吐けない。
ただそれっぽっちなことが、これほど難儀なこととは思いも寄らなかった。
花粉症対策サイトを読みまくり、鼻うがいしたり、喉飴を舐めたり、寝る向きを変えたりしてみたが、一向に緩和しない。
人は寝ると、副交感神経が優位に立つわけだが、そのため呼吸する力が弱くなることで、どうやら息が吸えなくなるようだということは、ネット大先生のお陰でわかった。

とりあえず、勤務先の隣りのビルにある耳鼻科へ。
「横になると、息ができません」
「花粉症の症状しかありませんよ?」
いつもと違う花粉症の薬が出た。
そうこうしているうちに、反対側の鼻も塞がってきてしまった。
「座位でしか息できません」
「薬強いのにします、どうみても花粉症です」
続く寝不足と口呼吸によって、とうとう38℃代の発熱が。
このままだと“花粉症”で多分死ぬ。

ここに至り、デカめの病院の呼吸器科を受診する気になったが、たまたま担当医がいなかったので、内科を受診した。
「喘息です!ほら、自分自身でも聞こえるでしょう?」
子供の時によく味わったゼロゼロする感じは、皆無だった。
「いえ、センセ、全然」
とりあえず処方してもらった薬を飲んだが、案の定熱しか下がらなかった。

藁にもすがる思いで、土日も開いている地元の耳鼻科に行ってみた。
「息できないんです」
すると、ファイバースコープでちゃっちゃと鼻の奥を確認してくれ、
「かなり大きな鼻ポリープかあります。ここでは取れないサイズなので、病院紹介します」
との弄えが。
正解を出してくれた医者に後光が差してみえた瞬間だったね。

そうして紹介状握りしめて辿り着いたのが、神尾記念病院だった。
ちなみに、ネットで初診登録しておいたら、楽に事務手続きが進んだので、オススメ。
で、たまたまその日の担当医は、医局長の工藤ドクターだった。
CT見て、私でも明らかにわかるサイズ(左の前師骨蜂巣の空洞を埋め、右側にも飛び出し始めていた)のポリープに、
「あー、こりゃ手術しないと取れないね!
うーん、4泊にしようかな、9日かな〜」
と、快活に悩まれた。
右側は右側で脂厚性糜爛で細くなっていたのだ。
「右側は5キロも痩せたら治るから、4泊で!」
え?痩せる?何???
とにもかくにも、こうして、手術が決まったのである。

2015年10月06日(火)
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