音を聴く日々。
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やっと明日は休みだぜ!
東京都ながらほぼ川崎という我が家から出発し、 千葉の野田→立川という関東大横断の取材をしてきました。 話を聞くこと自体は非常に楽しいんですが、このあと原稿書かないといかんと 思うと気が滅入る。まー、でも月曜日からこつこつやります。 常磐線に乗ったら、朝からビール飲んでるおじさんがいたり、 座席一面に横たわってぐーぐー寝てる若者がいたりで和みました。 ちょっと東京を出ただけなのに急に出てくる、あの地方感、なんなんでしょうね。
「THE LONG SEASON REVUE」の影響をもろに受けた1週間でした。 で、やっとフィッシュマンズのCDを買う決断がつき、 ふらふらながら仕事帰りに「空中」と「宇宙」の2枚を購入。 タワレコで10%引きキャンペーンをやってたこともあったし。 YUKIちゃんの「WAVE」よりも先に聴いてます。 初期の曲が好きだなぁとしみじみ。 そしてもっと早く知っていたら、とまた悔やんだりするのでありました。
2006年09月03日(日) |
THE LONG SEASON REVUW |
美術館めぐり好きの母親と電話で話していたら、 自分が青森に行きたかったことを思い出した。 奈良美智さんとgrafの「A to Z」を見に行きたかったんだったー! ということでにわかに青森行き計画進行中であります。
昨日は素晴らしいとしか言いようのないUAのライブを見まして、 今日は昼過ぎまで寝まして、会社に行きまして、 帰ってきまして、UAも出ている「THE LONG SEASON REVUW」のDVDを見てる。 Fishmansの2005年のライブを、過去の映像を、 Fishmansからインスパイアされた人々の姿や作品を収めた映画です。 映画館でね、見ようと思いつつ、結局見逃してしまったのでした。
こちらもUAと同様、素晴らしい、というか見ていてなんだかよくわからないが、 ぐっとこみ上げてくるものがある。 見ているだけで、聴いているだけで。 欣ちゃんのドラムも、柏原さんのベースも、バンドメンバーの演奏も、 UAの郁子ちゃんの永積くんの山崎さんのキセル兄弟の蔡さんの、 Podさんのpocopenさんの歌も、お客さんの歓声もじっとステージを見つめる目も 佐藤さんが作った曲も、過去の映像の中で楽しそうに笑う佐藤さんも。
このライブを見に行けるように努力してみればよかった、という後悔と やっぱり何も知らない自分なんて行かなくて良かった、という気持ちが行き交う。 行き交うなー。 この思いをどこに持って行けばいいのだ。 そう思いながら、寝てしまうのだ。
またまた木曜日の深夜@会社。 レミオロメンのマイラジが終わる前に帰りましょー。
今週は、プレゼンのラッシュ(私がプレゼンするわけではないけどね) だったり、浜松取材があったり、ばたばた、ばたばたな日々であった。 手帳を見ると、毎日帰りが12時過ぎ。 うーむ、働くとはこういうもんか。
気がつけばあっという間に8月も終わりだなぁ。 今年もアロウズばっかり聴いてたな。
あさっては日比谷の野音でUA! 菊地成孔さんと一緒にやるのか、単独なのか、バンドはどんな形態のか、 全く詳細わかりません。調べてません。 全ては当日の楽しみということで。 とにかく、雨が降らないことを願うよ。
2006年08月28日(月) |
わーい!わーい!なホフ復活 |
昨日、頑張れる気がする、って書いたばっかりなのですが、 今日は既にもう頑張れない・・・。とほほ。 終電間際に打ち合わせが始まり、なんか今日帰っちゃまずいんじゃ的な 空気が流れ始め、しかしさっさと帰る私。 いいんだー、帰りたいから帰るんだー!
そんな、ことはいいとして! ホフディラン復活ですってよ! 9/30は野音に集合せよ、ですってよ! 友達がチケットとって誘ってくれました。 あーりーがーとーうー
2006年08月27日(日) |
スペースシャワー列伝〜噛噛の宴〜@渋谷CLUB QUATTRO |
昨日から続く頭痛が治らなくて困るな〜、なんて思いながら、 貰った商品券があるのをいいことに、資生堂はクレドポーの高級美容液を お姉さんに薦められるままに買ってしまいながら、 行ってきました、スペシャ列伝に。 スペシャ列伝なんてスネオをロフトに見て行って以来だから、4年ぶりくらいか。 このイベントの主旨が新人さんの紹介であることを、今日初めて知りました。
開演直前に会場到着。 既にフロアが満員だったので、椅子があるところの後ろで取りあえず見る。
1)カラーボトル 仙台在住という4人組バンド。 ギター、ベース、ドラムとボーカルの人(黄緑色のパンツがまぶしかった) はハンドマイクだったり、アコギ弾いたり。 「あんたは松山千春か!」と突っ込みたくなる熱いボーカル。 私の苦手な歌い上げる系。 しかし、叙情的な歌詞になんだか心うたれ、 泣きメロ炸裂ギターがなかなかの好印象でした。 余計なことは言わない潔いMCも良かった。 今時あんなに歌い上げるバンドも少ないから、逆にいいのかもしれん。
