2010年10月11日(月) |
全員子持ちだと日程合わせるのも大変だ。 |
昨日(日曜)は、電話当番で出勤でした。
朝からまだ寝ぼけてるユウを実家で預かってもらうべく連れて行ったのですが、実家について玄関で抱っこから下ろすなり、一目散に和室に敷きっぱなしになってた母の布団に向かって走って行ったのには笑いました。そんなに眠かったか。
母も、普段は起きたらすぐ布団をたたむ人なのに、今日に限ってまだ敷きっぱなしだったんだよなぁ。
天気が良かったせいかお客様からの電話もほとんどなく(仕事柄、雨の日とかにトラブルが多い業種なのです)、じつにのんびりした1日でした。
仕事が終わったらちょっと食料品の買い出しをして帰宅。ユウはそのまま実家にお泊りなので、珍しく次郎君と2人の夕食となりました。
今日は実家の近くの某所で『ディズニー・オン・アイス』があって、ユウは私の妹と一緒にそれに行ったのです。元々は母が連れて行こうとチケットを取ってくれたのですが、 「上演中は暗くなるし知らない人も周囲に大勢いるしで、ユウが人見知りして嫌がるかもしれないから、ここはやっぱりママが一緒の方がいいでしょう」 と言いだしまして。じゃぁ遠慮なく、と私が行く予定だったのですが、数日前になって妹が 「姉ちゃんそこまで『行きたい!』ってわけじゃないんなら、あたしが行きたい。ダメ?」 と名乗りを上げました。
まぁそもそもチケット代出してるのは母だし、私も多少は楽しみにしてたけど 「え〜やだやだ!私が行く!」 というほどどうしても行きたいってわけでもない(笑)じゃぁここは行きたい人が行くのが一番良かろう。……というわけで、妹がユウを連れてってくれる事になったんです。
でも10時からの公演で9時半過ぎには会場に行きたい。となると9時過ぎには実家にユウを連れて行かなきゃいけない……じゃぁもう前日から泊ってた方が確実じゃない?という事でお泊り決定。
そして今日は、祝日だけど次郎君は仕事でいつも通り出勤。私は起きてからちょっと掃除して洗濯物たたんで、10時ぐらいには私も家を出ました。今日は友達のかおるんと買い物です。
以前同じ職場で仲良くなったけみちゃんが、2月に出産したんですよ。当然、すぐお祝いを用意するつもりだったんだけど、赤ちゃんがちょっと小柄でけみちゃんだけ先に退院するという連絡があり、すぐにお祝い持って会いに行こう♪って感じではなくて。じゃぁ、お宮参りとかも済んでちょっと落ち着いた頃にでも行こうか…とかおるんと話してたんですが、けみちゃん初めての育児でいっぱいいっぱいだったのかそれからぷっつりと連絡が途切れ(苦笑)、そうなると、最初に『赤ちゃんがちょっと小さくて…』なんて聞いてた手前、こっちから『元気?』と聞くのはちょっと不安じゃない?聞いて心配になるような返事が来ちゃってもなんだし。そんなこんなで 「しばらく様子見よう」 とかおるんと話し合って決めたんですね。
そのまま2ヶ月ぐらい経過し、5月にはけみちゃんの誕生日があったので 「さすがにもう落ち着いたんじゃないか?出産祝いと一緒にけみちゃんの誕生日プレゼントも買って、連絡してみよう」 とかおるんと連絡を取り合った直後に、私がまさかのぎっくり腰で動けなくなり(笑)治ってからもなんやかんやとかおるんと都合がつかず、気付けば夏。 『遅くなったけど、そろそろけみちゃんのプレゼント買い出しに行かない?』 とかおるんにメールしたら、なんと今度はかおるんが体調を崩してて。
実はこの時かおるんは第3子の妊娠が判り、それと同時に不正出血で切迫早産の恐れとの診断で自宅で絶対安静の状態だったんです。そりゃいかん!けみちゃんには悪いが無理はいかん!という事でまた延期になり、事情が事情なだけにかおるんに『元気になった?行ける?』と催促するのもためらわれ、どうしよっかな〜と思ってる間にあっという間に10月になってしまい。
さすがに出産祝いもこれ以上遅れるのはあんまりだし、5月のけみちゃんの誕生日もスルーしてるし、このままだとそうこうしてる間に10月のかおるんの誕生日も終わってしまう!と気になりだしたので、思い切って『体調はどう?そろそろけみちゃんのプレゼント買いに行けたらな〜と思うんだけど』とかおるんにメールしてみたところ『もう出かけられる程度には落ち着いたよ〜。私も気になってたので、近いうちに買いに行こう!』と返事が来て、ようやく実行できました。
