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2003年04月03日(木)
花吹雪
■ どうぞ花見をしてください。そう言わんとばかりに、空は晴れていた。昨夜スーパーで買ったレジャーシートを持って、職場に行く。就業時間中は問い合わせの内線が多く、その対応にほとんどの時間を投じた。

■ 終業してすぐに課の2人を連れて会場に赴く。レジャーシートを敷いてみたら、僕の確保したスペースは充分広かった。昨日の心配がナンセンスだったことに安心する。飲み物や食べ物を買い出した後、一人が職場に大勢を迎えに行く。その間に僕ともう一人は、シートの上で留守番をしながら先走ってビールを飲み始める。まもなく課の皆が来て、飲み始める。しかし寒い。寒さを紛らすかように、早いペースでビール、日本酒、焼酎が無くなっていく。途中でみんなに使い捨てカイロを差し入れた頃には、酩酊の度が全体的にだいぶ高まっていた。3時間の花見が終わる時、僕は命令調で喋っていたらしい。2次会は居酒屋でしっとりと飲んだ。上司はアルコールに負けて、トイレで眠っていた。ひとまず、入社してから初めて担った幹事の役割が無事に果たせて良かった。

■ 花見の会場には、ストーブを持ち込む団体があった。本格的すぎる。 //


2003年04月02日(水)
慣習に依ること
■ 今日は雨。花見の期日を今日にしなくて良かった。朝に会場の公園を見に行ったら、予約席であることを示すために他の団体の幹事が地面に貼った紙は、雨に濡れて溶けて、何も見えなくなっていた。こういう場合、予約は法律的に有効なままなのだろうか。民法、道路法、自然公園法。どの法を持ち出せばいいのか良く分からない。但し、あの公園ではこうして紙をアスファルトに貼って予約するのが慣習となっているようだ。不文律。一方僕は雨を想定し、ビニールを被せた状態で紙を貼ったので問題なかった。でも、10数人が参加するにはスペースが足りないかもしれない。ちょっと心配だ。

■ 仕事は少し進展した。そろそろ新しいことを始めよう。 //


2003年04月01日(火)
赤名リカが親しみを込めて呼ぶ人
■ 朝、花見の会場を探し回っていたら隅田川に流れ着き、大きな淀みを見て落ち着いた。

■ 花見の幹事をすることになったのは上司の「独り言」に起因する。でも「花見しよっか」は、一般的に解釈すれば独り言ではなくて提案だ。「花見をしたいからとにかくセッティングしてくれ」という鮮明な行間までも含んでいる。そこで、今日は仕事の合間に課の人に呼びかけたり、グループウェアで花見のお知らせを回覧したりした。その甲斐があって、課全体の7割の人が参加するほどの規模になりそうだ。しかも、課の女性が全員出席するという奇跡のおまけつきだ。しかし「あの人が来るから私は行きたくない」という声が一部であがり、社会にいることの難しさを思う。夜は、会場となる小さな公園に赴き、コンクリートの地面にガムテープを貼ってなわばりを確保した。如何にも下っ端のサラリーマンがやる仕事だけれど、実際に最も下っ端なので仕方ないし、とはいっても、春の陽気も手伝ってか幹事をするのが楽しい。あとは明後日が晴れることを祈るばかりだ。帰り道に上野公園に寄ったら、屋台も人も大賑わいだった。 //


2003年03月29日(土)
シンプルであること
■ 自転車が壊れた。新しく買う場合の料金とこの自転車の修理代との間には、4,000円しか差がない。

■ 午後、母校の卓球部に顔を出して、4人の後輩と試合をする。1年生との試合での1セット目、調子に乗った1年生に手が着けられずに、1点も取れずにやられる。しかし、2セット目以降も同じテンションで試合に臨んでいたら、相手が勝手に自滅してくれた。結果はセットカウント3-1。この後も、後輩との全ての試合に勝った。

