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2005年09月03日(土) |
またしてもアレルギー |
金曜日の朝早くからのレッスンの後、ピアニストとランチをしたり、生徒たちもたくさん教えたせいか、おもいきり疲れてしまいました。大学院がある日は毎日がこんな具合だったので、疲れてしまうのは当然のこと…と過去を振り返ってみたりしました。
今日はふたりお休みがあったので、少し楽ではありましたが、その分のエネルギーを結局別の生徒たちへつかってしまって、教え終わった後にはぐったりとしてしまいました。身体を動かすことと、気分転換を目的に夕方に少し散歩にでましたが、したことといえばもうそれだけ。
そういえば、朝起きると、昨日使ってしまったあるメーカーのUVプロテクションクリームへのアレルギーがでてしまって、またしても唇が腫れ、首も真っ赤になってしまっていました。大抵、これらの炎症が治まるまで一ヶ月以上かかるので、日常生活に支障はないとはいえ、気分は憂鬱です。こちらのクリーム、以前にも使って同じことが起こったので、きっぱりと使用中止すればよいものを、あのときは体調のせいでそうなったのかも。最近は調子もいいので問題なく使えるかもしれない。などと思って少しだけ腕と首に使用してしまったのです。反省…。
2005年09月02日(金) |
レッスン(バッハ、ベートーベン、ブラームス) |
ソナタのレッスン。昨日はこのことを考えると緊張と興奮が入り混じってなんとなく気持ちが落ち着かず、眠りにつくのも遅くなってしまいました。たかがレッスン、されどレッスン。私はレッスンも聴衆(この場合は聴衆=先生)を前にした演奏と捕らえているので、初めての曲を弾くときにはとくに多少の緊張感があります。ある意味では演奏会前の緊張を体感できる機会でもあるので、それは悪いことではないと自分に言い聞かせています。
さて、レッスンは9時半から。昨晩は腕に痛みがあったので、いつもならば1時間くらい前からウォームアップ、練習などを始めるのですが、今日は9時に学校に着き、楽器に触れるのは30分だけにしておきました。
ピアニストは遠くに住んでいることもあり、交通渋滞が読めないので、少し遅れていました。なのでその間少しだけバッハ(無伴奏ソナタ)を聴いていただきました。今回、とくに気をつけたのは音色。私にとっては神への祈りともいえる音楽を表現するために選ぶ音色、数小節弾いただけで先生が「この間よりもずっと良いですね」と微笑んで言ってくださいました。嬉しい…。「音色はそれでよいので、今度は弓の都合で余計な時間をとったりしないように」というアドバイスを頂きました。
無伴奏ソナタを演奏する上で、必ず問題になるのは弓づかい。バッハのManuscriptは残っていても、その専門分野の方々、つまり、古楽器を使用した演奏を聴いても、どなたも原典通りの弓づかいは使用していません。初めてバッハを勉強したとき、私は原典とおりの弓使いを使用しましたが、今回は、
Joel Lester - Bach's works for solo violin: style, structure, performance. 1999, Oxford University Press
を参考に、また以前に演奏させていただいた古楽器奏者のマスタークラスでのアドバイスを念頭に、基本的にはバッハの原典を、ただし、大きなCadenceと大切なアライバルポイントはダウンボウで表現できるように、自分の音楽性のもとに調整する、という風に取り組んでいます。
さて、今日のレッスンのメインであるソナタはというと、ベートーベン(1番1楽章)ではアンサンブルがまだTightでない部分が少々、フレーズがクリアでない部分が少々、”brio"のキャラクターをもっともっと出すこと、ブラームスではまずピアニストがまずもう少しComfortableに弾けること(今日のレッスンは朝早かったからか、彼女の調子がいまひとつだったのです…)、などが課題として挙げられました。
とても充実したレッスンを受けられ、またクリアな指針ができて、すがすがしい気持ちでレッスンを終えました。
その後、ピアニストと一緒にゆっくりランチにでかけました。レッスンのことを振り返ったりはしませんでしたが、気分転換にいろいろなことを話せてとても楽しい時間を過ごすことができました。
帰宅する頃になると、また腕が痛みはじめました。とにかく、今日はもう弾かず、アイスで冷やすことに。
いつもの通り、午前中はソナタのリハーサル。 帰宅後録音を聞いてみると、大分かたちになってきているように思い、少し嬉しくなりました。約一ヶ月間自分たちだけでリハーサルを重ねてきましたが、今週の金曜日には先生に聴いていただくことができ、アドバイスがいただける予定です。とても楽しみという気持ちと同時に、一体どんな注意を受けるのか、自分たちだけでは充分に着目できなかった点はどんなことなのか、気になるところです。
お昼にはミサへ。夫も引っ張っていって二人で参列。8月なのにこんなに混んでいる…と夫は少し驚いた様子でした。
その後、健康食品、オーガニックフードなどを扱うお店へ。必要なものを買っただけなのに、100ドル近くになってしまい驚きました。でも、このお店にくるといつもこうなのです。
遅いランチはハンバーガー。同じモール内によく利用するフィッシュタコスのお店もあったのですが、今日はちょっと違うものを食したい、となぜかその話題になったときにすぐ目の前にあったお店に入ってしまいました。レストランと思いきや、ファーストフードのような感じ。久しぶりのハンバーガーです。
お腹が一杯になったので、少し歩きたくなり、近くの湖の周りを散歩することを提案したのですが、夫は仕事がしたいから早く帰ろう、とのこと。散歩は諦めるので、その代わりに、また目の前にあったスポーツ用品店を少しみて回っていい?と一緒に店内を散策。最近はスポーツウエアもとても素敵なものがあり、目を惹かれました。普段は目にしないものをいろいろとみて、とても新鮮でした。結局、体脂肪計とPilatis Bodyband kit(ビデオつき)を購入。これにて、私のエクササイズもより充実しそうな予感です。
