2010年07月28日(水) |
夏のドラマあれこれ。 |
さて、夏のドラマも始まってますので、恒例の番組チェックなど。まずは『見る』編。
『夏の恋は虹色に輝く』 松潤初の月9!…という事で盛り上がってますねぇ。個人的には 「松潤が年上のシングルマザーに恋をするって、世の年上女性にどんだけ希望を与える設定だ!?」 というのが最初の感想(苦笑)
『花より男子』で松潤のファンになった人(花男落ち、というらしい)には、“カッコいい俺様”じゃない松潤は受け入れられないかも…なんて前評判も聞きましたが、私はむしろ花男よりも『君はペット』とか『バンビーノ』が好きだったので(というか『花男』見てない)このドラマの“ややヘタレでちょっとおまぬけなお坊ちゃん”な松潤も、ほほえましくて楽しく見てます。恋愛ドラマというよりコメディな気がしますが。
ただねぇ、タイトルが長いよね(笑)始まる頃に番宣でいろいろ出てた時には、タイトルの略称は『ナツニジ』だと言ってましたが、私はどうしても『ナツコイ』と言いそうになります。まぁだからどうだって話ですけど。
『ジョーカー 許されざる捜査官』 好きなタイプのドラマです。堺雅人さんって、同じ表情でもいい人にも悪い人にも見えるんですよね〜。
裏がある人達が多すぎて、普通ならちょっとウザいぐらい正義感まっしぐらな杏ちゃんのキャラが逆に『一服の清涼剤』みたいな存在になってます(笑)法律で裁けない悪人を闇で始末する!的なお話は大好きなので、毎週楽しみに見たいと思います。
『逃亡弁護士』 おばかキャラの代名詞みたいな上地君が弁護士役とは……キャスティングした人も思い切ったなぁ(笑)冤罪で逃亡しながら、いろんな困った人達を専門知識で助けて行くという展開ですが、最終的には自分の冤罪を晴らして真犯人を見つけるんだよね?なんか怪しい刑事さん(北村一輝さん)とか、どうにも感情移入しにくいヒロイン(石原さとみ)とか、どう決着付くのかな〜と今から楽しみです。久々にドラマ復帰という矢田亜希子さんがほとんど目立ってないのがちょっと気の毒(^^;
『GOLD』 天海祐希さんは大好きなんですが、野島伸司さんの作品がどうにも苦手でなかなか初回を見る気がおきませんでした…。野島さんの作品って、独特の重さとか薄暗い感じがあるじゃないですか。それがどうにも苦手なんですよね…。試しに今までの作品を調べてみたら、どれも話題になったものばかりなんだけど、私が全部見た記憶があるのは『聖者の行進』と『ラブ・シャッフル』だけでした。あの名作と言われる『101回目のプロポーズ』や『ひとつ屋根の下』すらちゃんと見てない。(まぁ大ヒットしたので大まかなストーリーぐらいはどれも知ってますが)
3回分ぐらい録画が溜まってから、ようやく初回を見ました。思ったほど重くない…のかな?これから重くなるのか?いまいちまだ掴めない感じですが、とりあえず見る予定で。でも挫折する予感もしてます……。
『日本人の知らない日本語』 これは原作を持ってるので結構楽しみにしてたんですが、主人公である日本語教師をあのキャラにする必要がはたしてあったのか…。いや、仲里衣紗ちゃんはかわいいんですが、生徒達が充分インパクトあるのに、進行役であるはずの教師まであんな我の強いキャラにする必要があったのかな〜と。
原作はシンプルに『外国人から見たら、こんなにおもしろい勘違いが気付きがあった』っていうネタの積み重ねなんだけど、ドラマだとそれだけじゃ成り立たないんだろうねぇ。生徒達の日常とかも絡めながら物語を作るから、どうしても『日本で頑張って勉強しながら働く外国人の生徒達を、先生が熱く支援する』って流れになっちゃうんだろうな。
個人的な好みとしては少々暑苦しいんですが(苦笑)気軽に見れそうな感じなので一応見る予定で。
『ハンマーセッション!』 速水もこみちがちょっと演技上手くなったような気がします。昔ほど棒読みじゃなくなったよね?
