凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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一人大晦日。 朝、しっかり六時に目が覚めた。 昨日は五時半起きで、寝たのは二時だというのに。 自分の体内時計が憎い。
さて、小掃除を、とトイレをごそごそ。 洗面所をごそごそ。 ラスボスの台所の換気扇は今日も見て見ぬふりをしてしまった。 年が開けたらなんとかせねば。
結局年賀状も年内に書かなかった。 基本、子供の写真入り年賀状をくれる人にはこちらも子供の写真入りを、 そうでない人には普通の年賀状を送っている。 相手の価値観に合わせてということで。
しかし今年はXPのサポート終了ということで、フルに働いてもらっていたデスクトップPCが廃棄処分となってしまった。 タイミング良くと言うか悪くというか、壊れてしまったのだ。 夫は「ちょうどXP使えなくなるしもういいじゃんこれ」ということで、LINAXだかなんだかのノートPCと、アイが使っているWindows8がのったノートPCがあるからこれで充分だし、という話になった。
まぁいいか別に。ネットもスマホで見られるから特に不都合はないし。 なんて、私も思っていたけれど、この年末になって大問題発見。 デジカメで撮ってPCに保管していた写真が全部消えてしまった事にやっと気がついた。 ここにきてって感じではある。 スマホでも撮れるけれど、ズームとかはやっぱりデジカメでないとダメで。 スマホって自撮りとか、接写向け。
あぁ「来年の年賀状はこれにしよう」と思っていた春休みの旅行の写真が一枚もない。 スマホでも撮ってない。 ビデオには撮ってるけど、ビデオ画面から静止画取り込んで…と考えたら面倒くさくていやになった。
仕方ないのでスマホ内のファミレスで撮ったふざけたスナップ写真でごまかすことに。 あぁせっかく観光地の有名神社で撮った写真があったのにー
天気予報は的中して、昼間から真っ暗になり、台風のような風雨になった。 すごい。大晦日に激しい雷。新鮮。
これ以上天気が悪くなる前に、とスーパーへ。 やっぱり刺身も寿司もとんでもない量ととんでもない価格。 しかたがないのでネギトロ巻と焼き鳥パックをかごへ。 年越しそばも食べなきゃ…ととりあえずそばとそばつゆ、カットネギを購入。 包丁すらつかう気がない。見事な怠惰ぶり。
テレビでオフのスポーツ選手の特番とか眺めつつ、紅白を眺める。 明菜を見るまで寝ないぞ。 ってか、紅白を初めからずっとテレビの前で眺めるって初めてかも。 いつだったかは進撃の巨人が出るって子供たちが騒いでいたけど、今年は妖怪なんとかだった。 ぴかちゅうの時代はついに終わったね。 ってか、妖怪もポケモンみたいに進化するって知らなかったよ。
久しぶりにテレビの画面で歌う明菜を見た。 動いていた。良かった。泣かなかったし。思ったより歌えてたし。 感極まって泣いて歌えなくなるのかな、と思っていたので。
年もあけて、さて、近所の神社にでも初詣に行こうかな…と思ったけれど あまりにも外気と室内の温度差がありすぎて、こんなんで脳溢血でも起こしたらしゃれにならない…と外出断念。 途中とか、帰宅直後とかに血管切れて倒れても、今年は誰も発見者がいないわけだから、ちょっと慎重にしていないと。
そんなこんなで、だらだらと過ごした大晦日。 あぁ誰の世話もしなくていいってなんて気楽。 人と暮らすのってやっぱりストレスかかえて生きていくことなんだな。 家族といてもストレスたまるのって私だけ?