ベビーザらすで待ち合わせして、まずは出産祝い選び。ぐるぐる歩き回った結果、ピンクでもこもこのフード付きロンパース(ウサギの耳付き)・『いないいないばぁ』の絵本・マザーズバッグ、の3つに決定。絵本は2人とも 「これは子供がかなり喜んで、しかも長く遊べる」 と意見が一致した物。うちにもあるしかおるんのうちにもあるらしいんだけど、もう4歳のユウもいまだに好きだもん。ボタンを押すと童謡が流れる絵本と迷ったんだけど、定番のこっちで。
ママバッグは、もう8ヶ月になってるから1つぐらいは持ってるだろうけど、出産前に会った時に『旦那さんの出張が多くて実家に泊ってる事が多い』と言ってたので、軽くて折りたたみできるシンプルなバッグなら使い勝手も良かろうという事で。
そしてママバッグが黒無地のすごくシンプルな物なので、誕生日プレゼントとしてファーのポンポンがついたビーズ製テディベアのバッグチャームを選びました。途中でランチもしたけど、11時に待ち合わせして買い物が終わったのは16時過ぎでした…私はともかく、妊娠5ヶ月のかおるんにはちょっとしんどかったかな。
かおるんは切迫早産で自宅療養になってからはずっと旦那さんの実家に居候してるんだって。上の子2人いるから、自宅じゃ療養にならん!っつー事で。お義母さんとはとてもいい関係で 「却って実家より快適なぐらい」 とかおるんは言ってるけど、やっぱり多少の気疲れはあるようで、日曜とかに旦那さんと子供と家族だけで出かけるとホッとする、って(笑)
今日も、上の子は実家で義両親が見てくれてて、下の子はかおるんを送るついでに旦那さんが連れて来て同じショッピングモールの中で別行動。旦那さんと娘ちゃんとで適当にお昼も食べて遊んで帰るから、かおるんはゆっくり買い物しておいで〜と旦那さんが言ってくれたらしい。
かおるんを旦那さんの実家まで送って、私も実家に着いたのは17時半頃でした。ユウはディズニーが終わって昼過ぎに帰ってきて、お昼ご飯を食べて妹に遊んでもらって15時半頃寝たそうで、私が帰った時にはまだ寝てました。妹にお土産とお礼を兼ねてミスドを買って帰ったんだけど、ユウが寝た後に妹も帰っちゃったそうで実家には父だけでした。父には昨日も預かってもらってたので、お礼に刺身の盛り合わせ(笑)妹に 「実家の冷蔵庫にミスド置いて行くから明日にでも取りにおいで」 と連絡して、ユウを起こして帰宅しました。ディズニー・オン・アイスがかなり楽しかったようで 「ライオンキングもいたよー」 だの 「ティンカーベルが妖精の粉を持ってたー」 だの、あれこれ話してくれました。ちゃっかり妹に何やらミッキーのおもちゃまで買ってもらってるし。
さて、後はけみちゃんにメールでもして、会う段取りを付けないとね。でもタイミング的に、今月か来月ぐらいに会うならかおるんの誕生日祝いも兼ねるよなぁ。できればその時にちょっと早めにけみちゃんと待ち合わせて、かおるんの誕生日プレゼントを用意できるといいんだけど。
2010年10月09日(土) |
よその運動会でもそれなりに楽しい。 |
今日は、母とユウと3人で、妹の勤め先(保育園)の運動会を見に行ってきました。
職員の家族が見に来るってアリなのか?という気も若干するんですが(苦笑)その保育園の運動会はなかなか大掛かりで見応えあるんですよ。他にも、もう定年でヒマしてるご家族が見に来るという保育士さんもいるらしい(^^;
朝から実家に母を迎えに行って、市の中心部にある駐車場に車を置いて、そこからは市電で移動。雨が降ってもいいように公立の体育館を借りて運動会なんですが、駐車場があまりないらしく、保護者の割り当てでギリギリだから車で来ない方がいいと妹に言われてて。ユウもたまには公共の交通機関に乗せておかないとね。
ちょっとのんびり行ったので会場に着いた時にはもう始まってたんですが、いや〜かわいい。3歳か4歳のクラスが、全員おそろいの衣装でAKB48の『♪会いたかった〜会いたかった〜会いたかった〜YES!』を踊るんですよ(笑)かわいいったらありゃしない。母と2人で大ウケです。
ユウは割とすぐ退屈したようで、母に 「おやつ食べる」 と言いだしました。いや、おやつなんて持って来てないし。結局、館内の売店でポテチを買ってもらって戻ってきました。久しぶりに食べたな、九州しょうゆ味。