くそ生意気な高校生の話はイライラするんですが、これはくそ生意気な高校生を大人が頭脳で叩き潰す話のようなので、楽しく見れそうです(笑)
んで次は『見ない』編。
『ホタルノヒカリ2』 そもそも1も見てない。綾瀬はるかにあんまり興味がわかないんだよな。
『崖っぷちのエリー』 西原理恵子さんは嫌いじゃないんだけど、山田優ってとこが現実味がない(笑)
『美丘』 吉高由里子ちゃんは好きなんだけど、難病と闘いながら…って設定でなんとなく結末が読めるのでパス。闘病ものって泣かされるからあんまり見たくないんですよ(^^;
『GM 踊れドクター』 病院物は嫌いじゃないんだけど、キャストにあまり惹かれないなぁ。原作あるらしいけど、踊る医者だから東山さんなのか、東山さんだから踊る医者なのか(笑)
そして迷ってるのが『うぬぼれ刑事』。 おもしろそうだな〜とは思ってたんだけど、ちょうど始まった時期に裏の同じ時間帯にジブリ作品が続いてて最初の2〜3回を見損ねたんですよね。でも妹がおもしろいって言ってたので、今からでも見てみようかな〜と考え中。
こんなとこですかね。あと、最初から興味の対象外で書いてないドラマもいくつかありますが、今クールってやたら刑事もの多くないですか?見てないけど、『警視庁継続捜査班』はちょっとおもしろそうな気も。
この1週間、大変でした……
先週の土日(17・18日)は、次郎君が地元消防団の旅行でいなかったので実家にお泊り。日曜の夕方に自宅に帰り、次郎君のお土産を受け取りに来た義母とちょっとおしゃべりしてたら、そのままユウだけ義実家に遊びに行く事になりました。ご飯もお風呂も義実家で済ませてくれて9時過ぎに迎えに行ったら、なんかまだ遊び足りない感じ。結局、その日はパジャマとか用意してきてないから明日の夜(月曜の夜ね)に改めて泊りに来る?という話になったんです。火曜日は普通に保育園なので、火曜の朝8時までぐらいに連れて来てくれたらいいですよ〜と話して、予定通り月曜の夕方に義母が迎えに来てユウは義実家へ。
そして、問題はここから。
火曜の朝、義母から電話。 「昨日の夜中3時ぐらいにふと目が覚めたら、なんかユウちゃんの体が妙に熱くて。熱を測ってみたら39℃越えてたのよ。小さい保冷剤をタオルにくるんで脇に挟んで冷やしながら寝せたんだけど、今朝もまだ38℃あるの。これじゃ保育園行けないよね?」
なんですとー?
そりゃ確かに保育園は無理だ。今日は実家の両親も仕事のはずだし、これは私が会社休むしかないなぁ。うわ〜、金曜に自分が遊びたくて休んだばっかりなのに…ていうか、『自分のために休暇を取ると、その直後にユウが体調崩す』って多くないか?(苦笑)
しかしさすがにだからってどうしようもないので、会社に電話。所長はまだ出て来てなかったので、部長に休暇を申請して所長へ伝言を頼みました。 「休むならわざわざ起こさなくていいよね。自然に目が覚めてからそっちに連れて行くね」 と義母が言ってくれたのでしばらく任せる事にして、洗濯物を畳んだり本を読んだりして待つ事しばし。義母がユウを連れて来てくれたのは10時近くでした。
それから小児科へ。ユウは基本的に病院嫌いじゃないんだけど、最近は注射を嫌がるようになっちゃいました。今回も、診察の順番になって先生の前に座ったとたん 「きょうは、ちゅうしゃしない?」 と先生に確認(笑)診察の結果、扁桃腺が腫れてるのでそこからくる発熱だろうという事になり、抗生剤が出ました。
帰宅後、ユウはちょっとお昼寝。いつもなら家であんまりお昼寝しないのに、やっぱり体がきついんだろうな。昼食も軽くうどんだけでおしまい。ぐったりって程じゃないしテレビとかDVD見てると静かなのはいつもなんだけど、やっぱりいつもよりおとなしいしテンション低い。午後からもちょっとお昼寝して、夕飯もちょっとしか食べないし、いつもなら寝る前に次郎君とひとしきり遊んできゃーきゃー言ってるのに、 「ねんねする。おやすみ」 と自分からベッドに入って5分ぐらいで寝落ち。……やっぱりきつそうだ。