昨日早朝の高速バスで出発した夫と子供たち。 バスセンターまで見送りに行こうと思っていたのに、「じゃ、いってきまーす」と玄関先でお別れになった。 「駅まで送ろうか?」と言うと「今からなら●時の電車に間に合うから大丈夫」と言われた。 うーむ。ちょっと拍子抜け。 バスセンターは街中にあるから、お見送りした後、年末の都会を体験してみようかなぁと思ってたんだけど。 でもバスを見送ってからお店が開くまで2時間半程の時間をどう潰せばいいか思いつかないままだったのでまぁいいか。 多分その2時間半の間で疲れてしまいそうだったし。
そう、疲れやすい。とても。これも更年期? ちょっと近所のホームセンターに大掃除用品を買いに行っただけで歩き疲れてしまって。 運動不足なんだか歳のせいなんだかあれこれで体力落ちてるせいなんだか。 全部のせいなんだろうけど。うん。
で、洗濯機三回回して洗濯物干して、お風呂の小掃除をして、台所をちょっと片付けたらもうなんかやる気無くなってしまって。
ソファーに寝転んでYoutubeをだらだら見てて、こっくりさんのアニメを全12話、はしょりながら見た。 あとは年末一挙再放送している連ドラを眺めて。 そしたらもう夕方。 結局朝は子供たちが食べ残してったおにぎり一個食べて お昼は子供の買い置きおやつのクッキー一箱完食して なんか意地で料理はしないぞって気分。
夕飯、普段食べられないものを食べよう!と近所へ買い物。 ずっと食べたかった生クリームたっぷりのいちごショートケーキをまず買いに行った。
クリスマス、子供たちはケーキやさんの「いちごタルト」のクリスマスケーキを食べたがって、それを買ったんだけれど、なんか自分の中で、「クリスマスのケーキは白い生クリームたっぷりのいちごが乗ってサンタさんの人形が乗ってるふわふわスポンジケーキ」というのが刻み込まれている事実に気がついた。 心が猛烈に「生クリームとふわふわスポンジケーキのいちごが乗ったケーキ」を食べたがるのだ。 えーすごいなんだこれ。どこでどう刷り込まれてしまったんだろう? こどもの頃のケーキはパリパリのチョコがコーティングされて茶色のバタークリームでデコレーションされたヤ●ザキかどっかの大量生産ケーキがいいとこだったのに。 アイが生まれてから、毎年スポンジケーキを焼いて、生クリームといちごでアイにデコレーションさせてたけど、その頃からの蓄積? うわぁだとしたらもう自分の子供の頃の記憶というか、感情は、親になってからのそれで上書き消去されちゃったわけかぁ。 なんだかなぁ。
あれこれ思いつつ、一個だけいちごショートを購入。 ケーキをワンピースだけ購入って初めてかも? 自分のためにケーキ、なんてあんまり買った事ない気がするし、たいがいケーキって誰かと食べる時に買う気がする。 なんかすごく、なんというか、不思議な感覚。
さて、食べたいものは決まってる。 スーパーで夕方、値引きされているであろうお刺身か、お寿司。 生物嫌いな子供がいると買わないもの。
ところがスーパーの鮮魚コーナーも惣菜コーナーも、すでにお正月用になっており、量が半端ない。 お惣菜もオードブルとか、刺身も小さいパックじゃなくて盛り合わせになっている。 食べきれないって。てか、お寿司も、食べられないネタがあるから一人じゃ捨てるのが出てくる。 それはもったいない。 盛り合わせオードブル…も、一人じゃ食べきれそうにない。
そっかぁ一人ですごす年末ってこうなんだなぁ。 少量販売のものが少なくなるんだ。そっか。
そっか。一人で暮らすってこんな感じか。 洗濯も毎日しなくていいんだ。 食事も、どうでもいいかんじ。 うっかりいつもどおりにお米を3合炊いちゃったから、あれをどうにかしないといけないし。 お茶漬けでいいか。
外食すればいいんだろうけど、一人で食べる食事にそんなにお金を払う気にもなれない。 基本、食べものは胃袋に入って空腹を満たせればなんでもいい。 って、それじゃさっきのケーキはなんだって。 お刺身は。お寿司は。
そっか、それは「食べたい」じゃなくて、「年末年始に食べる食べ物」としてインプットされているものなんだ。 だって今日は年越しそばを買わなきゃって思っているもの。 食べたい、じゃなくて、大晦日だから買わなきゃ、って。 買って、食べて、胃袋に収めたら満足するんだろう。 「食べる」ってそういう事だったっけ? いつも家族の食べるものを考えて、自分が食べたいものを考えた事がなかったからか、改めて自分が食べたいもの、として考えると、分からなくなってきて混乱している。
一人になると、いろいろ細かい事を考えるもんだなぁ。
暁
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