途中で、大学時代の友人に偶然会って驚きました。妹のクラスではないけど、この園にお子さんが通ってるんだそうです。結婚して子供も出来たのは知ってたけど、双子だとは知らなかった。会うのも何年振りか判らないぐらい久々でしたが、全然変わってなくて元気そうでした。
お昼ご飯は、近くのイタリアンなファミレスで。ポテチを食べた後も 「お腹空いた。早くお昼ご飯に行こうよ」 なんて言ってたユウですが、この頃になってやっと満腹中枢が働き出したようで、せっかく注文したお子様スパゲティを8割残しました(苦笑)そして私が注文した『たっぷりビーフとモツァレラチーズのミートクリームスパゲティ』が予想以上のボリュームで……ファミレスって 「メニューの写真の方がなんか豪華じゃない?」 って事はよくあると思うんだけど、むしろこれはメニューの写真以上にビーフがたっぷりで、正直最後の方はちょっと無理しました。これなら私が注文したのをユウと分け合って食べても充分だったわ。
ん〜でも正直、トマトクリームソースはおいしいけど、ミートクリームソースってのはちょっと微妙かな(笑)次の機会があったら違う物を注文したいです(こら)
午後からも楽しく観戦し、全部終わったのは2時半ぐらいだったかな。ユウもそれなりに楽しんだようで良かったです。
帰りの市電で、おばあちゃんが乗ってきたんです。あ、席を譲った方がいいかな、でもそうなるとユウの隣に知らない人が座る事になるから、ユウが嫌がるかな?ユウも立つとか言いだしたらおばあちゃん気にするよね…とちょっと躊躇っていたら、近くに座ってた中年男性がスッと立ちあがってそのおばあちゃんに席を譲りました。あぁ良かった、おじさんいい人だな〜…と思っていたら、次の電停では4〜5歳ぐらいの男の子を連れたお母さんが乗ってきました。
……子供には立ってるのはきついよね。でもここで席を譲ったらユウの隣に知らない男の子が座る事になるから、そうなるとユウが(以下略)とまた一瞬躊躇っていたら、今度は向かいに座ってたメイクも服装もいかにも『ギャル』な感じのかわいい女の子がサッと立ちあがって 「お子さん、どうぞ」 とそのお母さんに声をかけてました。
なんか2つ続けていい光景見ちゃったな、とちょっと気持ちがほんわかしました。本当は私が席を譲ってその姿をユウに見せるのが一番いいんだろうけど…滅多にない機会なのに、余計な事考えちゃってさっと動けませんでした。ちょっと反省。
母の用事にちょっと付き合って、今日が期限のDVD返却のためにTSUTAYAに行ったら、行く途中でユウが寝落ち。ちょうどそのぐらいの時間だから、寝るんじゃないかなとは思ってたんだよね〜。また違うのを借りる〜と言ってたんですが、せっかく寝たのを起こしてまで借りなくていいだろうと、私が車で待ってる間に母に返却して来てもらってすぐ撤収。お昼寝から起きてごねたら、また今度借りに来てあげればいいや。
次郎君が先週に続いて飲み会だったので、夕飯も実家で。昼間、親戚の法事で父が近くのお寿司屋さんに行ってたのですが、そこでお土産にもらってきた松前寿司がおいしかったです。しめサバとかは苦手なんだけど、ここの松前寿司だけはおいしいと思うんだよな〜。
2010年10月08日(金) |
『大奥』見てきました。 |
今日は有給を取りました。
私は今年度末で契約期間満了で退職の予定なんですが、現時点でまだ有給が30日以上残ってるんだよね。このままだと、年度末にどかんと1ヶ月近く休むか、じゃなかったら消化しきれないまま休暇を無駄にする事になりそうなので、今から少しずつ使っていこうかと。もちろん有給を全部使い切れなくてもいいんだけど 「あぁ、まだ有給が20日以上あったのに…」 と思いながら退職するよりは、仕事に支障がない範囲でちょっとずつ消化して遊ばせてもらおうかと(^^;
というわけで、今月から公開されてる映画『大奥』を見てきました。以下、ネタばれしつつ感想なので、見に行く予定の方はここでお引き返しくださいな。