水曜(21日)、朝から検温したらやっぱり38.2℃。さすがに2日連続で休暇は取り辛い…ていうか私、金曜も休んじゃったから実質5連休になっちゃうんだよ。それはさすがに会社に迷惑かける。一応聞くだけ聞いてみよう…と実家に電話してみたら、ありがたい事に両親そろってたまたま休みだと言うじゃないですか!薬と一緒にユウを実家に預けて出社。
木曜(22日)、朝の検温で37.6℃……微妙。今までの経験上、こういう微妙な数値の時に『いけるかな?』と賭けに出て保育園に預けてみても、せいぜい数時間で 「38℃越えちゃいました」 と連絡が来るケースがほとんどなんだよね。あからさまに声も枯れててリアルにドナルドダックみたいな声になってるし、一度出社してまたすぐ保育園から呼び出されて 「すみません、やっぱり早退させてください」 と言うのも気まずい。ここは無理しないで休んだ方がいいだろうな。
こないだは部長に伝言を頼んだけど、さすがに毎回それで済ますわけにもいくまい。というわけで、所長が出勤してるであろう時間を見計らって会社に電話。毎日連続で休暇申請の電話をするのも気が引けるので、思い切って木・金と2日分休みをお願いしました。
……そしてこれも今までの経験上、そうやって大事を取って休んだ日に限って1日中37℃台を行ったり来たりするだけで 「なんだよー38℃越えなかったじゃーん。これなら保育園行けたんじゃないのー?」 となる場合が多いってのも判ってるんですけどね(苦笑)
予想通り、1日中38℃を超えはしなかったんですけど、37.3〜37.6℃あたりを行ったり来たり。相変わらず食欲も控えめで、いつものようなパワーが感じられません。こりゃ休んで正解だったな。
金曜(23日)も、やはり朝から37.4℃。しかし困った事に、この日は夜に保育園の夏祭りがあったのです。休んでたこの数日間、ユウがワガママ言うと 「お熱が下がらないとお祭りに行けないよ?」 と言ってなだめていたんですが、結果的に熱が下がらなくて行けないなんて事になったら……どんだけガッカリするかと。両親にその話をすると 「浴衣を着るのもすごく楽しみにしてたんだし、本人がきつくないならちょっとぐらいいいんじゃない?」 というコメント。欠席の連絡ついでに担任の保育士さんに相談してみたら 「風邪とかと違って扁桃腺から来る熱なら他の子にうつるようなものでもないし、ユウちゃんも本当に楽しみにしてましたしね…ユウちゃん自身がきつくないなら、来て頂いても大丈夫だと思いますよ」 と言ってくれました。
夕方まで様子を見て、辛うじて37℃を切るぐらいまで熱が下がったので、思い切って行く事にしました。その代わり最後まではいられないよ?途中で帰るからね?とユウに言い聞かせる。ユウもまだ完全に治ってない事は自覚してるようで、素直に頷いてました。浴衣を着ると見るからに嬉しそう。実家の両親を迎えに行って、開始よりちょっと遅れて保育園に行きました。
人が多かったので最初は機嫌が悪くなりましたが(それはいつもの事)しばらくすると楽しくなってきたようです。結果的に、用意されたゲームは一通りやって、最後の花火を途中まで見て帰って来ました。保育士さん達に 「ユウちゃん、来れたねぇ。良かったね〜」 と声をかけてもらって嬉しそうでした。
そしてなぜか、帰宅後に熱を測ったら36.4℃……なんでだ。楽しかったから?病は気からって事?(苦笑)次郎君は仕事で帰れなくて行けなかったんですが、ユウが楽しそうに帰ってきたので安心してました。
土曜日(24日)、この日は母がやってきました。ユウの様子を見に来るついでに、我が家の大掃除をするのが目的です。
確かに私は掃除が苦手だし下手です。なのになぜか母は掃除大好きできれい好き……いやむしろ、母がいつもさっさと掃除してて私がやる必要がなかったので身につかなかったのかも……と言ったらすごく怒られた事があります(笑)
私が掃除したつもりでも、そんな母から見たらまだまだやる事が残ってるらしい。時々チェックしに来てはガンガン片付けて 「あんたの所は“片付いたー!”て感じでスッキリするからやり甲斐があるわ」 と言って掃除しまくるのです。ありがたいんだけど、私もう34なんだけどなぁ…(^^;
押し入れの中を片付けまくって満足して、午後からユウを連れて母は帰宅。私は会社の後輩の結婚式の二次会に行くため、ユウを預かってもらいました。
