Rollin' Age

2004年09月01日(水)
 読書のススメ

 いつもいつも苦悩する日記ばかりなので、たまにはお気楽に。

 これまでは履歴書などの趣味の欄に読書と書くのははばかられたのだけど、最近は意識して週に2冊は読んでいるので、まぁ趣味=読書と小さく言ってみても良いかと思う。仕事柄新聞は一種の義務として読んでいるが、あんなもの読んでる時間はどうしても気が休まらない。電車で移動する時や喫茶店にいる時に、どっぷり本の世界に浸るのを楽しみにしている。

 だいたいまぁ週末とか、職場を出て外を回っている時間の合間とかに、書店に寄ってぶらぶら本を探す。まずは新刊コーナーを一回りして、時間があれば各棚も周ってみたりする。知人が言っていたが、書店をぶらぶらしていると1冊くらいは惹かれる本に出会うものだ。タイトルと装丁でとりあえず気になったものを手に取る。目次を見てパラパラめくって、雰囲気をつかむ。それを繰り返すと、1冊か2冊、そのとき読みたいなと思うものに出会う。

 そういう行為を繰り返して気づいたのだが、千円近く払って買う本というのは、けっこう最後まで読むものだ。払った分だけ元を取ろうという気持ちが働いているのかもしれない。もしくは、じっくり時間をかけて選ぶ分、ハズレが少ないのかもしれない。ただ、経験上、ブックオフとか新古書店で百円で買う本は、手元に置いてみてもまったく目を通さないことが多々あることから、どれだけその本に投資したかが読む意欲に関係するのかもしれない。

 最近読んだ本を眺めてみると、小説やノンフィクションが多い。必要に駆られ経済の解説本とかマニュアル本とか、何かの知識を求めるために読む本というのもあるが、あまりそういうのは好きじゃない。自分が読書に求めているものは、単なる知識ではなく、著者の物の考え方やら雰囲気やら、なにか漠然としたモノで、それに没頭したいから買って読むんだろうと思う。

 近頃の書店は洒落た処が多くて、蔵書が多く、広々と配置されている。喫茶店が併設された処なんかもある。案外楽しめるもんですよ。秋の夜長に備えて、どうぞお試しあれ。・・・しかし最近思うのは、週2冊のペースで読んでいったとして、1年で100冊しか読めないということ。人が一生に読む本なんて、多くても10000冊かそこら。近くの小さな公共図書館の蔵書数に遠く及ばない。じっくり選んで、良い本にめぐり合いたいもんです。


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