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2006年01月27日(金)
恋人に絶望することはたびたびあって、私はそのたびに小さな反逆に出る。 たとえばそれは何も言わずに家を出ること。
仕事が終わったら急いで家に戻り、メイクポーチとメガネだバッグにいれて。夜のバイパスを西へ。 流れていく無数の光たち。海の底に溜まったヘドロのような感情を流していくシャワーのような。 無意識にアクセルを踏み込んでしまう。
許してくれる人々のいる町。 滅多に帰らないくせに、こういうときばかり逃げ込むように帰るなんて。 卑怯だ。 そう思うけれど。
親友はいつも優しく迎えてくれる。 部屋にあがるとキッチンからはいい匂いがして、私は一気に高校生に戻る。
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