徒然なるままに・・・
翡翠



 

誰からも 返信がないときは
このまま 一生だれにも必要とされることなく
終わってしまうのかと
気が遠くなる。

2003年09月25日(木)



 出せない手紙

秋の夜長に 想い出すのは たった一晩だけ 睦みあったあの人だけ。
今頃は 縁を戻した家族と 笑っているのでしょうか。
もう一年が経つけれど よい思い出だけがスポイルされています。

出会ったタイミングが悪すぎて あなたの子供たちに 引き裂かれてしまったけど
たまには 私のことを思い出してくれているでしょうか。

できることならば もう一度会いたい・・・。
やり直せるものならば もう一度 やり直したい。

まだ 忘れることは できそうにもありません。

どうして こういうことを またつらつら思っているのかというと。
あの人のことを忘れさせていてくれた 存在が
今は 途切れそうだから。
一人にされると つい 想ってしまう。
丁度 一年前。
だから 捨てないで と 一年前には言えなかったことが
今の人には まるで 代わりに言うように つい言ってしまう。
今の人は 彼の代わりでしかない。
彼には言えなかったから 代理として 思いのたけをすべてぶつけて
手を離さないで・・・と。
忘れないで・・・。思い出して。



2003年09月19日(金)



 バレンタインデイ

先週の日曜日。
チョコレートを買いに出かけた。
車でわざわざ2時間もかけて。
その日はいいお天気で 午前中に洗車したばかりの車はピカピカで
すこぶる機嫌がよかった。
3月中旬の陽気で 屋根を開けるには 絶好のお天気。
ここのところずーっと閉めっぱなしだったから
ひさしぶりに風に吹かれて気持ちがいい。
目的地に着いたところで 携帯をチェックすると キザオから 着信。
今どこ、何してるの?
だって。
○○で チョコ買ってる・・・って返事をする。
しばらくぶらぶらして帰ろうと思っていたけど 急に呼び戻される。
ありゃ めずらし。
少しだけ 会いたかったんだけど・・・って
少しだけかよ〜と思いながら それを受け入れずにはいられない。

いつもとは違うところを待ち合わせ場所に指定され そこへ着くと
何ヶ月ぶりになるんだろう。
彼が車から降りてきた。

この人とは たまにしか会わないから
いつも初対面のように緊張してしまって まともに顔が見られない。
買ってきていたチョコを手渡す。
ホテルに持っていって 私も食べるつもりだったのに
彼は置いていくと言う。
まあ しょうがない。
この人には何を言っても無駄だ。
彼のやりたいようにしかしない。
セックスさえも。
私への愛撫はおざなりで すぐ私にさせたがる。
でも久しぶりの彼のモノは ちょっとかわいく思えたりして・・・。
ほぼいつもと同じ手順で抱かれる。
この人は私が演技していることが わかっているのだろうか。
出す声も しぐさも どこかでみたような感じなのに。
でも。
彼に抱かれるのは 嫌いじゃない。
いつもと同じでも。
彼が自分の欲望のはけ口としか考えていなくても。
久しぶりに受け入れると 最初はちょっと軋んだ。
痛っ・・・って言っても 聞き入れてはもらえない。
お構いなしに 彼は入ってくる。
でも そんなことはすぐに慣れる。
潤ってきて 彼にしっかりと抱かれて 突かれるのは嫌いじゃない。
正常位 騎乗位 バック・・・。いつもと同じ。
バックからする時に 彼は違うところに入れようとするけど
それは拒否する。
それだけは聞いてくれる。
今日はちょっと長いな・・・。
腰痛持ちさんなのに 大丈夫かな・・・。
いつもの最後の格好になりながら そんなことを考えていた・・・。

翌日は太ももの後ろが 筋肉痛でした。

2003年02月13日(木)



 今年も暮れてゆく

未だに忘れられない。
他の人とメールを続けながら 思い出すのは 彼の人ことばかり。
年末のこの時期 例年ならそんなに寂しいなどと思うことはないけど
今年は妙にさみしくて・・・。

あの人は再び築いた家族とともに 笑ってすごしているのだろうか・・・と。
昨年は娘さんと二人きりだったはず。
再び手にした家族を なくす前以上に 愛しくかけがえのないものだったと
思っているのだろうか。
無くしてみて初めて大切なものだったと 認識したあと
また手に入れられて 彼はなんて幸運な人なんだろう。

彼の家の食卓を想像しては 涙にくれる・・・。
みんなで ケーキでも食べているんだろうか・・・。
一緒に買い物に行ったり 大掃除をしたり・・・。
また もとのように 何食わぬ顔をして すごしているのだろうか・・・。
いえ そうではない。
二度と同じ失敗をしてはいけないと 彼は気を使っていることだろう。
大事な子供達のために。
私が恨んでやまない 彼の大事な子供達のために。

2002年12月31日(火)



 久しぶりに・・・

ここを開いたのは 今日の昼間 突然彼のことを思い出してしまったからだ。
なんの前触れもなかった。
時々想うことはあっても すぐに彼のことは頭から離れていったから
もう大丈夫だと思ってた。
別の人とも会った。

彼のニックネームがついた携帯メールのフォルダの名前をまだ変えられなくて
その中のメールを消すこともできずにいて
でも それを見ても 特別な感情はなかったのに・・・。
穏やかに 過ぎていったのに。

突然だった。
初めて会った日のことが次々にフラッシュバックして
そうして 我慢できずに涙があふれていた。
忘れたはずだったのに。


2002年12月12日(木)
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