2003年05月08日(木) |
meat/not/eat |
牛を一頭買って来て 頭から足の先まで 綺麗にさばく 一度もしたことなんてなくっても 案外上手く出来た 僕は全身血だらけで もう牛ではない 肉の塊を眺めて見る 僕はその肉を食べない 肉を 食べないんだ だけれど 血だらけになる必要があったから 全てを血だらけにする必要があったから 可愛そうなもとは牛
僕はきみなんか隣にいなくても ぐーぐー眠れるんだ
日が昇って 鳥が囀って 闇が去るころ
きみも僕なんか隣にいなくても ぐーぐー眠れているだろう
日が沈んで 月が出て 闇が来るころ
この世界がもっと理解りやすいモノだったら良かったのに。
僕にとっても。
きみにとっても。
そこにいるあなたにとっても。
|