音を聴く日々。
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2006年07月23日(日) |
自宅でプラネタリウム気分 |
ロッキンオンジャパンを買い始めて7年目くらいになる。 その中でも今の山崎さんが編集長、兵庫さんが副編集長の今のジャパンは 安定感ばっちりでかなり自分好み。 2人とも難しいことを言わずに本質をついてる感じ、 ミュージシャンとの付き合いが長いところが信頼できる。 鹿野さんの時は勢いがありすぎる気がしたし、古河さんの時は なんだか特徴に欠ける気がしたんだよなぁ。
そんなわけで(どんなわけで・・・)、ジャパンのCDレビューに いいことが書いてあったので、レイ・ハラカミさんFeat.原田郁子ちゃんの 「暗やみの色」を買ってしまった。 日本科学未来館のプラネタリウム用にレイ・ハラカミさんが 書き下ろした曲たちが入っているCD。 もともと限定3000枚くらいだ、というのを知って予約しといたんだけど、 フェスに向けて経済的に余裕が無くて(・・・)。 でも、売り切れちゃってから悔やむのもなんだしね、買って後悔なしですわ。 聴くの楽しみ。プラネタリウムもいつか行きたいなぁ。
来週はくるりのベストが出るけど、それだけじゃない! ボニーピンクのコンプリートベストも出るではないですか。 私がボニーピンク作品の中で最も好きな「let go」の曲もいっぱい入ってるし、 君に胸焦がさない〜♪でお馴染みの曲まで入ってて、これぞ、ベスト。 あとは、音速ラインの2nd。 音速はライブに行く機会があんまりないし、 結構どかんと売れてしまっていて(いいことではないか!なんだけど) 買わなくてもいいかなーという気でいたのだが。 これまた、ジャパンでものすごく褒められていて、 聴かないと損しそうなので、買おう。買おう。 タワーでダブルポイント稼ごう。
2006年07月21日(金) |
僕らの音楽 くるりの音楽 |
自宅で会社のメールを受信できるように設定しているのだけど 今、見たらお客さんから「緊急事態」というタイトルで メールが送られてきていた。 あー、やだな。やだやだ。 まー、でももう1時なので、今日はとりあえず寝てしまいます。
今日はテレビがくるり祭りだった。 ミュージックステーションと僕らの音楽。スペシャも出たらしい。 ミュージックステーションなんて何年ぶりに見ただろう。 ビデオ録って見ちゃったよ。 ライブに月3〜4回行くことが普通になった今や、テレビでバンドの 演奏を見るというのは非常に不思議な感じがする。 カメラの寄り方が不自然な気がする。 でも、逆に佐藤君の歌ってる顔って横から見るとこんなんなんだ、 とか、クリフってこういう人だったんだとかわかることもありますね。
東京タワーをバックに「東京」を歌う岸田君。 デビュー曲がいつまでも色あせなくて、大切な曲であり続ける このバンドが私は大好きです。
この前、岸田君の日記をのぞいたら フェスでも、「くるりのファンの動きが気持ち悪い…」と言われるように 頑張って下さい。 と書いてあって、はじめてくるりのワンマンを赤坂ブリッツで見たときの ことを思い出した。 フロアが激しく波を打つようにゆらゆらしてて、 自分はそんな動きをしたくないのに体を持ってかれて恐かったことを。 曲はチアノーゼだったかなぁ。 ダイブして転がる人々を見るのもくるりが初だったし、それはそれは衝撃体験だった。 今となってはそれも良い思い出。
くるりに関して今、最大の関心ごとは 岸田君はいつからめがねに戻ったのだろう、ということである。 ライブではまためがねを飛ばすところを期待して良いのでしょうか。
2006年07月20日(木) |
たまにはSAKUSAKUを |
解雇報道→相方さん号泣→欽ちゃん球団解散→コンビ解散 いかに素早く対応して責任をとるかが今の時代求められる。 ということを山本さんの件や、パロマの件(こちらは遅すぎ)を通して 思い知らされました。
しかし、欽ちゃん球団の解散はショック。 一人の不祥事のためにやはりそこまでしないといけないのか。 あの野球が大好きな女の子の気持ちはどうなってしまうのか。
◇◇◇
カエラちゃんが去って以来、SAKUSAKUはゲストが見たい人の時だけ 見ています。 今週はチャットモンチーがゲストで、和みます。 えっちゃんがスネ夫のテーマを歌っていました。 秋のライブはリキッド2デイズなんだって。 すごいねー。 ちょっと行ってみたいような、そうでもないような。
昨日、郁子ちゃんはダブルアンコールで浴衣着てたらしい。 見たかった・・・
