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しもさんの「気になる一言」
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2021年03月26日(金)
自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがする

作家・高橋源一郎さんは、明治学院大学・高橋ゼミの方針は何かと問われ、
こう答えた・・こんな記事が、インターネットで目に止まった。
「誰かを論破しようとしている時の人間の顔つきは」と話し始めて、
「自分の正しさに酔ってるみたいで、すごく卑しい感じがするから」と。
うんうん・・・とクレーマーを思い出しながら、メモをした。
氏の答えは「論破禁止」だったようだ。
そもそも対話は、相手の主張を論破することが目的ではないし、
そうあって欲しくない。
相手に敬意を持ち、傾聴の姿勢が大切とする対話が大切なのに、
最初から敵対心剥き出しでは、話をする気にもならないから、
本人は、論破した気になっているけれど、実は、議論にもなっていない。
大きい声を張り上げ、相手が尻込みするのをドヤ顔で眺める、
そんなシーンは、今までに何度も経験してきたから、わかる。
思い込みも激しく、自分だけが正しい・・と思うからこそ、
顔が卑しく感じてしまう・・という例えは、とてもわかりやすい。
ただ、それをクレーマーに伝える術が見つからない。(汗)
クレーマーは、自分をクレーマーと思っていないしなぁ。



2021年03月25日(木)
育つのを見るのって楽しいよね。

NHKラジオ番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」から。
ゲストは、詩人の伊藤比呂美さん。
テーマ「学ぶって、どんなこと?」だった。
作家の高橋さんも、詩人の伊藤さんも、
この春まで、大学で若い人たちに講義をしていたという。
そんな二人の会話は、雑談のようだけれど、いつも楽しい。
「教育って双方向」、そんなフレーズが飛び出し、
「教育しているつもりが教育してもらっていたり」と笑いながら、
教壇に立っていた思い出を語っていた。
そして、ふたりが、その気持ちわかる・・とラジオの中で意気投合し、
それを聴いていた私も、そうそう・・とメモをしたのが、
「育つのを見るのって楽しいよね。」だった。
これって、まだまだ自分が・・と思っている人にはわからない感覚。
とりわけ人間だけでなく、動物でも、植物でも、同じだから、
年齢を重ねなければ、わからない感覚でもない。
とにかく、時間の経過とともに、自分との関わりの中で、
何か、誰かの成長していく様子を見る、これって本当に楽しいよなぁ。



2021年03月24日(水)
速さがよいこととは思わない

映画「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」
(キム・グエン監督)から。
作品中に「16ミリ秒って何?」「ハミングバードの一回の羽ばたき」
そんな会話があり、気になって調べてみた。
タイトルの「ハミングバード (humming bird, hummingbird) は、
ハチドリの英語名。毎秒約60回の高速ではばたき、
空中で静止するホバリング飛翔を行うことで有名な鳥だ。
1秒を60回で割ると、0.016666・・確かに、16ミリ秒、納得。
さて物語は、カンザス州とNY州、直線距離1600キロに、
光ケーブルを敷き、株取引で儲けようとしたプロジェクトの顛末。
実話を元にしたドラマだと知って、驚かされた。
ほとんどの地権者は、自分の土地の地下をケーブルが通っても気にせず、
予期せぬ臨時収入が入ることで、土地売買にサインをした。
しかし一箇所だけ、断固としてサインしない人たちがいた。
彼らは「皆さんの暮らしを向上させ、繁栄をもたらします」という
説明に「わかっているが興味がない」とバッサリ。
「我々は神に従い素朴に生きる」と理由を答えた後、
超高速など求めないし、金は争いを生む。
速さがよいこととは思わない。
新しい技術により人は疎遠になり孤立する。
だから我々の土地の下に超高速ケーブルなど望まない」と主張する。
速さがビジネスの基本の昨今、この言葉は胸に響いた。
ビジネスに並行して、生活のリズムも速くなり、人生が息苦しい。
「ゆったり」「のんびり」などの単語を耳にすることが減ったから、
私も思う。「速さがよいこととは思わない」と。
ラストシーン、雨が空から降るシーンのスローモーション映像、
そこだけ「ゆっくり」時間が流れた。なるほどなぁ。