正直、キャスティングが発表された時には 「ニノが水野か〜……ちょっと違くない?吉宗も、『器量はイマイチだが政治能力は優れた切れ者』って設定だと思うんだけど、柴咲コウちゃんだとちょっと美人過ぎるような気が……そもそも、水野と吉宗の話は全体から見たら序章というか、そこから始まる長い物語の導入部に過ぎないんだけど、そこだけ映画化ってのもどうなんだろう」 と思ったんですよ。
でも、まぁニノは正直言って 「水野としてはもうちょっと身長が…!」 とは思いましたが(笑)映画そのものは予想以上の完成度だったと思います。
水野が大奥に入る事を決めて、幼馴染のお信(堀北真希ちゃん)に別れを告げるシーン。原作ではお信に覆いかぶさるようにして別れのキスをするんですが、ニノと堀北さんだと身長があまり変わらなくて、そこだけは惜しかったかな(笑)でも最初の、貧乏で器量もよくない女でも子種のために望まれればタダで寝てやる…ってシーンのニノは、正直かなりドキッとしました。初めて二宮和也という人を色っぽいと思いました……そういうシーンだからってだけじゃなくて、映画全体を通して、不思議な色気と魅力を感じたんだよね。
原作では描かれてなかった鶴岡(関ジャニの大倉くん)のその後が切なかったなぁ。立ち合いで新入り水野に負けて 「この大奥で必要なのは剣術じゃない。美しい顔と処世術よ!お主よりわしの方がずっと美しい!」 と吐き捨てた彼は、原作ではその後出て来なかったんだよね。
自分を寵愛してくれていた松島(玉木宏)に見捨てられ絶望し、水野にもう1度勝負を挑んで、負けて、自ら腹を切った……最後は、大奥でのし上がる事よりも武士としての誇りを選んだのかな、と。それを止めたり助けようと騒ぎ立てたりせずに、切腹の介錯を務める(=首を落として、長く苦しまずにあの世へ行かせてやる)事で鶴岡の意地を守った水野の気持ちを思うと、泣けてしまいました。
個人的には、格上げされた水野がお針子達の心をつかんだ『針探し』のエピソードが丸ごと削られてたのが残念だったかな〜。あの話、好きだったのに。あと、水野に焦がれて 「衣裳のお礼に菓子でも…」 という水野に 「何もいりません。ただ、思い出を…」 と顔を真っ赤にして告った垣添(中村蒼くん)。とってもかわいくて微笑ましかったんだけど、実は水野より背が高いんだよね。こんなとこでもニノの小柄さが惜しい事に!(苦笑)
でも垣添の恋心に 「ま、いっか。減るもんじゃなし」 とチューしてあげた水野にこらえきれずに大笑いする杉下(阿部サダヲさん)がナイスでした。あのシーン笑ったわ〜。
そう!阿部サダヲさん!杉下が阿部さんってのも、最初は 「え〜?なんか違う〜」 と思ってたんですが、これがまたすっごい良かった!最初の方で淡々と 「ここ(大奥)でしか生きていけぬ者もおるのだ」 と水野に語ったシーンとか、水野が『ご内証の方』に選ばれてしまったのを 「あまりに理不尽!」 と憤るシーンとか、阿部さんの演技そのものもすごく良くて、かつ、その演技があるからこそその後のニノの演技がより引き立つ…という場面が多くて。
『ご内証の方』は死なねばならぬ…と知らされた後の、憤る杉下に水野が言った 「それ以上言わねぇでくれ。心が曇る」 というセリフ。
原作では、水野は気持ちを抑えきれない感じで大声で杉下を遮って言うんだけど、映画ではニノはとても静かな表情と口調で言ったんです。原作のそのシーンもすごく良かったんだけど、そうかー二宮和也という俳優はあのセリフをこう解釈するのかー…と。そしてそれはすごくいい演技でした。静かな表情と声だったからこそ、より胸に響いた気がしたんです。
柴咲コウちゃんが演じた将軍・吉宗の男前っぷりも素晴らしかったですよ。ていうか、時代が時代だからか、主だった女優さんのほとんどがすっぴんに近いぐらいのナチュラルメイクだったんですよね。唯一の例外が、吉宗が就任早々にクビにした間部詮房(菊川怜さん)で、この人だけは白粉も紅もバッチリで。でもこの人はその贅沢さを理由にクビにされる役なので、それで正解(笑)
そして、ほぼベースメイクだけでほとんど色味を使ってない顔立ちの柴咲コウちゃんは、不思議な事に『整ってはいるが美人とはちょっと違う、意志の強く頭の切れる女将軍』に見えるんです…。お信を演じた堀北真希ちゃんも、裕福な薬種問屋の娘という設定なので多少はかわいらしいメイクではありましたが、柴咲さん同様におそらくすっぴんに近いであろうナチュラルメイクなのに、育ちのいい一途なお嬢さんって雰囲気がよく出ててすごくかわいかった。