■ 現役の卓球部員は、色々と多くの技術を持っているけれど、どれも使いこなせていない印象がある。僕が大学生だった頃は、とても単純な卓球しかしていなかった。まずはネット際に短くカット系のサーブを出して、それがカット系で返ってきたら、角度を合わせてフォアハンドでスマッシュする。この一つのパターンが大切な試合で高い精度を発揮されるよう、繰り返し繰り返し練習してきたつもりだ。そして、現役時代の最も大事な試合であるリーグ戦で体現することができた。さらに、大学を卒業してから丸5年経つ今でも現役生に勝つことが出来るのは、その継続の成果でもあると思う。現役生がリーグ戦で勝つためにも、また卒業後にも勝てる卓球ができるようになるためにも、もっと「単純さ」を追求してほしい。

■ けれど、卓球の単純さは練習の単純さをも時に意味する。僕がそれに耐えてこれたのは体育会的な風土によるところが大きい一方で、サークル化した今の卓球部に、どこまで期待して良いのだろうか。

■ 卓球の後は、大学近くのお店で一人で飲んだり食べたりした。店員の動きにめりはりがあって、この店はいつ入っても居心地が良い。生ビールを2杯、カクテルを2杯飲んでレジを済ませようとしたら、店員に「ずっと昔から思ってたんですけど、NUMBER GIRL(のボーカル)に似てるって言われませんか?」と話しかけられる。向井さんに似てるって、すごい褒め言葉だと僕は思ったけれど、大抵の言葉は話し手と受け手とで意味が食い違うものだ。 //


2003年03月28日(金)
幸福の定義
■ 近所でチェーン店系の居酒屋が一つ開店した。その開店記念として「飲み物1杯100円」フェアを実施していたので、迷わず飲みに行く。僕が座った席の近くで、汚れの目立つジャンバーを着たおじさんが独り言を喋ったり、時に女性の店員に喋りかけたりしながら一人で飲んでいた。「俺はこれからキャバクラに行くんだ。キャバクラは5時半までやってるからな。そこで姉ちゃんたちと色々するんだ。お金なんていくらでもあるんだ」と繰り返し繰り返し、彼は豪語していた。店員はリアクションに困りながら、逃げるように調理場へと戻っていった。僕はそのおじさんを一瞬「かわいそうだ」と思ってしまったけれど、それは誤りであった。何故ならば、おじさんはそれで幸せなのかもしれないからだ。だとすれば、僕にとっての幸せとは間違いなく異なるけれど、だからこそ人の幸福を否定する権利はない。

■ 先日、会社のテニス部に入部した。しかし、ラケットを買うお金がない。これはちょっとした不幸だ。 //


2003年03月27日(木)
整理すべきこと
■ 朝は少し寒かったのでコートを着て出かけたら、日中にはすっかり春めいている。昨日暖かかったのはまぐれではなかった。夜も暖かさがだいぶ残っていたので、帰りはコートを着ずに持ち帰った。

■ どこから手をつけたらいいのか。いまだに整理できていない。 //


2003年03月26日(水)
貫徹すること
■ 昨日。午後7時半に仕事を終えて、大学卓球部の後輩が催している飲み会に合流する。卒業式を終えたばかりの4年生が主役の飲み会だった。飲みの席では、この4年生とあまり話さずに3年生以下と下らない話題で盛り上がっていた。アイスブレーキング。相手を少しでも理解しようとする場合、他愛のない話題こそが切り口になることが多い。3次会のカラオケが終わったのは翌朝5時。後先に無頓着な自分に大分呆れた。

■ 今日。とはいえ眠っていないので日付の区切りを自覚できない。カラオケの後、一旦家に帰ってシャワーを浴び、まもなくまた出かけた。始業時間までは大分余裕があるので、走る電車の中で1時間ほど眠り、乗り過ごした駅へとうつらうつらと引き返した。仕事は、眠すぎて全く手に着かなかった。学生のように遊ぶことはもう出来ないと、身を以って実感した。帰宅してから、レンタルビデオ屋にDVDを返した。そして洗濯をしつつ、購入書籍のリストを整理した。もう眠さ限界。 //


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