A Thousand Blessings
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2007年01月20日(土) |
マーラーの交響曲第7番<夜の歌> |
マーラーの交響曲を聴いた時にだけ脳の中で分泌される特殊なホルモン。 脳内麻薬かい?知らんけど。 第1番から順番に聴いていくと、モチーフの変遷がよくわかって面白いし、 マーラーが桑田佳祐並みの引用の天才(もちろん誉め言葉です!)であることも 十分に理解出来て、ほんと楽しいわ。 これは中学生の覚えたてのマスターベーションみたいに癖になる音楽。 癖になってる限りは、シコシコと生きていようっと。
テンシュテット/ロンドン・フィルで「第7番<夜の歌>」を聴いている。 他の指揮者では聴こえない音がたくさん聴こえてくる。最初はその情報量の 多さにたじろいだが、馴れると他の指揮者のものが物足りなくなる。 刻々と変わっていくリズムの洪水、メロディもハーモニーも着地せずに空中を飛びかう。 目を閉じて聴いていても、眼球だけはクルクルと動き回っている感じ。 面白すぎ。落ち着きたいときはクーベリック/バイエルン放送響の ボヘミアンチックな演奏で。 気力充実のときは、テンシュテットかギーレン/南西ドイツ放送でぜひ。 物凄く巧い演奏の映像を見てみたい方は、ハイティンク/ベルリン・フィルのDVDを。 ちなみにマーラーの全作品の中でもこの交響曲は、親しみやすさ度では群を抜いて低い。
金があったら全部買っておくれ。 ↓
「テンシュテット指揮/ロンドン・フィル」
「ギーレン指揮/南西ドイツ放送響」
「クーベリック指揮/バイエルン放送響」
「ハイティンク指揮/ベルリン・フィル」DVD
響 一朗
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