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2006年01月12日(木) |
演奏会2日目:Delius,Elgar,Tchaikovsky |
昨日と同じプログラムでの演奏会:
Delius - The Walk to the Paradise Garden, Intermezzo from A Village Romeo and Juliet Elgar - Violin Concerto in B minor, op.61 Pinchas Zukerman, violin
***intermission***
Tchaikovsky - Symphony No. 2 in C minor, op. 17 "Little Russian"
今日の演奏会はラジオ放送されるとのことで、夫に録音をお願いしていたのですが、彼が忘れてしまってかなわず。残念でした。
かなり一生懸命準備をしていたので、今日にはこれらの曲を弾くのにちょっと飽きるくらいの気持ちがでてきました。ちょっとやりすぎたのかもしれません。(笑)でも、自分では本当に良い状態で演奏会に望めたと思うので、とても喜んでいます。次回の演奏会は2月初旬。明日からもうそのことを考えはじめたいと思います。
そういえば、つい最近、私の住むところに一番近い、アメリカきっての大都市で活動を続けるメジャーオーケストラのオーディションがあると聞きました。今、お世話になっているオーケストラ団員で以前にもオーディション準備のlときに少し聞いていただいた先生にそのことをお話すると、「絶対に受けたほうがいいよ」とのこと。もちろん、このオーケストラは何百人も世界中からオーディションを受けにやってくるようなオーケストラなので、第一次審査はResume。私の感覚で言うと、多分プロのオーケストラで弾いている技量がある人以上でないとオーディションに来てほしくない、というレベルでは、と思っているので、今の私のこの中途半端な状況がどうとられるかはなぞです。でも、私がしたいことは、この機会に向かってとりあえずExcerptsの勉強を始めること。いろいろなExcerptsがあるなか、漠然と多くのレパートリーを練習しても集中できません。ある程度的をしぼって練習するには、やはりどこかのオーディションリストからはじめるのが一番だと思うのです。先生に「このオーケストラで使用するボーイングなどで練習を始めたいので、ご迷惑でなければ楽譜を貸していただけませんか?」と勇気が要ったのですが、相談すると、すぐに快く「いいわよ」と言って、今日その楽譜を持ってきてくださいました。とてもうれしかったです。少しづつこちらの練習もしていきましょう。
2006年01月11日(水) |
演奏会1日目:Delius,Elgar,Tchaikovsky |
演奏会初日。プログラムは:
Delius - The Walk to the Paradise Garden, Intermezzo from A Village Romeo and Juliet Elgar - Violin Concerto in B minor, op.61 Pinchas Zukerman, violin
***intermission***
Tchaikovsky - Symphony No. 2 in C minor, op. 17 "Little Russian"
お仕事をいただくようになってからこれまでで一番よく準備ができた演奏会でした。私は正式なメンバーではないので、いつもチケットをいただけるわけではないのですが、幸いに昨日今回のチケットをいただくことができ、夫が来てくれ、気をきかせて私のためにZukermanさんのサインをもらってくれました。
もちろん、めだまの協奏曲もすばらしかったけれど、チャイコフスキーも良かったよと夫は言ってくれました。聞くところによると、私の先生も会場にいらしていたとのこと。先生は最近録音の準備をされており、とてもとてもお忙しいのですが、お友達の誘われたようでその合間を縫って、前半だけ聴きにいらしたそうです。先生とZukermanさんは一時同じ先生のもとで勉強されていて、先生は彼のことをUniqueな存在として尊敬の念を持って遠くからご覧になっているようでした。