2021年03月23日(火)
後になって、できる限りのことをした、と思いたい

62年間の年を重ね、あと数ヶ月で63歳になろうとしている。
年金受給のお知らせが届く年齢になった私は、
「残された人生」という言葉が実感できる年齢でもあるが、
さらに最近、コロナ禍にあって、突然感染、
重篤化で、いつ他界するかもわからない時代だからこそ、
生き方について、真剣に考える時間が増えた気がする。
今の時点で感じていることは、
「後になって、できる限りのことをした、と思いたい」
ありふれたことなのかもしれないが、これに尽きる。
心身ともに動けるのは、(たぶん)あと僅かだから、
動けなくなった時に、後悔だけはしたくない。
もっと具体的に言うと、総論、一般論ではなく、
「自分で体験したこと、目で見たことを、伝えていきたい」
そう思うようになっている。
もちろん、私なんかにできることは限られているけれど、
自己満足でもいいから「できる限りのことをした」、
毎日、毎週、毎月、そう言い切れるような時を過ごす、
それには、ちょっとやりたいことに、浮気している暇はない。
「最良」の敵は「良」(一番やりたいことを邪魔しているのは、
やりたくないことではなく、ちょっとやりたいこと)
研修の講師を頼まれると、必ず最初に紹介するフレーズだけど、
この歳になっても、興味関心が多いのはいいことではない、
もう一度、自分の生活に置き換えてみなくちゃなぁ。



2021年03月22日(月)
「Note」は「柿田川情報コントロールセンター」

創業・起業のお手伝いをしていると、必ず「ターゲット」の話になる。
そのターゲットは、大まかなものではなく、
具体的になれば具体的になるほど、こちらの想いが刺さりやすい、
そう理解して、数年間、迷うことなく柿田川の情報発信をしてきた。
柿田川の写真が気になる人は、instagram中心、
動画が気になる人は、You-tubeやFacebook中心、
その他、ホームページやTwitterなど、
こちらが、ターゲットとなるペルソナの生活を想像し、
多くのSNSサイトを(私なりに)使い分けて、情報発信してきた。
しかしながら、あまりに細か過ぎて、発信している私が疲れた。
原因は、毎日の情報発信にばかり気を取られしまい、
大好きな「柿田川」を楽しむ余裕がなくなり、疲れが残る。(汗)
関係資料を読み漁りたいが、時間が足りないことにも気付いた。
ここは「自分が楽しむ」という原点に戻り、
その上で、興味関心がある人に、お裾分け・・を意識したい。
最近「Note」というサイトに、その便利さを実感して、
「柿田川情報コントロールセンター」の役割を与えてみた。
もちろん、全ての情報が網羅できるわけではないけれど、
「Note」を中心に、柿田川情報の一元化を図り、
必要に応じて、シェアしていく。
しばらくは、このスタイルを試行錯誤していこうかなぁ。



2021年03月21日(日)
音楽のあるところは、人が集まってくる

最近、なぜか「音」に関することが、私の周りを賑わせている。
今までは、一番苦手なジャンルだし、詳しい人が多い中で、
変な投稿・コメントはできないぞ・・と構えていたが、
「BGM」をキーワードに、コンサートを企画したり、
「ウグイスの初鳴き」を録音してネットに投稿したりすることで
今までにはない、快感を味わっていることを記しておきたい。
写真や動画など目から入る情報は刺激的だけれど、
目を閉じて、音だけに集中することで、想像が膨らみ、
時には、歌詞、鳥の鳴き声だけで、涙腺が緩むこともある。
たぶんこれは、コロナ禍で「ラジオ中心」の生活になったことが
「音」に触れる機会が増えたんだと思う。
最近感じたことは、人を集めるコンサートでなくても、
「音楽のあるところは、人が集まってくる」ということ。
多くの方の興味関心を惹きつけ、遠くから眺めながらも、
「音」に対して敏感に反応し、リズムをとったり
演奏が終わると、自然と拍手をしたくなる。
人間の偉大な発明の一つに「音楽」がある、というフレーズ、
妙に納得してしまう私がいた。



2021年03月20日(土)
体調管理には、洋便器風の和便器型

久しぶりに、私の呟き。
先日、早朝から胃痛がして、吐き気があり、すぐ病院へ。
熱もなく、症状から「ウィルス性の胃腸炎」と診断され、
処方された薬を飲み、二日ほど安静にしたら、元の元気に戻った。
その時、観察好きに私がしたことは、
自分の体からアウトプットされる「便・尿・嘔吐物」などを、
細かくチェックすることだった。
体調が悪くなってから、快方に向かうまで、
それらの色や硬さ、匂い、どんなものが混ざっているか、
なんてことを、くだらないけれど、気にしていたら、
体調が悪い時とか、薬を大量に飲んだ時の尿の色と匂いなどは、
本当に時間の経過ともに、変化が顕著に現れ、我ながら感動した。
(まぁ、感動するものでもないけれど・・(笑))
その観察ができたのは、私が使用する1階のトイレの、
和便器に洋便器風のプラスチックを被せた簡易なものだったから。
本物の洋便器では、観察したくても、平らには留まらない。
今回の体験で「和便器の洋便器風の改良、予想以上の効果」と
ワンフレーズで残したい。
自分の体のアウトプットに注意を払いたければ、
洋便器風の和便器型だな。(汗)



