大切な誰かが一番必要としている時にかける言葉が どれだけ探しても見つからない。 こんな無力な僕にいったい何がしてあげられるんだろう。 せめて、何も考えずに眠れるように、今日は薬を飲んでもいいよ。 なんて。そんな言葉しか出てこなかった僕はいったい何なんだ。 僕も眠ったら、明日までにはきみに届ける言葉が見つかるだろうか。
泣かないで。
泣かないで。
僕は時々他人になる それは現実で在りながら酷く非現実的で まるで遠い所から僕と同じ顔の他人を見ているようだ 今までそれは安心しきってるものだと思っていた こんなになってから思い当たるなんて 本当にバカみたいです
久しぶりに見たあの人は
強くて
儚げで
エロティックで
とても美しかった
泣きたくなる程の安堵と
ひどい喪失感
僕は到底追いつけない
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