paranoia kiss
    

もう振り返るな。と君は言う。
何時だって前だけを向いている君らしい台詞だと思う。

君と知り合うずっと前から
此処で戯言を綴っている。
此処がある限り、過去を紐解いてしまうだろう。

振り返っても何もない。と君は言う。
振り返ると何かが此処にはある。

君とも時間を積み重ねているけれど、
それもいつかは過去になってしまうんだ。
だからだから、振り返りつつ前を向くようにするよ。

相変わらず不器用だから
君のいない夜は、振り返りながら、
長い夜に乾杯することに決めた。


2007年08月28日(火)



昼夜で全く違う顔をもっていた頃、
どっちが自分に適しているか考えたことがある。

今になって言えるのは、
両方とも焦って答えを出さなくてよかったということ。
逃げ場のない、
やり場のない感情を持つことを覚えてしまったし、
もっと大変なことがこの世にあると知ってしまった。
知らなくていいことだったのかもしれない。

それでも、あの頃、どちらかを選んでいたら、
きっと逃げ出してしまっていただろう。
時間というものは、
図太くしつこく成長させてくれた。

あの頃の方が、守ってやろう。とか、
そんなことを思ってくれた人は多いんだろうな。

これも、気づかなくてよかったことの1つ。




2007年08月25日(土)



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