paranoia kiss
    

毎朝、FMの爆音と共にのんべんだらりと起きる。

なのに、昨日の朝に流れた曲には驚いた。
夢現であの曲が聞きたいと思っていたから。

あまりにもタイムリーで飛び起きた。
そして心臓がばくばくを通り越し、
ごっつんごっつんと鼓動した。

はぐれたときの隙間は 今も埋まらない。

ちょっと悲しくなったけど、
鼓動の打ち方が落ち着いてくるにつれて
普段の朝と変わらない過ごし方をした。

そういうフリをしただけ。

2007年08月10日(金)



今までの人生で最大に落ちていた時。
何をどうやっても這い上がれなくて、
ただひたすらにアルコール摂取に勤しみ、
昼夜問わずに布団に包まっていた。

思考するのにも疲れて、
耳をふさぎ、頭を抱え、小さくなっていた。
所詮、昼といってもこの国だけのお話。
よその国では夜だったりするんだ。
そんな言い訳をしながらずっともぐりこんでいた。

止まない雨はない。という人がいたけれど、
そのときの自分は到底そんな言葉は信じられずに、
長い長い終わりのない闇に放り込まれた気でいた。

何をどうやって這い出たのかさっぱりわからないけど、
気づけば陽の当たるところに出ていた。

多分、それだけの時間が過ぎたんだろう。

今となっては、あの人の顔さえうまく思い出せない。
人間、結構都合のいいようにできている。
忘れる。という能力も備わっていた。

案外、神様も冷たいらしい。

2007年08月07日(火)



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