凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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年末、アユムの習い事の地区大会があった。 入会して2ヶ月で大会って。無理すぎ。 しかも競技人口が少ない種目なので、県大会とかは当然無く、いきなり県対抗。 アユムが入会したサークルもうちの県で唯一のサークルだし、どこも各県にひとつしかない感じなんだろう。
当日は選手のお姉さん達がテキパキアユム達初心者への準備も整えてくれて、会場のスタッフも選手の保護者の皆さんが引き受けてあれこれ進行していた。 うちを含め入会したての素人三人は今回はすべて免除。 お客様みたく、というか、慌しく動き回る関係者を眺めながら所在無げに…なんてことなく、ここは甘えさせていただいて、思う存分、我が子のビデオ撮影に励ませてもらった。 すみません。 スタッフになってるってことは、我が子の出番は満足に見られないわけだよなぁ。 ううん、本当に選手になると大変だ…と思っていたら、初心者は最初の一つ目の種目に出ただけで終わり。 選手の皆さんは、その後の全種目合計4回出場していた。 うわぁ大変すぎ。 ちなみにうちのサークル、選手コースは「目指せ東京オリンピック」が合言葉。 実際オリンピックレベルの選手がいて、今回の大会も、その子が賞は総なめだった。
未知の世界だけど面白いなぁ…なんて、のんびり気分でいいのかうち。 なんて思うけど、そこは最初に確認して入会したからいいか。 「選手まで目指そうとは思わないのですが」と最初に言ったもの。 「初心者コースだけで卒業する子もいますのでそこは大丈夫です」と言われたし。
それでもアユムは大会がとても楽しかったそうで、「自主練する」と家でもストレッチをしたりするようになった。 でも週1の初心者コースから練習日が多いコースに変わる気はないそうだ。 微妙な子供心だなぁ。 次回の大会は今年の秋。 今回の大会は初心者三人はレベルが皆さんより低すぎて、3人組で参加したけど、秋は練習日が多いコースの子達と一緒に参加できるレベルまで持っていきたいそうだ。 でも練習日は増やさないんだね。 ちょっと甘くないかそれ。
悩むなぁ。
夫と子供達が帰ってきた1月2日。
アユムが初潮を迎えた。 小5の冬か。 ちょっと早い方? でもアユムの体格からするとこんな感じだろう。 ここ数ヶ月、一気に背が伸びたし、体つきも丸みを帯びてきた。 そろそろだろうな、とは思っていたけど。
なんかちょっとさびしいなぁ。 もううちにこどもはいないんだなぁ。 これから違う子育ての悩みが出てくるわけだなぁ。
アユムは「ずっとあるの?」 「めんどくさいなぁ」と愚痴るもまんざらでもなさそう。 あぁなんかわかるかな。 なんかちょっと誇らしい感じなんだよね。 友達より先に大人になったんだって感じ。
お赤飯を炊いて、ケーキでお祝い。 「おめでとう」と言うとアユムは無言で照れる。 初潮がちょっと精神的にショックだったって人の話も聞く。 私は何ヶ月も親に言えなかった。 アイもアユムも、その場で教えてくれて、お赤飯とケーキでお祝いしてなるべく明るい記憶になるように意識している。 幸い、アイはちゃんと覚えているようで、その時期になると、「この時期だったんだよねぇ」と自分から話をふる。 良かった。なんかいい感じの思い出になってる感じ。 アユムもそうだといいな。 「家族皆がおめでとうって言ってお祝いしてくれた」って嬉しい思い出になれば。
新年明けましておめでとう。 アユムの新しい年がスタートしたわけだ。 これからいろいろねんどくさいことだらけだけど、女だから仕方ない。 女としてのこれからの人生も頑張ってください。
暁
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