あと特に印象深かったのは、吉宗の側近・加納久通を演じた和久井映見さんがまた良かったの。こちらも本気ですっぴんかと思うほどのナチュラルメイクだったんですが、大奥総取締役・藤波様(佐々木蔵之介さん)と渡り合った時の食えない感じが 「だてに年くってませんぜ〜」 って感じで、頼りになる側近としてすごく安定した存在感でしたね。
吉宗と水野の閨でのシーンは、とにかく切なかったです。吉宗の女としての名前が『のぶ』だと知った水野が 「今宵一晩だけ、おのぶと呼ばせてください…!」 と願い出たシーンでは、うるうるしながら吉宗を見つめる水野に思わず胸キュンしちゃいましたよ。何よもう、子犬のような目ってこういうの!?って感じで(笑)
それを受けた吉宗を 「おのぶ!」 と呼びながら抱きしめた水野がどんな気持ちだったのかと。その前に、庭で1人 「こんな事になるなら、お信、お前と寝ちまえば良かった。好きだ、惚れてるって何度でも言っちまえば良かった…」 と後悔するシーンがあったから余計に、閨でのやり取りが切なくて。
ラストも、吉宗の計らいで水野は命を救われて町へ帰れるんだけど、その結末を知ってても、水野とお信の再会のシーンでは泣いてしまいました。水野に抱きついてなくお信の背中を、なだめるようにとんとんと叩く水野の手が優しくて。その後に吉宗が 「さて、この国をどうしてくれようか」 と踏み出すシーンが、もしかして続編でもあるか?とちょっと期待を抱かせてくれましたが…どうなんだろうなぁ。
エンディングが嵐の歌だったのは……う〜ん、正直ちょっと微妙だったかな。曲としてはすごくいい曲だし、歌詞が微妙に物語とリンクしてる気がしてそれはいいんだけど、なんか 「あ〜、嵐ってメンバーが出てるドラマとか必ず主題歌取るよな〜…」 とちょっと1歩引いてしまった所もあって。まぁいわゆる『大人の事情』という奴かな…とね。それぐらいなら柴咲コウちゃんの曲でもよかったかな、なんて。
えぇ、ファンの人には怒られるかもしれない事を承知で言えば、あの予想外に完成度が高かった映画の主題歌としては、アイドルの歌はちょっと相応しくなかった気がするんですよ。もうちょっと重厚さとか、作品の世界観に沿うこだわりが欲しかった。
……と言いつつ、帰ってから着うたダウンロードしましたけどね(苦笑)
トータルとしては、役者・二宮和也の力に脱帽でした。ドラマとかでも度々そう思ったんだけど、すごいね、ニノは。微妙なセリフ回しや表情で、すごくいろんな事を表現できる人だな。上手に表現するだけじゃなくて、見てる人に 「今、こんな気持ちなんだろうな」 と想像させて引き込む、不思議なパワーと魅力の持ち主だと思いました。だって今、実はもう1回見に行きたくてちょっと悩んでるもん(笑)帰ってすぐ原作を読み返して、読んだらもう1度映画も見たくなっちゃって困ってます(苦笑)
そして、今日は実は次郎君の誕生日です。映画を見てからそこのショッピングモールでプレゼント選び。うちは結婚してからは誕生日とかクリスマスとかのプレゼントは原則廃止で、欲しいものがある時はリクエストするって事にしてるんだよね。聞いてみたけど今年は特に欲しいものはないとの事だったので 「じゃぁ次郎君が食べたい物を食べに行くぐらいでいいか?」 と思ってたのですが、でもプレゼントがまったくないってのも寂しいかな…というわけで。
紳士服売り場をぐるぐる周った挙句、茶色の綿生地が裏地としてついてて1枚で着れるモスグリーンのニットを購入。襟もとがジップアップになってて、そこだけ内側の生地が見えるので重ね着風に見えるのです。冬場はどうしても茶色とか黒とかグレーとかベージュが多くなるので、こういう色の服が1枚ぐらいあってもいだろう。
帰宅してユウに仕込んで、帰ってきた次郎君に 「パパ、お誕生日おめでとう!」 と渡させる事に成功し(笑)夕食は次郎君のリクエストで回転寿司。でもネタによっては525円の皿とかもあって、回転寿司の割にはおいしいお店なんですよー。普通のお寿司屋さんに比べたら安上がりなんだろうけど、でも3人で1万円近くかかっちゃった。プチ贅沢(^^;
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