夕食は軽く、スープとサラダ。でも、これは夫にだけ。私はお昼に頂いた1/3poundのハンバーガーのおかげで、空腹感がなかったので、オーガニックの野菜ジュースをコップ一杯頂きました。
日曜日の楽しみ、日本語ドラマの字幕放送を夫と見て、10時半頃にはもううとうととしてきてしまいました。
最近自宅にてですが、私のエクササイズはとても充実しています。今のところ手持ちのヨガ、バランスボールのエクササイズを好きなときにしているだけなのですが、それだけでもかなりすっきりとします。
ここ3、4日、楽器の練習はきちんとしているのにもかかわらず、エクササイズをさぼっていたので、今日、教え終わったときにはどうも首、背中の調子が悪く、血流が滞っているというか、凝っているというか、とにかくどこかすっきりしない状態が続いていました。おまけに、また左腕にも痛みがでてきていて、こちらはかなりの不快感があったのです。
少し疲れているし、あまりエクササイズなどしたい気持ちにはなれなかったのですが、とりあえす、ビデオやDVDをセットせずにもできるエクササイズを始めてみると、すぐに背中の凝りのようなものは消えていきました。
夫の仕事を少し手伝った後、今度はDVDをセットしてヨガを始めました。ヨガは見た目は簡単そうですが、実際にしてみるとかなりの運動量です。まだDVDにおさめられている全てのものをこなすことすらできないのですが、やはり終わった後はかなりの爽快感をもたらしてくれました。と同時に左腕の痛みが少し軽減しているようなところがあり、少し驚きました。
もしかしたら、この左腕の痛みは背中の筋肉の状態と強い関係があり、背中があまりに張っていたり、余計なテンションがある場合にはそれが左腕に流れてくるのかもしれない、とふと思いました。もちろん、これは定かなことではありませんが、やはり身体を常にしなやかに保つということはとても大切なことのように思いましたので、今後は少なくとも1日おきくらいにはなんらかのエクササイズをしなければ、と思っています。
2005年08月14日(日) |
クラフトストア/リハーサル |
午前中に1時間だけ練習。今日はリハーサルもあるので、とにかく弾きすぎないようにと自分に言い聞かせていました。
お昼からはクラフトストアに出かけ、リボンとジッパーを購入。手持ちのお洋服で気に入っているけれど、少々流行遅れの形のために最近着ていないもの、もしくは流行の形なのだけれど、私のテイストには少し合わない、といったものに少し手を加え、より使いやすく、着回しがきくようにしてみたい、と思ってのこと。出向いたクラフトストアは決して大きなお店ではないので、品揃えも多いとはいけないけれど、造花やキャンドル、布、毛糸など、最近目にしていなかった色とりどりの品が並べられていて、とても良い気分転換になりました。香りもそうですが、色にもかなりいろいろな効果があるように思います。
途中教会に立ち寄り、帰宅。遅い昼食をとり、今度はリハーサルへ。今日のリハーサルは初めてブラームスに取り組みました。ピアノのパートが大変なので、少しゆっくりのテンポでメトロノームを使って弾いてみました。ブラームス特有のThree against twoがいろいろなところに出てきて、また、一人で練習していては気がつかないこともいくつか浮上し、とても有意義なリハーサルができました。2楽章もひとつ心配していたところがあったのですが、これは私の過敏になりすぎていただけ、ということがわかりました。ベートーベンは問題の部分だけを一緒に練習。ベートーベンはリズムも音の並びもシンプルなので、ごまかしがききません。3楽章を通してみましたが、「かちっと」した印象にならず、まだまだこれからです。でも、有意義なリハーサルはとてもすがすがしい気持ちをもたらしてくれました。
2005年08月12日(金) |
手作りの歯磨き粉:重曹とオレガノ |
最近、夫が歯磨き粉を作ってくれました。重曹とオレガノオイルを混ぜただけのものですが、これが、なかなか良いような気がしています。
最初はちょっと抵抗があったのですが、勇気をもって一度使用してみると、磨き終わったあとには歯がつるつるしているのがわかりますし、かおりも決して悪くありません。
オレガノオイルはかなりがかなり強力ですし、皮膚を刺激したりすることもあるようなので、重曹と混ぜるときの分量に気をつけなければなりませんが(決して多すぎないように)、殺菌、殺ウイルス効果もありますので歯磨きには適しているように思います。
もう2週間くらい使ってみていますが問題はないので、ご興味のある方は是非お試しください。
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ひとりの生徒が私とのレッスンに慣れてきて、最近はかなり自我をだすようになってきてくれています。それは悪いことでありませんが、ある意味では問題児と化しつつあるともいえそうです。
いちばんの懸念はすぐに「I cannot do it!!!」と叫んでしまうこと。ちいさな問題に対しても、向かい合わず、考えず、逃げようとしてしまう姿勢。そういう部分においての軌道修正を私が図ろうとすると、彼はすぐに反発し、大きな声をだしてしまいます。
楽器が弾けなくても生きていくことはできますが、目の前の小さなハードルから目をそらし、常に逃げようとしてしまう姿勢では、どんな分野を専門にするにしても、今後が危ぶまれるような、そんな気がしてしまいます。
このような生徒とのレッスンはとても大変な労力を必要としますが、決して諦めず、彼の今後を根気よく見守っていこうと思います。
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