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2004年11月04日(木)
呪縛を解く予定
 本を読む機会が極端に減ったせいか、会話や文章に織り込むべき適切な語句がすぐに思い浮かばないケースが増えた。困る。音楽は、今頃になってMOBYの「PLAY」がやけに気に入っている。 //


2004年11月02日(火)
自業自得ではないこと
 「まだ風邪治ってないんじゃない?」と何人かに気を遣ってもらった。けど、実際にはほぼ完治している。ただ、今日は感情に起伏や抑揚がまるでなくて、穏やかな海を漂っているようだった。本人にとっては今日のような心理的状態が最も充実している。「もう治ってますよ」と言い返すと別の心配をされそうだったので、「ええ、まだちょっと風邪が残ってますね」と返事した。


 最近は残業を極力しないよう上司に諭されているため、早々と帰宅するようにしている。今日も午後7時半で引き上げた。


 自宅でインターネットをしていたら、イラクで拘束された若者が無残に殺害される場面を動画で目の当たりにした。絶望以外には何も見つからず、見てしまった後悔が生まれる前に全身が脱力した。情勢の荒れたイラクに旅する無謀さなどに基づいて、この一件で亡くなった彼の結末を「自業自得」と評する人がいる。僕にはそれが信じられない。救出のためにたとえ政府が税金を幾ら使おうとも、過去にどんな生活を送っていても、どんなきっかけでイラクに旅をしようとも、それらは彼を罪人に仕立てる理由にならない。死んでも仕方ないと少しでも思ったら、その気持ちはテロルと同質なのだと思う。


 ただ一つ彼に言うとすれば、旅をしても人はそれほど変わることができないということだ。それと、イラクに限らず、どこにいても命に関わるリスクがある。もちろん日本国内にいてもだ。だから旅をしなくても、普段生活しているこの街の中に緊迫や発見がある。その事実だけでは物足りなかったのだろうか。 //


2004年10月30日(土)
平穏
今日は土曜出勤日だけれど、風邪による頭痛が昨日からひどかったので有休を取ることにした。そして、薬とポカリスエットで風邪はあっさりと治った。無理をしないで休んで良かった。


 幾つかの転職サイトを活用している。ここ3ヶ月で、企業からのスカウトが数件来るようになった。その中で、業務内容も企業自体も魅力的な1件に巡り合って、進展させてしまおうか迷っている。気分が沈んでいる時は、現状から逃れたいがために引越しや転職を無為に進めて、更に事態を悪くするケースがしばしばある。けれど、心理的な浮遊度を10段階で示せば、今は6か7くらいで平穏だ。割に冷静な視点で判断すれば、今は環境を変える良い機会だとは思う。自分に有益な道を選びたい。ただ、今在籍している会社に居続ける場合は業務改革でも起こらない限り、ここ3年はパソコン設定やヘルプデスクの先に進めない予感がある。


 とはいえ、まず変わるべきなのは環境ではなく、自分自身なのかもしれない。


 小説は、森博嗣の「スカイ・クロラ」を読んでいる。一人称で書かれた文体が、主人公の幼い厭世感を存分に醸し出している。本職のパイロットが読んだら専門的な記述をどう思うのかが気になる。勉強用の本は、ソフトウェア開発技術者試験対策の本を当座的に進めることにした。 //


2004年09月28日(火)
警告を受けること
 店舗のウェブサイト制作はほぼ完了した。ある程度の達成感が胸に湧きながら安心していたら、上司から指摘を受けた。もう一人の担当者が本来一人でやるべき仕事を、僕はサポートするだけに徹しなければいけなかった、という内容だ。確かに、ウェブサイト制作用ソフトの使い方を教えれば、それだけで役割は果たせたのだと思う。反省はしているけれど、個人的にはこの仕事を横取りしたいくらいの気概があった。但し今回は、担当者が僕に任せたい気持ちと僕の任されたい気持ちが合致したので、大きな問題にならなかったに過ぎない。もし、やりたくない仕事を任されそうになった時はどう対応すればいいか。その回答が見出せないと今後どんな仕事でもやらされてしまう危険性がある。選手の打ったボールを拾い集めたり、冬のベンチを全身で暖める。そんな会社生活をずっと送りたくはない。となれば、今回の件に対して上司が穏やかに与えた警告を僕はもっと真摯に受け止めるべきなのだ。


