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■ 妄想の行く果て。
目の前で話している、この人は。 私にとって近しく、また遠いただの人だ。 彼女のように大切な人じゃない。 けれど、私にとっては知っている人。
だから充分、その価値がある。
…この中には、何が詰まっているのだろう。 やっぱり、切れば血が出て、内臓があるのだろうか。 なかは、どうなっているのだろう? …気になる。気になる。
なかが知りたい。 気になる。気になる。
別に、殺すわけじゃない。
ただ、中が知りたいだけ。
言葉を話しているその口を、 その口の中は?
舌は? 歯は?
気になる。気になる。
治まったと思ったのに、また始まっちゃった。 …弱い。痛い。馬鹿じゃないのか。でも、どうしよう。 すごく苦しい。どうしたらいいんだろう。
ああ、なんでこんなへらへら笑ってるんだ。
あなたは関係ない人なのに。 …見たくなる。見たくなるよ。 どうしよう。
言葉にしても、妄想にしても、治まらないよ。 嫌だよ。怖いよ。
もう、二十一になるのに。 …子供みたい。憧れてる子供みたい。 そんな時代は終わったんじゃないの? どうして終わらないの?
…子供特有の憧れじゃなかったの?
なんで?なんで? なんで私まだ、人殺したいままなの?
2007年01月18日(木)
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