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2004年05月11日(火)
希望の数だけ失望が増えること
■ お気に入りの人が気に入っているミスチルの最新アルバム「シフクノオト」をレンタルする。シングルにもなった「くるみ」の歌詞にやられる。「良かった事だけ思い出して やけに年老いた気持ちになる」ことは、本当に最近良くあることだと痛感させられる。

■ 一方、敢えてシングルにならないことでも話題になった「タガタメ」の歌詞には釈然としない。「相変わらず性懲りもなく 愛すこと」ができないからこそ、「加害者」と「被害者」が増大しているのが、今のこの国の構造なのではないかと思う。

■ そろそろ短歌を再開しなければならないと思っていた時に、絶妙なタイミングで話を持ちかけてくれた歌人さんに感謝。

■ 法事の日程を今度の日曜日に決めた翌日に、スクエアプッシャーのオールナイトな公演が前日に行われることを思い出した。 //


2004年05月02日(日)
資格マニアとは一線を画したいこと




■ ゴールデンウィークのうち、3日間は大学の卓球部で一緒だった人と会う。この友好関係の狭さが今の自分に程良い。

■ 今の自分に必要なのは、許すことかもしれない。 //


2004年04月18日(日)
試験当日
■ イラクの邦人拉致事件がほぼ収束に向かっている。今回の事件について街頭の一般人がインタビューで感想を求められた時に、政府側のコメントをそのまま口にする人が多いのに驚く。公共の電波を用いて「自己責任」とか「大人としての自覚」といった言葉を容易く他人に向けるあなたこそ、発言に自己責任を持っているのかと尋ねたい。

■ 基本情報技術者試験を受ける。午前は、過去問をそのまま貼り付けたような問題が目立った。制限時間の1時間前に解き終わる。昼休みはヘッドホンで2 many dj'sの「As Heard on Radio Soulwax Pt.5」を聴いて、頭を振りたい衝動に駆られた。午後は、苦手意識のある箇所がピンポイントで出題されて、ストレスで腹がキュルキュル鳴った。マークシートを適当に塗りつぶしている自分に気付き、制限時間直前で我に返った。試験直後は「午後の不出来で落ちそう」という感触だった。夜、近所のネットカフェで業者の解答速報を見たら、「午前」は9割取れていた。そして「午後」もなんとか合格確実ラインの8割に乗っていた。受験番号のマークさえ間違っていなければ合格しそうだと判明して、安心した。

■ 試験会場には同じ職場の人も来ていることが朝に分かった。試験後に千葉県市川市へ出かけて一緒にお茶を飲みながら、数時間雑談した。楽しかったし、ケーキも美味しかった。

■ 家に着いてからは、お酒を飲みながら「オレンジデイズ」の第2話を見た。台詞の棒読みに興醒めした。 //


2004年04月17日(土)
春のせいにすること
■ 明日の資格試験に向けた勉強をすべく、今日と一昨日は仕事を休んでいる。しかし、数日前からの腹痛がまるで治らず、勉強が手につかない。このままでは、試験会場に辿り着いても腹を押さえてうずくまってしまう可能性が強い。試験に受かるか受からないかは、薬の効き目にかかっている。万全とは言わないまでも、8割ほどの体調で明日が来ればいい。

■ テレビドラマ「オレンジデイズ」の展開が気になる。このドラマの脚本は、「読唇術を使えるのに母娘が手話で話す必要はあるのか」とか「森田療法を扱う講義が何故3,4回生向けなのか」といった現実的な発想を持たせることもある。けれど、まるでドラマ性のなかった僕の学生時代をセピア色に脚色してくれるような、甘酸っぱく淡い雰囲気が全体を覆っていて良い。

■ このクールのテレビドラマには「障害者を扱うドラマが多い」との批判があるようだ。けれど、岡本太郎の言葉を借りれば「人は誰しもがいびつな形に歪んでいる障害者」なのであって、その批判の言葉は特別な力を持っていないと思う。とはいえ、身体的な障害を扱うことによって同情を煽り、高視聴率を狙う製作側の意図が透けて見えることは否定できない。

