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2005年05月08日(日)
黄金の時たちが過ぎること
 黄金週間は殆どを家で過ごした。友人から温泉に誘われていたが断った。気分を変えるには行楽が有効だったのかも知れない。けれど、改めるべき心境は割と根が深そうで、温泉に浸かってお酒を飲んでも表層しか洗われない気がした。連休の間は自転車で都内を走り、ギターを練習して、送別会に備えて「贈る言葉」をテクノバージョンで作ったり、小説を読んで時々文章を書いた。連休が明けても胸中は依然として泥濘に浸かっているけれど、なすべきことの位置付けが少し見出せた。今の僕には、それだけで連休の意義があったと認めたい。なすべきことを列挙して、それらに着手できていない原因を洗い出す。今まで逃れていた鏡と向き合うのは苦行でもあるけれど、温泉でも温まらない心の深層を取り戻すために必要な行為なのだと痛感した。


 お茶の水の書店でファン・シネの「スタイル」を立ち読みして、身体を動かすことの大切さを思った。 //


2005年04月07日(木)
飲んで飲まれること
 昨日職場の人たちと飲みに行ったおかげで、終日二日酔いだ。残ってるお酒のせいか、単なる自己管理能力の欠如か春のせいか分からないけれど、ぼんやりとして仕事の集中力がなさすぎる。よろしくない。


 必ずしも気の合う人とばかりお酒が飲めるわけではない。相性がそれほど良くない人と飲むとき、どの話題までなら話せるかという線引きが必要だ。僕自身は独自のセキュリティポリシーに基づいて、その線引きを実施している。その一方で、相手がかなりオープンに情報を公開してしまうケースが存在する。僕以上に相手が心を開いてくれてしまう場合や、相手が大事なことを誰にでも話してしまう場合が該当する。そんな時、相手から聞いた話を胸中のどこにしまおうかと置き場所に困る。


 なんとなくドイツに行きたい気分だ。ドイツ語も英語も話せないけれど、ビールを飲みながらテクノの聴けるお店に行きたい。 //


2005年04月02日(土)
季節の変わり目
 先日の朝、声を出せずに表情を歪めるヨハネ・パウロ2世の写真を新聞で見て涙が止まらなかった。


 ウェブサイトに載せている文章を自己批判してみると、いくつかの欠点が見える。今すぐ浮かぶ欠点は、語彙の少なさゆえに単語の用法を誤っていることだ。文章を書く際には全ての語句に神経を通わせなければならないのに、内容の流れに気を取られるあまり「多少」の誤解にも無頓着になっていて望ましくない。もっと一つ一つの言葉を大切に用いなければならない。同様のことが、普段の会話でも言える。真意とは異なる言葉で話したがゆえに相手の気分を損ねたり、相手の真意を適正に受け止めていないケースがしばしばある。この現状は「かくありたい」と思ういわゆる理想像から大きく逸れる。ここ最近の思い違いを改めたい。


 最も好きな映画の台詞を借りれば、今の僕は「空は白」と言い続けているようなものだ。 //


2005年03月25日(金)
入力と出力
 ここ最近、インプットとアウトプットのバランスについて考えることが多い。食物、音楽、映画、書籍、風景など、五感に伝わってくるものをインプットとして、僕はどんな種類のアウトプットをどの程度もたらすことができるのか。現在は、仕事の成果とウェブサイトの文章をアウトプットとして外に発現しているが、今のままでは質も量も足りない。今よりも高い質や量のアウトプットを表現するためには、インプットを少し見直すべきなのだろう。自分に限界を即座に線引きするのではなく、沢山の時間を費やしてより多くを吸収し、発現したい。


 サッカーワールドカップのアジア最終予選第二戦である「日本代表vsイラン代表戦」が、今夜行われる。テレビで観戦していていつも思うのだけれど、ここまで日本代表を贔屓して実況することに、テレビ局はもう少し抵抗を感じた方がいいように思う。とはいえ、僕は日本代表を応援する。