これも行くか行くまいか迷ったんですけどね。幸い昨夜からユウの熱も下がって落ち着いてるし、食欲も戻ってる。先月もユウの発熱で飲み会を1つドタキャンしたのを母も知ってるので 「今日は大丈夫よ。行ってきたら?」 と言ってくれたので、甘える事にしました。
というわけで、ようやく夏着物の出番だ!こないだ買った、白地に淡い紺色や黄色で大小の水玉が飛んでる絽の小紋(もちろんポリ100%)に、白と水色の羅(夏用にざっくり織られた生地)の名古屋帯。生成りと紺色で編まれた帯締めに、本来ならギャル向け(笑)の浴衣用らしいラインストーンきらきらの帯留めをしてみました。足元はレースの足袋で涼しく。
着る時だけガンガンにクーラーを効かせた部屋で着付けをして、着てしまえば意外と暑くないのです。胴体部分は3枚(汗取り用の肌着と長襦袢と着物)着てますが、汗をかいてもすぐに肌着で吸収しちゃうのでそんなに暑い気がしないの。ちなみにユニクロのサラファインを着てみたんですが、肌触りがさらっとしてて快適でしたよ。袖の部分は風が通るし下半身はロングスカートみたいなもんだし、よっぽど外を歩き回るのでなければ、着物って多分周囲が思ってるほど暑くないです。
ただ、私は顔に汗をかきやすい体質なので、暑そうに見えちゃうのが残念(苦笑)
今回結婚したのは、まだ入社3年目の若手くん。でも入社当時から 「地元に遠距離恋愛してる彼女がいて、早く結婚したいので貯金を頑張ってる」 という話は聞いてたので、それほど驚きはしませんでした。でもつい本人に 「なんでこんな早く決めちゃったの?」 と聞いちゃいましたけど(笑)あ、別に出来ちゃったわけではないらしいです。
去年社員さんと結婚した元パートのメグミちゃんも来てて、久々に会えて楽しかったです。ていうか、半分はその子に会うために参加したようなもんだし。メグミちゃんの方も 「咲良さんが来るなら行こうかな」 と参加してくれたわけだし。
奥さんになった人は初めて見たんですが、今時っぽいばっちりメイクのキレイな子でした。若手くんが入社して最初の満額ボーナスが出た時に 「何か買ってあげるよ」 と言ったら、いきなり20万ぐらいするヴィトンのバッグを指定してケンカになった…っちゅー彼女だよな(笑)と思ってたら、メグミちゃんが 「奥さんってあの人ですよね、最初のボーナスの時に20万のバッグねだったって人ですよね?続いてたんですね〜」 と小さい声で言ったので笑ってしまいました。やっぱ皆そういうの忘れないよね(苦笑)
でも彼女にしてみたら、彼に会いに何度か熊本にも来てたらしいので全然知らない街ではないけど、家族や友人と離れての新婚生活になるわけだし、旦那以外に知ってる人もあんまりいない…という状況での新生活はやっぱり不安も多いと思います。さすがに年が違いすぎるので仲良くなるのは難しいかもしれないけど(苦笑)応援したいですね。
久しぶりに会ったメグミちゃんともたっぷりおしゃべりして、2軒目はおなじみのスナックに行くというメンバーと別れて帰りました。実は母が誕生日だったので、お祝いとユウを預かってもらってたお礼も兼ねて花を買って実家へ。ユウはじいちゃんとばあちゃんに遊んでもらってご機嫌で待っててくれました。うん、もうすっかり大丈夫そうやね。
日曜日(25日)は、またもや母とおでかけ。だって次郎君日曜だけど仕事なんだもん。近くの大きなゲームセンターでプリキュアショーがあるんだって、ユウ連れて行ってみない?と母が誘ってくれたのです。
そこは、でっかいゲームセンターとカラオケと、同じ敷地内にネットカフェやらファミレスやら居酒屋やらいろんなお店がある巨大アミューズメント施設…という感じの場所。知ってる場所ではあるんだけど、あそこにそんなイベントやるようなステージとかスペースあったっけ?と思いつつ行ってみました。
ゲームセンターの広いエントランスの脇に、テントが張られててちょっとしたステージが作られてます。……え?ここ?この猛暑に、屋外で着ぐるみショーやるの!?それって見る方も辛いけど、着ぐるみの中の人倒れちゃうでしょ!
…と思ったのですが、どうやら本当にそこらしい。うわ〜、マジで?
