あたしと彼のこと
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婚姻届を見た人なら知っていると思うけどすごくペラペラの紙なのです。 茶色の文字がものすんごく地味。 まだ離婚届の緑のほうが華やかで結婚届けらしく見えてしまう。 セレモニーとか全く所縁のなさそうな「契約書類」なのだ。 まるで色気なし。
彼も私も書類への書き込みは終わっている。 そして近々この婚姻の契約を役所に提出するわけだけど 彼はもとい、私もこれ書くの二度目だし(汗)それほど結婚願望というのが なかったので盛上がりも当然のように・・・全く無し!(^^;
ただ思うのは、この紙切れは色んな効力を発揮するときもあるわけで いちおう緊張だけはすこし、したりする。 年賀状の宛名を間違えないように書くように(笑)
「これ出すと夫婦になるけど、ほんとに良いの?」 とフイに聞いてみたら
「ええっ!そうなのか!」とかフザけて答える彼。
「どうもそうらしいんだよ」なんて他人事に言ってみると
「そらはどうなの?」と聞き返される。
「私はいいよ、出したからって二人の関係は変わらない」そう答える。
「そうだよな、同じだ」同意する彼。
契約を交わすことは、カタチだけで儀式でもなんでもない 私達が身を置いている世間という場所での、便利な紙切れに過ぎない 書類を出したからって、私達になにか幸せをもたらしてくれたりはしない 特典も景品もつかない(笑) あ、でも子が生まれれば自動的に夫婦の子に なるという仕組みは便利だな、これは特典か。。。というかその為に 籍を入れるようなものか。
彼に結婚に至る決定的な理由はなに?と聞いてみたら 「子供が出来たこと」だと応えてきた。素っ気ないけど それは私も同じ気持ち。
もともと、一人暮らしを好んで結婚や同居というものに 踏み切らないでいた訳なのだから当たり前。
子を育てる前提にあっては、籍を入れた夫婦のもとに産まれると 世間では自動的にその夫婦の子とみなされる。またいろんな手続き事や 世の中の仕組みも家族というものに適合して出来ている。
「そうしておくと便利だから。」
そう言いあい納得している私達は、きっと価値観があっている。
ただ、いままで独身でいたのは別々がお互いの便利が優先されていたからで これからは違う。二人三脚になるのだ。 いままでの便利なことが我侭になることもあるだろう。
しかし「一人暮らし」が身に染みているので気をつけないと
そんな様なことを言うと、そうだそうだ窮屈をお互い感じるだろうから 気をつけないとなぁ、なんて笑っている。
先の問題にすでに気付いているから、ぜんぜん心配はないよ。 きっと、うまく行くような気がしている。 うまく行かなくても、なんとか、する。 そういう決意が二人にはあると思う、少なくとも私には。
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