 一昨日書店で立ち読みした「人生学校虎の巻」が最高に魅力的だ。美輪明宏のような事の捉え方を出来たら、人生はもっと明瞭になるのだろうなと思った。 //


2005年03月22日(火)
東北に赴くこと
 連休中、知人の結婚を祝うために東北にいた。知人とは今まで別段親しくなくて、むしろ距離を置いていた。とはいえ、会った時には彼の幸せさを率直に感じることができて快かった。5、6年前なら東北に行くことすら邪険に拒んでいたような気がするので、僕なりに若干心境の変化があったのだろうと思う。
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2005年02月19日(土)
部屋の問題を解決したいこと
 今の住まいに関する問題点が2つある。布団をしまう収納がないことと、ベランダに鳩がやってきて糞を土産に置くことだ。


 引越す前は、収納スペースに布団をしまうことができると想定していたが、実際には奥行きが足りず、四つ折りにしないとしまうことができない。それでは布団が傷んでしまう。かといって、万年床にするわけにもいかない。布団を敷きっぱなしにすると黴が生えてしまうし、相当のスペースを専有してしまうからだ。ベッドを買うにも、夏に使わない掛けぶとんはどこかにしまわないといけない。八方塞がりかと思っていた。しかし発想を変えて、日中は布団をソファ代わりに使うことにした。これならソファも買わずに済む。そのためのカバーを明日か明後日に買いに行くことにしようと思う。


 浅草が近いのはいいけれど、(恐らく)浅草寺から訪れる鳩の土産は大きな問題だ。現在、ベランダには鳩の侵入を防ぐネットが全面に張り巡らされている。このネットが鳩の侵入を完全に防いでくれるはずだったが、手摺りの足元に鳩が停まることのできるスペースが残っていて、毎朝彼らはここでまったりと愛を語らっているのだ。困る。確かに浅草寺では人だかりも鳩だかりも多く、二人きりになることは難しい。しかし、必ず土産を置く限り、僕はここで愛し合うことを許すことが出来ない。全面にネットを張っていると眺望が著しく損なわれるので、ネットを剥がして、なおかつ鳩が来ないようにしたい。そこで、インターネットで「ハト ベランダ」をキーワードに検索してみる。すると、鳩に困った方々が続々と出てきた。18,630件。これらの一部を実際に参照してみると、どうやらテグスを手摺りなどに張るのが、経済的にも効果も最善のようだ。テグスを含む鳩対策グッズも、布団のカバーと併せて買いに行ってみることにする。ただし、テグスは慎重に張らないといけない。もしも風で飛んでいって地上の誰かに思わぬ被害が及んだら、一生を費やしても謝ることができない。間接的ではあるが、鳩のせいで誰かの命を奪うわけにはいかない。なので、気をつけようと思う。


 一人暮らしは、こうして問題解決に取り組んでいる今が一番楽しいのかもしれない。


 今日の出勤も含めると、今週は電車で3日、自転車で3日通勤した。自転車を漕ぐのは多少疲れるけれど、駒形橋を渡りながら隅田川を眺めるのは爽快だ。ただ、今日のように土曜日の場合は、電車も空いていて悪くない。


 明日は、冷蔵庫と電子レンジと椅子が届くのを待ちながら台所を整理しようと思う。買い物はその後だってことを忘れていた。 //


2005年02月15日(火)
誕生日に生まれて初めて自転車出勤すること
 引っ越してから2日目の平日だ。今日は自転車で通勤してみた。部屋から会社までおよそ25分で、電車を使う場合とほとんど変わらない。天気や気分が通常の時は自転車、そうでない時は電車を使うことにしようと思う。自転車で朝の隅田川を越えた時が心地良かった。引っ越してからの部屋は若干の問題こそあるものの、寮にいた頃よりも間違いなく快適だ。今一番メリットに感じているのは、一人でいる時間が増えたことだ。会社の外で社員と会わずに済むのはやっぱり安心できる。部屋が広くなったことも利点に感じているけれど、家具が少ないせいなのか、現在は空間を持て余していてちょっと落ち着かない。


 日中は、パソコンにソフトウェアをインストールしたり、設定をいじったりしてばかりいた。同じ道がひたすら続く無間地獄のような時間だった。 //


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