会場右手には、スクリーンがわりの白い布がかけられていて、 PVでも流すのかな、と思っていたら。 セッティングの間には、アロウズのリュウジさん&キャンディさんによる アーティストインタビューが流されてた。 今演奏終わったばかりのバンドに感想などを聞いて、 待ち時間を和ませてくれるこの企画。 リュウジさんの心があるのかないのかわからぬ質問、 微妙な間で場の雰囲気を壊すキャンディさん(いや、それだけではないが・・・) おもしろかったです。
2)APOGEE シンセ担当の人のワンレンな髪型が気になっていたAPOGEEは、 期待通りにかっこよかった。 今まで聴いたことない音世界。 時に荘厳に、時に浮遊しているかのような空気を作り上げるシンセの音と、 美しーいキーボードのメロディ。 バキバキいうベースと、重量感がありながらもリズミカルなドラム。 そしてあの良い声のボーカルはずるいよねー。 何歌ってるかとかあんまり関係なくて、とにかく音としての声が印象的だった。 あと、スーツにサングラスでキメキメなベースの方、非常に気になりました。 首をずっと振ってたかと思うとシンバル叩きに行ったり、 ベース弾かずに手拍子だけのパートがあったり。 不思議なバンドであった。
3)Base Ball Bear Base Ball Bearは「Crazy For Youの季節」からスタートで、 細かく刻むドラムのリズムが、序盤からテンションを上げてくれた。 メンバーの若さそのままに若さ溢れるライブであった。 このバンドは、小出くんのボーカルが苦手な部類に入るのだけど、 なんだか好きなんだよね。リズムが良いんだろうか。 そんな踊れるリズム(どんなリズムだ・・・)にのせまして、小出くんが 「ダンス!湯浅!」 といったかと思うと、湯浅くんがギターを置き、タンバリン持って踊る場面もあった。 小出「好きに踊ればいいじゃなーい!」 そしてステージ狭しと好き勝手に踊る湯浅くん。 なんだったんだろう、あのコーナー。 おもしろかったが、リュウジさんに比べたら、まだまだ甘いぜ!と私は思いました。 ラストの「ELECTRIC SUMMER」は良かった! 小出くん曰く、夏のキラーチューン。キラキラポップソング。 関根さん(顔ちっさい!)のコーラスもキラキラ。 夏が終わる前にうちに聴けてよかったですわ。
4)PERIDOTS すごい、人気あるらしいので、楽しみにしてたPERIDOTSさん。 一人きりで登場。シンプルに弾き語り。 見た目はいたって普通のお兄さん。MCもぼそぼそ言ってる感じ。 しかし!ぼーっと聴いてるうちにいつの間にか引き込まれ、 いつの間にか夢中になってるような、魅力の持ち主。 前にCDでちょろっと聴いたときは、それほど印象に残らなかったんだけど、 生で聴いたら持ってかれた。 大滝詠一さんみたいな深みのある声だった。 うーん、人気ある理由がなんとなくわかりました。
5)the ARROWS はい、トリはアロウズです。 アロウズの時ばかりは踊りたい!、踊らないといられん!と思ってフロアに降りた。 SEが新しくなってたな。また山内さん作だろうか。 ライブはね、とにかく楽しくて、ずっと聴いていたくて帰りたくなくて、 泣きたくなりましたわ。 前にいた女の子2人組みがリュウジさんのアクションに大爆笑しつつも、 曲に聴き入ってて、なんだかうれしくなりました。 アロウズの実力だったら当たり前かも知れんけど。
セットリスト: JIVE JIVE/ナイトコール/恋は摩天楼/スターサーカス/BGMの向こう側/ ロックンロールダンシングガール EN. oh!ベイビー!!
前回見たのは、ロックインジャパンなんですが、 その時は楽しみにしすぎてたのとフェスで興奮してたのとで(苦笑)、 なんだかよくわからないうちに終わってしまったのです。 だから今日は自分のペースで、落ち着いて見れてよかった。 アロウズは、初めて見たときから完成度の高い演奏と、 綿密なメロディの絡みがすごいなぁ、と思ってたんだけど、 最近はそれに良い意味でのラフさというか、ダイナミックさが加わって、 さらに大好きになってきた。 特に今日は、シュンジさんのギターが、前に出てて良かったなぁ。 音だけじゃなくて、パフォーマンスも勢いあった! やはり、どうしてもリュウジさんの魅惑的な(笑)ダンスに目が いきがちなのですが、他のメンバーさんもどんどん前に出て、 楽しそうにステップ踏んでたもんね。 シュンジさんは、1曲目で既に帽子飛ばしてたし、 キャンディさんと山内さんもじりじり寄り合って弾いてて、熱かった。
MCでは、テレビの収録してんのに鼻水がびろーんと出てしまった、という きまりきらない自分を語るリュウジさんが微笑ましかったです。 しかも、カメラさんはばっちりその瞬間をとらえていたらしい。さすが。
曲では「スターサーカス」がもーう、抜群。 イベントだとアップテンポの曲中心なのでたまには「大脱走」とか聴きたいなぁ、 と思っていた今日この頃。 そんな時にやってくれたミドルテンポの「スターサーカス」が染みました。
なんてことないことでつまづいては 君の一言で救われたりする こんな風に見えても僕のいる 世界は過酷でさ甘っちょろくなんかない
リュウジさんの声もギターのメロディも優しく響くのだ。 踊れるアロウズも良いけど、聴かせてくれるアロウズも良い。
なんだか、アロウズ見たら明日も頑張れそうな気になってきた。 そんな気になれただけでもよし、とする。 楽しい時間をどうもありがとうございました。
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