paranoia kiss
    

7年前のこの日、何もかもを失った。
言葉を信じることができなかった。

泣いて泣きすがって、相当みっともなかった。
今になって、何故そこまでしたのかよくわからない。

世間で言う、何もかもを手に入れていた自分が好きだったんだろうか。
仕事も恋愛も。
その延長に結婚があって、
間違いなく、添い遂げると思っていた。

あの人のことばかり思い出してしまうのは、
産まないという選択をしたからであって。
もし、順調ならば、ランドセルを選んでいるはずだった。
次の春が来るのが心苦しい。

マイナスの気持ちを反動に。
いつかどこかで出会ったときに、
見返せるように。
そんな汚い心がある。

その汚い心が今の自分を支えている。
へこたれそうになっても、
あの時より苦しいはずがない。
あの時ほど、凹むことはない。

見返すということで支えられていることを改めて知る。

2007年11月07日(水)



久しぶりの達成感。
言い出しっぺの尻すぼみなので、
全く満足感はない。

あの頃、あの人に対して、
これだけの確固たる信念を持っていたら。
結果は少しは変わっていたんだろうか?

2人の気持ちのベクトルが
全く正反対だったから結果は同じだったのかもしれない。

それでも、口に出して言えるようになったのは、
年齢を重ねてずうずうしくなったのか、
本当に強くなったのか。

もうすぐ、付き合いだして、
きっちり振られた日が同じという
忌々しい日がやってくる。

何の予定もなく、また思い出すことになるんだろうか。
夜景の綺麗な公園。

泣いて泣きすがる女にはもうなれない。
あの頃に戻れないのと同じで。

眠れない夜にビール片手に文字を紡ぐのは
あの頃と変わらないけれど。

変わりゆくものと変わらないもの。
ごちゃごちゃとかきまぜて、
ミックスジュースな僕が完成。

2007年10月29日(月)



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