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2004年08月28日(土)
灯台下
 土曜出勤日。今の部署で仕事をするテーマは情報の取得・加工・管理の効率化で、他の部署が使う情報に対しては実行できているとして、でも自らが扱う情報については限りなく非効率だったりする。これから5年ほど、僕の仕事は暗い灯台下を明るくすることなのだろうなと思う。


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2004年08月27日(金)
幼なじみをディスプレイで見かけること
 一昨日と昨日は、それぞれ飲み会があった。一昨日にテニス部のメンバーで飲んだお酒は翌日に酷い痕を残したけれど、昨夜のお酒は今朝残っていない。親しい人と飲むと、悪酔いの確率がぐっと低くなるようだ。


 家でインターネットをしていたら、小学時代に珠算塾で3年間一緒だった同期が簿記の学校で講師になっているのを見つけた。幼い頃から取り組んでいた珠算をそのまま生かして職業にしていることが凄い。オリンピックでメダルを取るのも偉業だけれど、それに近い業を彼に感じて圧倒された。嫉妬も少しあるけれど、鼓舞してもらえた感謝もある。


 仕事は、今日から新しいプログラムを作ることになった。その作業量は想像出来ないほど多いらしく、プリンとコーヒーをかき混ぜて食べるような思いだ。
 会社のウェブサイトを更新する担当者が変わったおかげで、僕も改訂に口を挟む事ができるようになった。ラッキーすぎる。 //


2004年08月23日(月)
幸福追求権
 土曜までの仕事と昨日の会席が終わり、今日はだらりと休んだ。家で漫画を読んだり、時々簿記やパソコン関連の本を流し読みした。課題が沢山あるのは良い事だけれど、取り組む順序を決めないとどれも中途半端になってしまいそうだ。


 相手とどれほど親しくなっても「あなたを幸せにする」とは約束できない。良かれと思ってした事や伝えた言葉は必ずしも相手を幸せにはしないし、幸福を追求する権利は本人が自発的に用いるしかないからだ。「幸せにする」という言葉は約束のふりをしながらも、実は「あなたを幸せにしようとすることで、私が幸せになりたい」という宣誓に過ぎないのかもしれない。単なる宣誓なら、胸の内に秘めるだけでも構わないだろうと思う。 //


2004年08月22日(日)
還暦祝いで冷えること
 叔母たちが父の還暦を祝う食事会を昼前から開き、僕は姉と姪と共に参加した。親戚同士が15人ほど集まったこの席で、もうすぐ1歳になる姪がみんなに可愛がられていた。もともと親戚と疎遠な僕は、姪とだけじゃれあっていた。小さい子供がいると会話が滞らなくて良い。


 会席は夜7時頃にようやく終わった。帰りの車の中で、父が「ああいう還暦のお祝いは子供がやるものなんだ」と愚痴り始めた。実際の60歳の誕生日は今月末なので、当日にプレゼントを持って小さなお祝いでもやろうと数日前から姉と話していたが、父の愚痴で姉と僕は興醒めした。 //


2004年08月18日(水)
人や本やサイトに遭遇すること
 うだうだと朝7時半に目覚める。その1分後、父から電話がかかってくる。「外にいるから出てきて」と言われて、のそのそと寮の階段を下りたら父が来ていた。父はいつもこんな具合に予告なく現れるので困る。家族割引で契約している都合上僕が立て替えている父の携帯電話料金を受け取った。出社の準備をしたい時間だが、お金を渡した後も彼はしばらく話をやめなかった。そんな父親も今月末に還暦を迎える。出来ることなら祝い事もせずに疎遠さを保ちたい。けれど、極端に距離を置くと逆に父を意識しているようで本意から逸れる。


 寮を出たらすぐ、同じ寮に住む社員と会って一緒の電車に乗った。朝はぼんやりと考え事をしたいので極力一人で会社に向かいたいけれど、寮に住んでいると知人との遭遇率がどうしても高まる。なんだか今日は良くない一日になりそうだと予感していたら、実際にはそれほど悪い日ではなかった。帰りに寄った書店で仕事に役立つ本を見つけ、迷わず買った。家に戻ってからネットサーフィンをしていたら、面白いテキストサイトが沢山あった。 //


2004年08月17日(火)
1ミリずつ蓄積していくこと
 今日仕事をして改めて分かったのは、自分が好き嫌いに強く基づいて人と接していることだ。


 オリンピックは、野球の日本代表が何故「長嶋ジャパン」と呼ばれ、選手が「長嶋監督のために」と口々に熱くなっているのかが良く分からない。長嶋氏が脳梗塞で入院してからの話ならば分かるが、そうではない。長嶋氏のためではなく、今回のオリンピックに出場できないアマチュア選手のために、好成績を残す必要があると思う。プロが出場できて勝てないならば、以後は、かつてのオリンピックのようにアマにも出場の権利を与えるべきだ。


 チェッカーズのドラマーだった人が舌がんで亡くなった。罹患率の高い肺や胃とは反対に、癌の部位として舌は皮膚に次いで目視できる部分だろうと思う。他人に「太ったね」と言われて初めてダイエットに取り組むように、普段から目に見える部位にも、病に罹った時の自覚が遅れてしまう可能性があるかもしれない。ただ、がんの家系に属する喫煙家の僕としては、目下として肺がんに注意したい。低タール低ニコチンな煙草が流通している昨今でも肺がんの罹患率が全年齢層について高まっているのは事実で、「1mgだもんね」といって安心している場合ではない。 //


2004年08月15日(日)
ブラウン管の中と外で卒倒すること
 昨夜、師匠が開いているジャズバーに行った。着いた頃には演奏が終盤に入っていた。ギター・サックス・師匠の弾くピアノのトリオが最後に演奏した「Georgia On My Mind」は最高だった。演奏が終わった後は師匠やその友人とともに、ビールを飲んだり「冬のソナタ」を初めて観たりした。病気がちなぺ・ヨンジュンがフラッと倒れる不自然さとか、東京ラブストーリーの再現かのような既視感や母親の貞操観念など、指摘したいところは盛り沢山だ。けれど、演技力の低さやストーリーの破綻は日本のドラマもそう変わりない。むしろ、カメラワークの技術や有名な俳優に偏っている日本の方が、本来のドラマらしさを失っているのかもしれない。
 翌朝6時まで飲んで雨の中を自転車で帰ったら、鞄の中にあるMDウォークマンが濡れて壊れた。使用者の僕もお酒で壊れてしまい、酔いが醒める午後2時まで寝続けた。


 起きてからは近所のレストランでピザを食べて、部屋で放心している。 //


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