とにかく私としては、きちんと準備をし、余裕をもって臨めた演奏会にとても満足しています。
今日から来週の演奏会に向けてのリハーサルが始まりました。リハーサルは午前中。シーティングを確認すると、初めてレギュラーメンバーの方と座れることになっていました。うれしい気持ちと同時に、ちょっと緊張も走りました。でも、準備はきちんとしてきたつもり。
リハーサル前、みなさん新年のあいさつを交わしながら席につき、ちょっとしたアナウンスメントもあり。そんななか、指揮者がおいででない…?指揮者の方がいないのに、リハーサルが始まるの?と思いきや、今回はゲストコンダクターとのこと。懸命に準備をしてきたのに、S氏とできないのはなんだか残念なような気がしました。でも、気を取り直して音楽に集中しなければ。
そう。今回の目標は「音楽に集中し、ベストを尽くすこと」。これまでもこのオーケストラと何度か仕事をさせていただきましたが、プロの大人の集まりなのにもかかわらず、なんだか意地悪を言われたり、と同時に私自身もなれておらず、このオーケストラのなかでどのような演奏をするべきなのか、戸惑いもありました。けれども、今回は学校も終わっているためにきちんと準備をする時間がとれたので、とにかく、音楽に集中し、良いリハーサルを重ね、ベストを尽くそう、そう思っていました。
リハーサルが始まると、すぐに、周囲は私ほど準備ができていないことに気がつきました。クリスマスブレイクにNew Year、とホリデーが続いたので、きっとみなさんもプライベートで忙しくされていたのでしょう。でも、私はグループのなかからはみ出ない程度に私のペースで真摯にリハーサルに臨みました。
きちんと準備ができていると、いつものことですが、リハーサルはとても短く感じられます。
リハーサルが終わると、良いリハーサルができた満足感を味わい、初日の緊張感からも開放され、帰路に立ちました。帰宅後は生徒たちへのレッスン。
新たな一年が始まりました。
まずは教会へ。今年は夫の体調が悪くクリスマスのミサへは行かなかったので、少し久しぶりになってしまったのですが、やはり久しぶりになってしまうと、そこで奏でられる音楽がより強く胸に響き、感慨を覚えます。
その後、少しコーヒーでも、と夫と一緒に近所のモールまで出向くと、驚いたことに多くのお店が営業中でした。1月1日というのはこちらでも大きなホリデーで、どこのお店もお休みで街中閑散とするのが常だったように記憶しているのですが、今年はどうもそうではないようです。
Diedrich Coffeeでいつもより大きなカップでカフェオレを、そしてシナモンツイストを夫と分け合いました。クリスマス前にDiedrichに来たときに、ポインセチアのデザインのマグカップが売られていて、直感的に惹かれたのにもかかわらず、いつもの調子でそのときは見送ってしまったので、こちらで手に入るかも…と探してみましたが、やはりありませんでした。残念。ただ、色違いの同じようなデザインのものがひとつだけ残っていたので、それは買いました。
その後、同じモール内の小さな規模のデパートへ足を向けました。1月はセールの時期で、そこでもお店をあげてセール中でした。黒と茶のローファーのデザインだけれどもかかとがある程度高くなっている靴を色違いで2足、そして、以前から着てみたいと思っていたパーカーこちらも薄いグレーとベージュのものを色違いで2着、買ってみました。夫もジーンズとTシャツを何枚か。
Diedrichのマグが頭から離れず、結局、車を走らせもう一軒別のところにも行ってみたのですが、やはりありませんでした。
帰宅後は早速パーカーに着替え、練習です。パーカーはこれまで着たことがなく、最近とても興味を持っていたのですが、なかなか温かく、楽な着心地で気にいりました。自宅ですごすときにはとてもよさそうです。
夜になってようやくお雑煮とおせち料理をいただきました。やはり多少でも風情のある食をいただくと、季節感が深まります。(2006.1.5)
午前中に用事がないと、なんだか少しだらけてしまってあまり時間を有効に使えないのがたまにきず。今日もシャワーだの、PCに向かったり、簡単なお掃除をしたり、雑用の電話をかけたり、などとちょこちょこと動いている間にすぐにお昼になってしまいました。