今日は、昨日のライブの集中できなさを反省しつつ、 2004年のクラムボン@野音のDVDを見た。 やっぱり野音は見てるこっちにとっても特別だけど、 やってる側にとっても特別なんだなぁ。 昨日、来年もあったらきっと行くって書いたけど、 絶対行ったほうがいいね、これ。 改善点としては、もっとアルコールを手元に置いといて ライブも楽しみつつ、周りの雰囲気に飲まれてしまうこと、 もしくは周りが気にならなくなるようにすることかと思いました。
DVDを見ていて、以前友達に 「クラムボンの大助君は藤木直人似でかっこいいよね」 って言ったら 「それはどうかな」 って言われたのを思い出しました。
2006年07月16日(日) |
クラムボン@日比谷野外音楽堂 |
再び日比谷の野音。 今日はクラムボンの日。 2年ぶりのクラムボンの野音公演。去年の夏以来のクラムボンのライブ。 楽しみでないはずがない。 雨の心配もなさそうだったので、一応レインコートを持ちつつも、 安心して日比谷に向かう。
昨日のスネオと違って並ぶことなく、すんなり会場の中へ。 今回も入り口でシャボン玉セットをもらって、物販に並んでタオルを買って。 メッセージコーナー(長ーい白い生地が会場後方に貼ってあって、 好きなことを書いていいのです。郁子ちゃんが書いた、イラストも見えた) に書き込んで、売店で氷結買って、席についてシャボン玉吹いてたら あっという間に開演。 あ、あと席がかなり端で関係者の方々がいる場所に近かったので、 有名人チェックもした(笑)。 高野寛さん、荒川良々さん、ポラリスのオオヤさん、 カメラマンの平間至さんを見かけた。
ステージは潔く白。天井からかけられた生地(って言うんでしょうか)も白なら、 ステージ上にも白い敷物。照明も昨日のスネオの時とは対照的に数少なめ。 そこに笑顔で3人が登場。 郁子ちゃんはノースリーブの白地に黒のプリントがあるワンピースに 黒のスパッツで、さわやかー。 席の場所柄、3人が見えるんだろうか、と心配してたんだけど、 郁子ちゃんは左側からばっちり、鍵盤弾く手元もしっかり、 ミト君も大ちゃんもちゃんと見えました。 まず、ドキドキの1曲目。 シカゴかなー、シカゴがいいなー、という希望叶って、 大ちゃんのドラムで始まる「シカゴ」でライブスタート! しかし、いきなり間違える大ちゃん。 でもクラムボンはそれさえも楽しさに変えてくれるから大丈夫。 その後他の曲で郁子ちゃんも間違えたし、大ちゃんも間違えてたけど、 ミト君曰く、「これがロックというのです」とのこと。名言。 もう、1曲目から郁子ちゃんの歌が聴けるのが、 滑らかに鍵盤の上をすべる手元が見れるのがうれしくて、 シャボン玉が飛び交う様子も夢のようだし、 アルコールが入ってるのも手伝って楽しくてしょうがなかった。 2曲目は「はなればなれ」。これまた聴けて心躍る。 3曲目は「みんなの柏手を聴かせて下さい、ミト君と大助くんに 合わせて叩いてね」という郁子ちゃんの曲紹介で「柏手」。 しかし、お客さんが間違えて手拍子してしまい (私も間違えた、だってCDだとそうなんだもん)、やり直し。 「合わせてっていったのにー」と郁子ちゃんに注意されるも、それがまたうれしかったり。
「月食」では空に向かってどこまでも伸びていく郁子ちゃんの声を聴く。 「アンセム」ではものすごい勢いで歌をぶちまけ、ベースを弾くミト君を見る。 エキサイトしたミト君は最後に機材を倒し、 スタッフの方々(作務衣でそろえてて良い感じ)に謝ってました。良い人だ。 「Folklore」ではラーラーララーララーララとみんなで歌う。 すごくきれいに響いてた。ステージ上の3人もうれしそうだった。
いろんな曲を聴いていて、クラムボンは3人の音が最小限にシンプルにもなるし、 本当に3人だけなのかと思うほど無限にも広がるし、 その凄さを、ゆるぎなさを改めて感じた。
このライブと言えば、カバーアルバム「LOVER ALBUM」のツアーの ファイナルなわけで。 その収録曲もたくさん演ってくれた。 矢野顕子さんの「PRAYER」、おおはたさんの「おだやかな暮らし」、 岡村ちゃんの「カルアミルク」、そして涙が出そうな「ナイトクルージング」。 座ってゆっくり聴いた。 「波よせて」では、原曲を歌っているSmall Circle of Friendsのお2人登場! 言葉の掛け合いが、メロディーの掛け合いが曲名の通り、 寄せてはかえす波のようで、その気持ちよさったら何とも言えない。 ステキなコラボレーション。良いものを見た。