 それにしても、あのウェブサイトはいい出来だと自画自賛できる。自前の繊細さが和やかに爆発しているのだ。 //


2004年09月26日(日)
公私は自分だけが混同したいこと
 雨が降って、いきなり寒くなった。長袖のシャツを着る。


 休みの日もほとんど仕事のことを考えている。今日は、会社が運営する店舗のウェブサイトを制作した。このウェブサイトの完成品をあと3日で納品しなければならないにも関わらず、画像がまだ2,3枚しか手に入っていない。仕方ないので今日は画像を載せるスペースを黒く塗って、掲載に必要な写真を明日以降に自分で撮りに行くことにした。このウェブサイト制作には僕の他にもう一人が携わっていて、むしろ彼女がメインにならないといけない。けれど、彼女は企業のサイトを作るのが初めてで、しかも他の仕事で忙しい。その点、僕は店舗に設置するパソコンの設定ばかりで単調な仕事に飽きを感じていたので、ウェブサイト作りに関わることで刺激を受けることができてラッキーだ。


 仕事が好きなことは事実なのだけれど、休日に携帯電話でパソコンの疑問をぶつけてくる社員は迷惑に思う。それが泥酔した翌日ならば尚更だ。別段プライベートで話をするほどその社員と親しいわけでもなく、そもそも電話番号を教えた覚えはない。こういうことが起きると、会社における人との接し方が間違っていたのではないかと疑念が湧く。今まではマイナスの印象を与えないように腰を低くしていたけれど、そろそろ叩かれることも覚悟して杭を出してみてもいいのかもしれない。


 後輩からのメールによれば、母校卓球部が今日の入替戦で敗れたようだ。あまりに予測通りで、哀しくも呆れもしなかった。
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2004年09月20日(月)
危機の自覚がないことが危機であること
 人間が「凡人」と「変人」の2つに分類されたら、僕は明らかに凡人だろう。


 プロ野球の試合が2試合なくなったことはファンにとって残念なのだと思う。けれど、ドーム球場がなかった頃は、雨天による試合中止が当然あった。試合を見たかったプロ野球ファンにとっては、ドームの中にも雨が降ったのだと思って観戦を諦めるのもたまにはいいかもしれない。特定球団に熱狂していない僕は、ストの決行によってプロ野球がスポーツからワイドショーと化した現状を見て、プロ野球への関心がさらに薄れている。


 昨日は、大学卓球部の先輩と久々に卓球をしてから、先輩や後輩とともに師匠のお店でお酒を飲んだ。チェッカーズの元メンバーによる騒動しかり、友人を取り囲む愛憎しかり、時に非難は嫉妬や羨望の裏返しであることを知った。


 母校の卓球部が、創部以来初めての関東リーグ降格の危機に面している。とはいえ、「危機」と思っているのは僕のような一部のOBくらいなのかもしれない。「別に降格しても廃部してもなんとも思わない」と先輩は言っていたけれど、自分の所属していた部が粗雑に扱われているようで僕は哀しく思う。降格を懸けた入替戦は、今度の日曜日に行われる。


 来月発売予定のバーチャルキーボードが欲しい。 //


2004年09月05日(日)
石を転がすのを止めること
 部屋で久々にギターを弾いたら左手の指が痛い。でも楽しい。


 ユーザ登録している転職サイトを見たら、数社の企業からメッセージが届いていた。魅力的な会社もあるので少し前ならばすぐにでも飛びついただろうけれど、今は動こうと思わない。どの企業に入ってもそこは社会の縮図で、さまざまな性格の人がいる。だから今の会社内で苦手な人がいるとすれば、僕が変わらない限り、別の会社に移っても同じようなタイプの人を苦手にするだろう。今の自分の性質のままで対人関係を理由に会社を離れるとすれば、自ら起業するか完全にリタイアするしか選択肢がないと思う。そんなリスクを負うくらいならば、どんなタイプの人ともそつなく接することの出来る一面を持つ方が早いし、それこそが仕事上で求められるコミュニケーション能力なのだと思う。


 試用期間も含めれば、今の会社に中途入社してから先月末で丸2年が経った。入社当初からのルーチンであるヘルプデスクについては、一人でも手順を確立できるようになった。一方、基幹系システムのプログラム開発やサーバ管理など、入社時から携わりたかった業務については経験も知識も無いに等しい。ただ、最近希望を高らかに宣誓したプログラム開発は、1ヶ月ほど前から本格的に触れることができるようになってきた。なので、もっと手を挙げればサーバ管理も任せてもらえるのかもしれない。今受け持っている仕事だけでも、他の人に必要とされていることを自覚することはできる。けれど、パソコンに関わる仕事が専門だから必要とされるのは当然なのだ。そう考えると、目の前にある一定の仕事を理由にせず、新たな仕事への意欲を示すのが当面の命題に思えた。


 お気に入りのクラブイベントが会場を新宿から下北沢に移してから、どうしてか踊る気力が衰えている。けど、お金があれば来月の「sonarsound tokyo 2004」には行きたい。 //


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