■ 一週間前の土曜日、会社の寮に入る新入社員の歓迎会が催された。歓迎会の席で新人に仕事の愚痴をこぼすのは止めた方がいいのではないかと思ったが、口にはしなかった。

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2004年03月28日(日)
点が満たないこと
■ 職場の送別会で幹事を務めた時、会席で「幹事、幹事。ビールおかわり」と呼ばれて若干腹が立った。幹事であるからにはホストとしての役割に徹しなければならない。それは承知しているけれど、部署の一員として僕は別れが惜しかった。居酒屋の店員扱いするのではなく、名前で呼んで欲しかった。ここ最近、この種の下らなく小さな不満が、食パンに生える黴のように僕の気持ちを腐らせている。良くない傾向だと思う。

■ 水道橋の資格予備校で模試を受けた。試験後に配布された解答を照らし合わせたところ、やはり「午後問題」が合格点に達していない。勉強すれば受かるし、勉強していなければ点が取れない。それだけだ。仕事で活用するための資格試験を受けるのに、「仕事が忙しい」という言い訳は通じない。自戒すべし、である。

■ 音楽は、Felix da housecatの「A Bugged Out Mix」がパワープレイの最中だ。去年のエレグラでは、彼の陽気なDJっぷりに心身飛び跳ねた。資格試験をさらりとクリアして、また飛び跳ねたい。

■ 今電話がかかってきて、夜に人生の師匠とその友人とで花見をすることになった。 //


2004年03月22日(月)
下見や下心
■ 情報処理の資格試験まで、あと1ヶ月なくなった。過去問を模擬試験として受けてみたら、基本的な知識を問う「午前問題」は合格ラインに達している。けれど、プログラミング能力などを長文で問う「午後問題」対策はまだちっとも確実でない。残りの期間を午後の対策だけに費やそうと思う。

■ 幹事として今週半ばに催す送別会の会場を先日下見した。インターネットで検索したこの居酒屋は、実際には狭いけれど落ち着く良いお店だった。インターネット上の情報だけではどうしても安心できないので、下見が必要だと思う。そのことを居酒屋のマスターに話したら、店側としても予約した人の素性が当日まで分からないのは怖くもある、と返ってきた。どれほど情報技術が発展しても、人との直接的なコミュニケーションがもたらす安心を技術で賄うのはやはり難しい。下見は成功したので、あとは送別会本番を迎えるだけだ。

■ 先週の土曜に友人と飲んでいたら、新年会の話題になった。二次会の途中、女性を介抱していた男の目的が性欲に沿っていたことを知らされた。言葉にならない。 //


2004年03月03日(水)
1010の0101
■ 来週土曜日の代わりに今日休みを取った。オープンして間もない北千住丸井に出かける。CD売り場で2 many dj's「as heard on radio soulwax pt.2」を見つけて歓喜する。職場の女性に薦められた香水を買おうとしたが、匂いが気に入らなくて止める。この丸井には紀伊国屋書店もあって便利だ。

■ squarepusherの来日公演のチケットを予約し忘れないように、と後日の自分に言い聞かせる。久保田利伸のトリビュートアルバムを試聴したら、歌い方を真似るだけの歌手が多くて呆れた。

■ 財形を始めてから2ヶ月目に突入している。もともと給料が少ない上に財形分の控除を経ると、可処分所得は極端に少ない。かつては「ストレス解消」だとか銘打ってボーリングや酒に多くお金を費やしていたが、財形を始めてからは手を出さなくなった。必要なものだけにお金を遣う習慣をより強めたい。

■ 6年前にホームページに載せた日記がパソコンに保存されているのを思い出した。読み返してみたら、文章も発想も稚拙だった。大学の4回生が書くべき文章ではない。おかげで、現在大学に在籍する卓球部の後輩を馬鹿にできなくなったなと思った。顔から地獄の業火ものである。ただ、過去を恥じらってばかりもいられない。かつての日記を一つ取り上げて、今の自分が文章をリミックスしたらどうなるかを今日の夜に試してみようと思う。

■ AERAで表紙になった時、綿矢りさがインタビューで「良い文章よりも、ましな文章を書くよう気をつけている」といった発言をした。肯くことができる。良い文章は意識して書けるものではなくて、他人が読むに耐える文章を書くよう心掛けることで徐々に構築されていくのだろうと考える。他人に媚びることのない、質朴さがほしい。その課題は、6年前も今もそう変わるものではない。しかも、それは文章に限らない。 //


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