クラムボンの野音は非常に自由な雰囲気でして。 立ってる人も座ってる人も、シャボン玉吹く人も、踊る人も、 何回もビール買いに行く人も、いろんな人がいる。 ただ、自由な雰囲気が作用しているのか野音だからみんな興奮してるのか、 何かとお客さんが曲の合間に叫ぶのです。最初から最後まで。 大ちゃーん、ミトくーん、郁ちゃーん、その他もろもろ。 素直に楽しんでるお客さんは良いと思うんだけど、 反面後半はもういいよ、て気になっちゃって。 あとは、「PRAYER」みたいな静かに聴きたい曲でもしゃべってる人が 結構いて(といっても小声だけど)、 私はそれらが気になっちゃって、あんまりライブに集中しきれなかった。 できればライブにぐっと入り込みたいのに、入り込めなかった。 クラムボンは精一杯見せてくれるのに、 自分自身完全燃焼とまでいかなくて、とっても残念だった。
そんな気持ちを抱えつつ、終盤を迎える。 郁子ちゃんが「今日はみんなにプレゼントがあります」と言って 新曲「The New Song」を演ってくれる。 ストリングスの皆さんも登場して、軽やかに、伸びやかに。 この曲、最初ラジオで聴いたときはよくわからなかったんだけど、 小気味いいリズムと郁子ちゃんのサビに向かって上がっていく声が 非常に気持ち良い。 この曲で本編は最後だった。 泳ぐように袖に下がっていく郁子ちゃん。 んー、短い!と思うも既に2時間が経っていた。
アンコールで登場した3人。 あまりに野太い声援が多いので、「じゃぁ、デス声の皆さん、一斉にどうぞ!」 ということで郁子ちゃんの「せーの!」にあわせて男性の皆さんの声が響く。 これを聴いたミト君「今ので家買う勇気が出ましたわ」だそうです(笑)。 「うちの娘がもうすぐお姉ちゃんになるんですよ」というおめでたい話もしてくれて、 客席から今度は「お父さーん」コールが飛ぶ。 「じゃぁ、そんなお父さん」の曲をということでなぜか(笑)「Tha's The Spirit」。 この曲、鍵盤のメロディーが多彩で、私が好きなクラムボンが出てて好きです。
ここでまたゲストが登場。 ohanaのナの人、永積君がギターで、さっきまで客席に見えてたオの人、 オオヤさんがマラカス持って登場。 そして、なんとビッケさんも!!すごい!豪華! もう客席みんな大興奮でありました。 ここでは赤い照明の下、No.1ソウルセットのカバーを。 ビッケさんのラップ(でいいんですよね?)めちゃめちゃかっこよかったー。 颯爽と去っていく姿もかっこよかったー。 アンコール3曲目は、永積君のみ残って「I Shall Be Released」。 「お前(永積君ね)が後ろにいてくれると思うと心強い」とはミト君の言葉。 3人も良いけど、ギターが加わったクラムボンもまた良い。 そして歌は1番はミト君が、2番は郁子ちゃんが、3番は永積君が歌う。 もーう、鳥肌もの。 ここでも良いもの見させてもらったよ。 そして、「この曲を日本語詞でカバーしているゴッド、 清志郎さんの復活をみんなでゆっくりまとうね」 という郁子ちゃんの言葉に拍手。
この3曲でアンコールが終了。 しかし、ダブルアンコール無いわけがないでしょう、 ということで客席では拍手が続く。 すると、提灯を持った人々が舞台の脇から出てきて、客席へ、 更に進んで客席中央まで進む。 お客さんが一気にその一団に駆けよっていく。 クラムボンの3人だった。 ダブルアンコールは客席で演ってくれたのだった。 もう、今日は聴けないと思っていた「サマーヌード」を。 私は椅子の上に立って見てたんだけど、 残念ながら遠くて全く3人が見えなかった。 どういう状況でやってるのかもさっぱりわからなかった。 でも、オレンジの光の中、シャボン玉が飛び交う中、みんなで歌った 「サマーヌード」は、忘れられない。 間奏部分ではなぜか「大ちゃん」コールが起こり、 ミト君の声にあわせてコール&レスポンスが起こり、 郁子ちゃんが「終わりたくないね」と言い、 でもあとワンフレーズで終わっちゃう寂しさ。 完全燃焼できなかった悔しさ。複雑な気持ち。
「ドブロノッツ」がかかる中、退場していく3人。 曲の終わり、また大きな拍手でライブは終わる。
終わってみれば約3時間もあったライブ。 どっと疲れてうちに帰ると、郁子ちゃんの歌声がぐるぐるぐるぐる頭を回る。 いろいろ思ったけど、やっぱり行って良かったってことだろう。 見たくてもチケット取れない人もいた訳だしね。 そしてまた来年もあったら行ってしまう、きっと。
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