僕はこんな僕自身ですら上手く演じきれない。水面下でもがき苦しんで、少しでも息をしようと頭上を見上げる。だけど、射し込む光は気が遠くなる程遥か彼方だ。
例えば、今日見たドラマのように僕の余命があと一年だった場合。僕はとてつもなく狼狽すると同時にココロの何処かでほんの少し安心するかも知れない。…嘘…かな…。
僕はただ人の幸福や才能に嫉妬する。今僕にある能力はそれだけ。