モスクワ留学日記
もくじ


2002年02月17日(日) 部屋の模様替え

モスクワ プラス1〜2度 相変わらず強風。鼻タレます。



部屋の模様替えをしましてね。
それはもう広くなりました。

踊れるくらいに。ララー(←なんじゃソラ)


しかしですな、
模様替えってのはもーれつに時間のかかる作業でして。
本とか写真とか思わず見入っちゃうし。
カテゴリ分けしづらい物とかもあったりして。

それに家具を動かすのも一苦労。

うちってカーペット敷いてるんですが
なぜかツギハギなんですよねー。

継ぎ目にひっかかって動きゃしない>クソ重たいベッド。





ふぬっ。おりゃっ。うりゃっ。



かけ声はどーでもいいんですが
ともかく渾身の力で移動させるわけで。



深夜の2時とかにね。 ふっ(遠い目)










近所迷惑ですか。スミマセンご近所様


2002年02月16日(土) 美しく泥沼なフィギュア

モスクワ 夜マイナス7℃ 昼プラス2℃ 強風。


フィギュアの判定、後ろで動いたのは政治ですか。
世論に押されてですか。加露会談やってますしね。


カナダおめでとう!!
よかったね、金!
本当にスバラシかったよ!






と言いたいが。いや、そうとも思うが











すっげー気分悪い
すっげー気分悪い
すっげー気分悪い









というのも本音。ちっ。

愛国者ですから。







はっ



      ◇◇◇


ところで男子フィギュア金メダルのヤグージン君ですが。

試合前日はオムレツを食べて減量作戦だったとか。

「少しでも身体が軽く感じられるようにネ!」って。

今回の金メダルを受けて、
「もう少し滑りつづけることにしたよ」

とファンにはうれしい発言も(^^

引退、意識してたのね…。


     ◇◇◇


mihobani的発言:最近の個人的流行モノ

スプリン。(←ロシアのポップス?グループ)

なんでこんなに気になるんだろうと思っていたら。

なんか似てるんだな。ブランキーに。


2002年02月15日(金) 痴呆症老人を抱える家族

モスクワ マイナス3〜7℃ 風速4〜10メートル

昨日の日記でボブスレーと書いたら、「リュージュ」では?
というメッセージを多数頂きました。
どうやら間違っていたようです。
ご指摘&関連リンクを教えてくださった皆様、
ありがとうございました(^^

     ◇◇◇


mihobani的発言:安らかに…

うちの大家さんが看護に行っていた先の
おじいちゃんが亡くなりました。享年70歳。

痴呆症で長いこと病んでいたそのおじいちゃん。
家族は彼を厄介物扱いし、
他人に介護を任せて別荘や旅行に行く毎日でした。
おもらしするから、と食事もろくに与えられず
衰弱死にも近い形でした。

ロシアで老人ホームというのは聞いたことがありません。
病院か自宅で看護され、または苦しみ、
または放っておかれながら最期を迎えるのです。

厳しい現実です。

それぞれの家庭に、様々な理由があるのでしょう。
でも、飼い殺しは切なすぎます。

うちの大家さん(72歳)が介護に行っていた日は
「大きな男の人だもの、お腹すくでしょう。」
といっぱいのスープを作って飲ませてあげていたこと。
たっぷり食べさせてあげたこと。
おじいちゃん、きっと喜んでいたのではないかと思います。


2002年02月14日(木) フィギュアの点数 & おくやみ…

モスクワ マイナス4〜6℃ を。

寒いですな。ソルトレイクには負けられません

     ◇◇◇


なぜか最近、テレビをつければボブスレーにあたる。

手でジャッジャッジャッと氷を掻いて出走するその姿。
寝そべって滑る氷の滑り台。
そしてそのスピード!時速140キロである。やってみてぇぇぇ。

下に滑り降りていくわけだから、重い方が有利かと思いきや
そう単純でもないらしい。97キロ、巨漢のロシア人は5位。

氷の壁にぶち当たっている選手がいるところを見ると
ただ寝そべっているのではなくて身体で舵取りをやっているのだろう。
2分ちょっとの競技とは言え、首を浮かせて前を見るのはツラそうだ。

ワタシがやったら力尽きて、後頭部打ちそうである。


     ◇◇◇


ところで。
フィギュアのペアで金を取ったロシアに対して
カナダのペアが怒り心頭。
彼らは公平な審査を求める!と息巻いているが…

ならば男子ショートプログラムでの(ロシア人)アフト君の5位もおかしい。
彼はミスなしで滑ったではないか。

審査員の好みが点数に反映する競技はツライ。


     ◇◇◇

mihobani的発言:在モの皆様へ

日本映画祭、ついに金曜日から始まりますが・・・
今年は整理券がないと入れないとのこと。
しかも15日は招待客のみ。けち。

926−55−84(ターニャさん、日本語OK)に問い合わせて
整理券をGETしてからお出かけを。


     ◇◇◇


mihobani的発言:謹んでご冥福をお祈りいたします。。。

以下、アサヒ新聞より抜粋。

東郷 正延氏(とうごう・まさのぶ=東京ロシア語学院学院長、元日本ロシア文学会会長)は13日、肺がんで死去、93歳。葬儀は近親者のみで行う。喪主は妻愛子さん。自宅は東京都狛江市東和泉3の3の19。

