凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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先月、アイの高校の体育祭があった。
高校の体育祭って親は見に行くのだろうか?
自分は中学生からお昼は友達と食べていたから、正直「親と食べて楽しいのか?」と思ってしまうんだけれど。
アイは中学生の三年間、私達家族とお昼を食べた。 喜ぶところか、「お昼を食べる友達もいないのか」と心配するところなのか、わからない。
高校はどうするんだろう?と本人に聞いたら、家族と食べるとの事。 う。体育祭弁当四人分作るか。仕方ない。
プログラムを出して「これとこれに出る」と説明してくれる。 ビデオ撮影ありきの説明。 ううむ。 自分には無い感覚なので興味深い。 どう育ててこう育ったんだろう。
それでも高校の体育祭は初めてなので楽しみではあった。 感想はというと、面白かった(笑) 中学生と違ってやらされている感がないし、迫力あるし、技の精度が高いし。 部活動対抗リレーは笑えた。 騎馬戦は凄かった。 高校生男子はおじさんで臭かった(笑) 高校生男子の母親の言葉が、実物を目の当たりにしてやっと理解出来た(笑)
なんのかのいって、アイの体育祭も残りあと二回。 全部見に行くだろう。 最後の体育祭は私は泣くかな? どんくさいはずなのに何故かリレーとか100m走とか、徒競走にばかり出る羽目になるアイ。 必死に走る姿に、これが最後か…と感極まって泣くかな。 「最後位上位に食い込んでよ」と泣いたりして。 最後の最後に一位だったら号泣するかも。
あ、お昼は親子で食べる人が多かった。 私が少数派だったのかなぁ。 来年はアイの日焼け止めを忘れないようにしなきゃ。
結局楽しかったのでした。
皮膚科の待合室にて
診察を終えたらしい老婦人が、看護師さんから説明を受けていた。
「これが保湿で病院でしか販売してないものです。」
聞こえてくる会話から、どうやらお薬というか、化粧品の説明らしい。
ここの皮膚科は綺麗な女医さんで、美容関係にも力を入れているらしく、そういうカタログやサンプルも待合室においてある。
お肌トラブルの患者さん…かぁ…と思いながらもちょっと遠い目。
だって説明を受けているご婦人、どう見ても余裕で70代に見える。 「これはシワに効く化粧品で」とか「これはシミに効く」とか。
もしや看護師さんにあれこれセールスされて、気が弱いお婆さんは断れないでいるのかな…なんてちょっと思ったが、「じゃあ日焼け止めも塗った方がいいかしら?」と積極的に質問されている。
どっとはらい。
おしゃれに前向きなご婦人だった。 すごい。
私はあの年齢になった時、あそこまで美容に執着できるだろうか? もちろん、人目に触れる仕事をしてる人とかは、自分の外見のメンテナンスも仕事のうちだけど、あの年齢で人前に出る仕事をしているとは考えにくい。 純粋に、自分の飽くなき美への追求で通院していると考えるのが自然かと。
正直、80に手が届こうとしているか届いているか というお肌で、今更シワがちょっと薄くなってシミがちょっと薄くなったくらいでなんの意味があるのかと思うけど、私も若い人から見れば「今更おばさんがなにを無駄な事を」と思われるんだろう。 いくつになっても女は女なんだなぁと。
そういえはいつもきちんと化粧して香水までしておしゃれしてた80代のご婦人がいたなぁ。 「ダイエットに成功して2キロ痩せたの」なんて、嬉しそうに話して下さって。 華やかな服を着てとても可愛らしかった。
やっぱりいくつになっても女性らしさを忘れないって大事なんだなぁ。
そんな可愛い老婦人になりたいものだなぁと。 美容にお金をかける経済的余裕がある老後という問題も含めつつ、考えたのでした。
暁
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