とりあえず、開演までまだ1時間以上ある。向かいのファミレスでお昼ご飯にしようか。店内からそのイベントスペースが見えるから、あんまり多くなるようだったら急いで出てくればいいし。とファミレスに入ってランチを注文。う〜ん、まだ1時間以上あるので早くも席取りを始めてる人もいます。でもこの暑い中長時間座って待つのもしんどいしな〜。後ろの方で立ち見でいいよね。
先にユウのオレンジジュースが運ばれて来て、料理を待ってる間に、ふと気付くとユウがある方向を見て固まってます。ん?どうした?とそっちを見ると……うわ。プリキュアがいる。
ファンサービスなのかお客さん勧誘なのか(笑)プリキュアの2人がファミレスの中を手を振りながら歩いてきたじゃないですか。近くに座ってた、同じようにショーの前にランチに来てたらしい母子連れ3組のグループが大盛り上がり。つられてこっちもテンション上がっちゃって、無事、プリキュア2人と写真を撮ってもらえました。ユウ、至近距離で着ぐるみ見て驚いたのか固まってましたが(苦笑)でも嬉しそうでしたよ。
昼食後、イベントスペースに行ったらすでに座れる席は満席。前方にビニールシートが広げてあって、後方にはベンチがずらっと並んでたんですが、ユウにシートの後ろの方(ユウだけなら座れそうなぐらいの隙間はあった)に座る?と聞いてもふるふると首を振って拒否。並んだベンチの最前列辺りの横の方に立って見る事にしました。
ところが、私達が立ってた場所の前はシートに座ってる人達(=地面に座ってるので高さが低い)だから、ステージを見るには問題ない…と思ってたのですが、それはあくまでも大人の視界ならの話。ユウの目線からは、前に座る人達が邪魔でステージがほとんど見えなかったみたいなんです。結局、ショーが始まってすぐから終わるまでの小1時間、ほぼず〜っとユウを抱っこしてる羽目になりました。せっかく治ったぎっくり腰がマジで再発するんじゃないかと思いました…(泣)終わった頃には腕が震えてましたよ。
プリキュアって、アニメのエンディングで歌に合わせて主人公達が踊るんですよ。(ちなみに振り付けは前田健)で、ショーの最後にも司会のお姉さんとプリキュアの2人が歌に合わせて踊ったんですね。見てた子供達の中には一緒になって踊る子も大勢いて楽しそうだったんですが、ユウはまったく動かず。家でテレビ見てる時も一緒に踊ったりはしないんだよね〜。抱っこしてるからかな?と思って 「ユウも踊る?降りる?」 と聞いても 「いや。おどらない」 とバッサリ。
見てる間も他の子のように 「プリキュア、がんばれー!」 と応援するでもなく笑うでもなく、ほぼ固まったままでじーっとステージを見てるだけ。前にアンパンマンショーを見た時もそうだったんだよなぁ。もともと着ぐるみをそんなに好きではないので、テレビと違う!とか思ってるのかな?あんまり楽しくないのか?と思って、じゃぁ重いから降ろしてもいいかしら、と一声かけて下に降ろそうとすると 「見えない!抱っこ!!」 と大騒ぎ。楽しいなら楽しそうにしてくれた方が、こっちも辛いなりに抱っこする甲斐があるんですけど…(^^; でも見終わった後に 「キュアマリン、踊ってたね〜」 とか 「デタトリアン(正確にはデザトリアン。悪役です)が怖かった」 とかあれこれ話してたので、それなりに楽しんでたようです。
というわけで、週末で無事に完治してくれて保育園にも行けるようになったんですが、どうやら今回の高熱は扁桃腺が腫れた事が原因だった様子。私の妹が年に1〜2回そうやって扁桃腺からくる高熱で寝込むんですが、最初の2日ぐらい高熱が出てその後数日だらだら微熱が引かない…っていうパターンが一緒。て事は、ユウも今後そうやって時々熱が出るって事?(--; 確かに妹が3〜4歳の頃と今のユウってほぼ同じ顔!ってぐらい似てるんだけど、そんなとこ似なくていいのに(苦笑)
ちょうど金曜に有給取った直後だったんで、休暇の申請がしにくい事しにくい事(^^; なんか『自分が遊ぶために有給取ると、その直後にユウが病気する』って事が多い気がします。同じように、『楽しみな予定がある時ほど子供が熱を出す』のも多い気がする。なんなんだ、なんの法則だ。
2010年07月16日(金) |
『告白』見てきました。(ネタばれありかも) |
久々に平日にのんびりしたくなって、有給を取る事にしました。ちょうど7〜9月の間に夏季休暇を取らなきゃいけないので、それを1日使おうかな〜と。
ユウを保育園に預けたらちょっと久しぶりに整体に行って、スッキリしたところで映画館へ。公開時から気になってた『告白』を見に行きました。
