凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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桜が散った。 見事に散った。
本当に、あっという間。 一瞬で。
あぁ疲れた。
よそ様の満開の桜を見ると 切ないというかやるせないというか。 まぁ、仕方ない感情だよな、と思う。 それはそれで、言っても詮無い事。 一人、心にしまって。
ともあれ、とりあえずひとつ終わった。
さて、次に進まなきゃ。
アイ、中学卒業。
式当日の天気はあいにくの雨&強風。
バッテリーは充分だと思っていたビデオカメラは気がつくと残り八分で何も撮影できず、あわててこちらもフル充電だと思っていたデジカメを取り出すも、こちらも電池マークが点灯。 やっぱり前日に充電しなきゃダメかーと後悔するも遅し。 スマホはズームがそれ程利かないのでほぼ役に立たず。
そんな感じで親としてはダメダメの卒業式でしたが。
担任の先生の可愛らしい袴姿や、いきなり涙ぐんでる最後のHRとか、合唱の時から泣いてる女子とか、普通におバカな男子とか、中学生らしくて微笑ましい光景を堪能できました。
たかが中学の卒業式なんだから、最後の別れでもないんだから、泣くほどでもないと思うんだけど、そこは感受性豊かな思春期の中学生だから。 涙も可愛らしい。 これが高校生だともっと複雑な涙になるよね。 もちょっとドロドロも加わってくるだろうし。 綺麗な少年少女の涙。いや、泣いてる少年はいなかったけど。
保護者も「お世話になりましたー」とハイテンション。 「高校別ですもんねー」とこちらは知らないのに相手は知ってるというのを何人も体験し。 母親達の情報網って凄い。それとも子供からの情報なのか。 アイは「●ちゃんはどこ志望なの?」と聞いても「あ…知らない」「あ…聞いてない」とかそんなのばかりで、アイ経由で情報が来る事は皆無だったので。 まぁいいけど。
「B校ですよね?!どうでした?」とか聞かれても、えーっと、そちらもB校って事か、とか。 「うち、自己採点でダメだったみたいで落ち込んでるんですよー」と言われる。 でもそちらのお子さん、うちより内申うんと良かったし。 (入塾テスト結果で分かってる) 「いや、うちは自己採点すらしてなくて…」と言うとかなり怪訝な顔をされる。 そうだろうなぁ。 私も自己採点しろっていつもいうんだけど。 やったためしがないのだアイは。 特に入試は「もう終わったんだから、今点数が分かってもどうしようもないじゃん」と新聞の解答を見ることすらしなかった。 まぁ、「自己採点したらダメだった…」と発表まで延々落ちこまれるのもしんどいからいいか、と私ももう投げやりなわけで。
「卒業から合否発表までの間が一番精神的にしんどかった」と先輩ママさんは言ってたけど、アイにいたっては、解放感に浸りきって、夜中までネット三昧。 朝は好きなだけ寝ていられるし、どうやら発表までは思い切り自由を満喫するつもりらしい。
私もしばらくは「勉強しなくていいの?!」と言わなくて良いというか、言わないでおこう、と思っている。 だってその方が私も楽なんだもの。
親子でしばしの自由という名の自堕落な時間を過ごしてます。 どんだけ怠け者なんだろうね。 春期講習申し込まなきゃいけないだろうに。ううん。
暁
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