2021年03月19日(金)
人間関係までは、引き継げない

年度末、各自治体の新年度人事異動が内示され、
新聞紙上を賑わせている。(教職員も・・)
この内示から、3月31日までの間に、後任へ「引継ぎ」をし、
新しい配属先からは「引継ぎ」を受けることになる。
これが、けっこう厄介な事務量となり、年度末を気忙しくさせる。
退職してから2年、風物詩として、後輩たちの作業を見守ることとなるが、
先日、帰宅途中に、ぱったりと後輩に会い、そんな話をした。
人事異動につきものの不平不満は「撒かれたところで咲きなさい」だが、
引継ぎをする際に、一番困ることは、引継ぐ懸案問題の多さではなく、
「人間関係までは、引き継げない」ということで意気投合した。
自分が時間をかけて築いてきた「人間関係・ネットワーク」は、
単なる事務作業ではないため、なかなか文字にできるものではないし、
ツー・カーの関係や、無理にお願いしたり、お願いされる関係は、
また、振り出しに戻ることになり、とても大きな損失になる。
民間企業と違って、業者との癒着などを警戒してからか、
3年・4年を経過すると、異動対象となることも事実だが、
今、これに力を入れているから、このプロジェクトが終わるまでは、
異動させない・・というくらいの強引さが欲しいと思う。
毎年、年度末に感じていた、昇級昇格も含めた「人事異動」の顛末、
第三者的に眺めると、面白いものだなぁ。(ごめん・・(汗))



2021年03月18日(木)
桜は冬の寒さで目覚め、暖かさで蕾が開く

ラジオでは、桜の開花時期が毎日のように報告され、
桜前線が、南から北へと移動していることがイメージできる。
しかし、桜前線の桜は「ソメイヨシノ」の開花なので、
伊豆地域では「河津桜」が多いためか、
もうとっくに、桜を楽しんでしまった感があり、
素直に、春だなぁ、うぁ、桜だ・・という実感がない。(汗)
柿田川公園では「カワヅザクラ」をはじめ「アタミザクラ」
「オオシマザクラ」「カンヒザクラ」「ヤマザクラ」など、
多数の桜が咲き乱れている。
色も濃いピンクから、薄いピンク、さらには「白」に近い色も
公園内で楽しめる。
新年になってから、ウメ、モモ、サクラ・・と、
少しずつずれて色彩豊かに、私を楽しませてくれている。
しかしラジオから流れてきた「サクラ開花情報」で、
「桜は冬の寒さで目覚め、暖かさで蕾が開く」と説明したあと、
全国的に例年よりも相当早い開花にもかかわらず、
「今年は、冬が暖かったから・・」を理由に「色合いが・・」と、
やや寂しげに伝えていた気象予報士が気になった。
花開く前に「寒さ」がないと、スッキリとした開花にならないようだ。
これも「地峡温暖化」の影響なのか、とメモをしたが、
冬が極端に暖かくなったら、目覚める機会がなくなり、
桜が咲かなくなるのかな?って心配もあるよなぁ。



2021年03月17日(水)
俺は君子だろうか?、いや違う

書籍「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
(伊坂幸太郎著・幻冬舎刊・285頁)から。
久しぶりの伊坂幸太郎さんの世界を味わったが、
映画「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を鑑賞後。(汗)
彼らしい、ところどころに散りばめられている伏線が丸見えで、
ちょっとばかり、気が抜けてしまった感じさえした。
ただ、映画には、タイトルの意味が説明されていないが、
書籍では、しっかり定義されていた。
「これが出会いだって、その瞬間に感じるんじゃなくて、
後でね、思い返して、分かるもの。
小さく聞こえてくる、夜の音楽みたいに?
そういえば『小夜曲』ってなかったっけ? モーツァルトの」
僕は言う。「あの超有名な」
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク?」織田由美が言う。
ドイツ語で「ある、小さな、夜の曲」
だから「小夜曲」とはそのまんまじゃないか・・。」
「出会い」=「小夜曲」=「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
この図式がわからないと、なかなか映像だけではわからない。
今回の場合「他力本願」=「自力本願」という仕掛けがいい。
私としては「君子危うきに近寄らず。」と呟いた後、
「俺は君子だろうか?、いや違う」と自問して、
「近寄る」を選択するところが面白かったなぁ。