以下、若干ネタばれするかもしれないので、読みたくない人はここで引き返してくださいね(^^;
言わずと知れた、去年の本屋大賞が映画化された話題作です。原作も読んでて、あれをどう映像化するのかものすごく興味があったんですよね。結果から言うと
「松たか子ってすげぇ」
です。感情的になる場面はほとんどなく、押さえたトーンで淡々と話す事が多い役なのですが、その静かな表情の下で激しくうねる感情が背景に見えるような気がしました。
割と原作に忠実に、語り手を変えながら章立てして進んで行きます。原作と大きく違ったのは、『少年Bの姉から見た章』がなかったぐらいかな?大まかに、主人公である教師(松たか子)とクラス委員の少女の視点が中心になるのかな。ウェルテルが原作通りウザくて暑苦しかったです(笑)イメージカットみたいな、現実なのか登場人物の空想なのかよくわからないシーンが所々に描かれていて、それが語り手の心情をよりリアルに伝えてくれます。こういう時、映像の力ってすごいですね。
あと、生徒達があんまり有名な子役じゃなかったって点も良かったんじゃないかな。見た後に公式サイトも見たんですが、犯人役だった2人の少年も、その片方と絡んで語り手ともなるクラス委員の少女も、全然知らない子だったんです(公式サイトを見てこの女子生徒役の子が熊本出身だと知って驚いたぐらいで)。30人とかいる1クラスの中に2〜3人だけテレビでよく見る子役が紛れてると 「あぁ、この子が重要な役回りなんだな」 ってすぐわかっちゃうじゃないですか。そういう意味で、主演の松たか子に次いで重要な役であるはずの3人がそれほど有名じゃない子ばかりだったってのは、すごく効果的な演出だったなと。
でも、その割に(と言ったら失礼だけど)このメインとなる生徒達を演じた3人の子役が、3人ともすごく上手だったんですよ。少年Aの狡猾さと、その奥に潜む、自分を捨てて行った母親への子供ならではの狂おしいほどの思慕と渇望。少年Bの、自分に対する自信のなさからくる卑屈さと、それ故に湧き起こった被害者少女への残虐性と少年Aへの歪んだ憎しみと優越感。クラス委員の少女の、思春期にありがちな妄想癖と嗜虐性。
特に、精神的に追い詰められて、少しずつおかしくなっていく少年Bの狂気の演技が印象的でした。あとその少年の母親役だった木村佳乃もさすが。息子と2人きりの家で(夫は多忙で家庭を顧みず、娘は進学で家を出ている)息子だけを偏愛し、その息子が幼女を殺したと聞かされても 「この子は優しい子なんです。タチの悪い子に引きずられて利用されただけなんです。なんてかわいそうな子」 と、息子が殺した少女の母親の前で本気で言ってしまう母親。事実を知り、息子と心中しようとして逆に殺されてしまう母親。
なんだろう、木村佳乃ってこういう『思い込みが激しくて偏執的な女』の役がすごくうまい気がする(^^;
最終的に森口(松たか子)は、少年Aのもっとも弱い所を効果的に突いて復讐を果たした……かのように見せかけて 「ここが、あなたの本当の更生の始まりです」 と告げる。それは一見すると『子供を殺された親でありながら、最終的には悪人になりきれずに生徒の更生にかける健気な教育者』のようにも見えるんだけど、最後に付け加えられた 「……なーんてね」 という一言が観客を混乱させる。本当は、そういう『教育者』のフリをして、やっぱり少年Aを完膚なきまでに叩きのめしたかっただけなんじゃないか?子供のために復讐する。だけど自分は手を汚さず、相手が子供である事も一切意に介さず徹底的に追い詰めて弱点を突いて生涯消えないような傷を負わせて、それでも表面的に『結局は悪人になりきれない自分』を装うために 「更生の始まり」 という言葉を口にして見せただけなんじゃないか?
「……なーんてね」 というセリフは、映画版で付け加えられたセリフなんですね。原作にはない。でも私はこのセリフがあった事で、森口の『罪のない我が子をつまらない理由で殺された母親の狂気と、教育者としての葛藤』がより際立ったと思います。見終わった後に思わずニヤリと笑ってしまうというか、それが正しいのか間違ってるのかはともかく『復讐を果たした母親』に対して思わず喝采を叫びたくなるような、不思議な高揚感がありました。いや〜松たか子ってすごい。
帰ってから、原作をもう一度読み返しました。読み終わった後に 「なーんてね」 と心の中で呟いてみました。
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