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■ 指輪。
冗談だと、わかっている。 …中々向き合ってくれないのも、知っている。 いつだってはぐらかすのも、わかっている。 私の想いを知っていて、残酷な言葉を吐くのも、わかってる。
いつも、なら、普段、なら、ちゃんと、答えられたはずだ。 わかっているから、流せたはずだ。
余裕がないのは、してないだけじゃないようだ。 愛されているのか、不安になる。いつだって、怖い。 愛していると想っている。それだけはいつだって強く思える。 でも、私は愛されている?
あなたはいつも、「こんなことさせるのはお前しかいない」と言う。 …でも、あなたにとって、それはさして問題じゃない。 大事なのは、精神的な繋がり。…それは、私も同じ。 だからこそ、怖い。それは、形にならないとわかっているのに。
あなたの中に、私はいるだろうか。 どれだけ、いるだろうか。 その存在が、知りたい。怖い。
そんなことばかり、思う。
私の中にはこんなにあなたがいるのに。 あなたの中には同じだけ私がいない。
そんな身勝手な、ことまで、思う。
…あの人の前では、指輪を外すのだろうね。 他の人と会う時は、いつも。 私は、一度たりとも外した事がないのに。
私といる時だって、薬指にはしてくれないよね。 それは、いつかその指に別の指輪をはめるから?
…子供じみてるって、わかってる。 こんな証明、なんの意味もないって。
でも、たったそれだけの事が、本当に、嬉しい、んだよ。
感覚が、変なんだ。痛みが、鈍くて。 意識が、どんどん胡乱になっていくようで、怖くて。 私は確かにここにいるのに、世界が離れていくように、感じて。
こんな時だから、逢いたい、って強く願うのに。 私がそれを許せないのは、自分を保てる自信がないからかな…
誰の目にも触れさせたくない。壊したい。 って、かなり、本気で、考えてしまってるからかな…
やだな、どうしてこんなことばっかり考えちゃうんだろう。 どうして、こんな愛し方しか出来ないんだろう…
ちゃんと、出来てたはずなのに。いつから、こうなっちゃったんだろう。
痛い…
2005年12月02日(金)
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