最後の演奏の仕事を終えて約10日。いまだにゆったりしたペースにはなれない自分がいます。今日は生徒が来る、と思うだけで、心臓の鼓動が速まったり、肩の筋肉にたくさんの緊張を感じたり、と交感神経、副交感神経のバランスが崩れているのでは、と思うような症状があらわれていることに気がつきました。演奏の機会があるとそれに向けて叙々に練習量を増やしていくのと同じように、演奏後も身体に身についたペースを緩めていくのに少し時間がかかりそうです。
今日は教える生徒の数も少なかったので、いつもよりも少し夕食には手をかけてみました。買ってあった大根、にんじん、などの野菜とオーガニックのチキンを一緒に煮てみました。最初に大根を、そして、チキンを調理し始めたのですが、だしで煮ただけで、とてもおいしいスープがでてきて気持ちが高ぶるようでした。このような「おいしい!」に出会える機会はそうないような気がします。その後、にんじん、調理済みのさやいんげん、しいたけなどを加え、煮物が完成しました。今日はそれをメインに、白いごはんにお味噌汁、そしてえびのボイル、野菜サラダ、ととても充実した食卓になりました。
ひとつ残念だったのは、一緒に食事をする予定だった夫を電話にとられてしまったこと。一緒にいただけたらもっとおいしかったのに…。
今日は午前10時半から教え始めました。2時間前にはアラームをセットしておいたつもりだったのですが、なぜかまったく聞こえず、9時半起床となってしまいました。特別な教材が必要な生徒があるので、今朝それを手作りしようかとも思っていたのですが、寝坊をしたのでそれはかないませんでした。教材づくりができなかったので、レッスンがうまく運ぶかどうか、少し気になりましたが、と同時に私も昨日、今日、教え始めたわけではないので、レッスンの段取りの変換はすぐにすることができ、生徒からも「これ、おもしろかった」などというコメントがでてきました。
1時まで教えて、軽く昼食をとると、今日は予約を入れていたヘアカットに行きました。もう大分前になりますが、この方にお願いをしてとても仕上がりが気に入ったのですが、彼女はとても人気があるようで、早めに予約を入れないとお願いできないような状態なので、私が忙しいときにはほかのところへ行ったりして今日まで至ってしまいました。もう6ヶ月から8ヶ月経っていたにも関わらず、前回お話したことなども覚えていてくださって、とても驚きましたし、プロでいらっしゃるのだな、と感じました。
その後、一度帰宅し、郵便局へ行ったり、生徒にプレゼントするための楽譜を求めに行ったり、といくつか雑用を済ませました。
今日は腕の痛みを感じる一日でもありました。昨日は一日自宅で過ごしたので、また少し練習をしすぎてしまったようです。リサイタルの後は腕のこともそれほど気にすることなくお風呂やマッサージを怠っているので、そのつけがまわってきたのかしら、と思います。今日は練習はせずに夜はゆっくりとくつろぐ予定です。
2005年12月19日(月) |
練習での気づき、友人の訪問 |
今日はなんだかいまひとつ落ち着かない一日でした。午後になってようやく練習をはじめ、結局、3時間半くらい費やしてしまったような気がします。
次の演奏会の準備、ベートーベン、イザイ、サンサーンス、ブラームスの協奏曲、エクサープツなど少しづつ、いろいろなものに時間をかけてみました。ひとつ気がついたのは、ブラームスの協奏曲をさらったときに、以前に比べるとかなり楽に弾けるようになっている自分がいること。そして、それでもまだ左腕に力が入ってしまうことがある、ということ。弾いていると左腕の手首に近いあたりの筋肉がなんとなく内側に向かって収縮しているような感覚を覚えることがあるのです。もちろん、それに気がついたときにはその筋肉をオープンにするようにするのですが、そのような状態のなかよく弾いていたな、と今になって思います。
夕方から教え始め、その後、友人が遊びに来てくれたので、一緒に夕食をとりました。私の手製の野菜入りおうどんです。おいしい、とたくさん食べてくれました。彼女は昨日日本から帰ってきたばかりだというのに、時差もあまり感じないようでとても元気です。もう過ぎているのですが、私の誕生日も覚えていてくれて、以前になくしたものの代わりに、とお財布をプレゼントしてくれました。とてもうれしく思いました。ありがとう。
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