 日本のロシア語教育における草分け的存在。「研究社露和辞典」の編著ほか著書多数。


我らが学院長、東郷先生。。文法に厳しかった東郷先生。。
残念です。


2002年02月13日(水) ロシアのテレビ番組

大洗濯という番組がある。
国営放送で毎日平日5時から1時間枠で放送している。

毎回テーマに沿った悩みを抱える一般人が登場して、
観客とも談話しながらそれぞれの悩みを打ち明ける…
というようなウワサの真相的トーク番組。

「料理できないけどどうしよう?」
「お金ないけど旅行したい、どうしよう?」
「外国人の恋人がいるんだけど…」

などなど、割と身近な、かつ幅広いテーマで一般人を広く募集していて
ルムンバ大学の学生などもよく登場している。
心理学者や医者などの専門家を招いて、彼らの悩みに答えることもある。

     ◇◇◇

さて、たまたま見てしまった今日の放送。

テーマ「2年の生活で」



濃かった…。



ロシア人女性のジャンナさん。年の頃25くらいか?
アルタイの彼とは知り合って2年ほどの仲。
「ベイビーもいるのに彼は3〜4ヶ月も平気で家を空けて
実家のアルタイに帰ってしまう。籍もいれようとしない」と嘆く。

そこで彼氏登場。
「お互いよく知っているし、僕たちの関係はうまくいっているから
結婚なんて重要じゃないんだよ。」とフォローに必死の彼。

そこへ…

アルタイに住む彼の彼女が登場。(地獄絵
スタジオに入るなり彼に抱きついてキスをする彼女(地獄絵

アルタイの彼女とはもう5年の仲。
しかし、5年の余裕からか、始終笑顔。
私たちには子供がいるのよ!とジャンナが言えば
「ワタシにだっているのよ。ここに♪」とお腹を見せる彼女。
さらに、
「ジャンナが望むならアルタイで3人で一緒に暮らせばイイワ」
と強気な発言。

たまらないのはジャンナだ。
子供まで作っておきながら彼は浮気。
今まさに、大衆の目の前でそれを知ったのである。

日本の番組なら涙涙のジャンナちゃんかわいそう〜、同情〜〜
という流れになりそうだが、ここはロシア。浮気がなんぼの世界。

ジャンナは鬼のような顔になってはいたけれども
「助言ありがとう」と呆れ顔で言い放つ。






ウケル観客。





…わ、笑うところか?今…


ジャンナを思えば笑うどころの話じゃないのだが
進行役の男性のトークもあってスタジオは笑いの渦。

その後彼女らとは関係なく「テーマに沿った」一般人が登場して
2年で変わったそれぞれの人生について語り、

では、また明日!

と終わってしまった…


大洗濯という番組名からも、
問題解決を目指すのがスジだと思うのだが、
個人的な問題を人目にさらす」のが番組の趣旨らしい。

収録後の彼らは流血戦だっただろう。。。

しかも、観客に発言を求めた時
怪しげな「バーバ・イガー」なる人形を持つおばちゃんに発言を許す司会者。
「この人形を持てば必ずシアワセになれるのよ!」
とオカルトめいた助言を叫ぶおばちゃん。。収拾つきません。

こ、壊れてる、、この番組、、


     ◇◇◇


mihobani的発言:そうそう

テレビ直りました。いえーい。


2002年02月12日(火) カルボナーラ

モスクワ プラス1〜3度


某レストランで食事した時のこと。

初めて入ったそのお店。
内装が実に凝っていて、下へと続く階段の壁面には絵画を飾り
コートを預けて先へ進むとデカクッションにイキな丸テーブル。
その奥にはナイフとフォークで食べますぅ〜的なテーブルが並ぶフロア。

イメージはきっとビアホール。ドイツ〜な雰囲気。ビールが充実。

ロシア料理を出すらしいが、いかんせん高かったので
ピザなぞ頼んでみる(オキテ破りとも言う)

んが。あいにくピザは「ない」と言われ、
ワタシは海鮮スパを、友達はカルボナーラを注文(←イタメシ屋に行け)

サラダをひとつ頼んで分けようと思っていたら
量が少ないですからぁ〜お二人で分けるのはちょっとぉ、、
とウェイターが困った顔をするのでひとつずつ注文。

やってきたサラダはこんもりと盛られ。

オンドレ騙しおったな…

味はナカナカ。まぁ許そう。


     ◇


しばし待って友達の注文したカルボナーラ登場♪








うわぁ〜ステキな茶色









って、なんでミートソースなんじゃい!
カルボナーラ言うたがな!
アンタもカルボナーラはどっち?聞いたがな。

店の内装に凝る前に
カルボナーラとミートソースの区別つけぃ!


まぁ、天使のように優しいワタシ達だったので
クレームは一切つけなかったんだけど。うふ。
てか、マジ顔でカルボナーラ言われたらつっこみの余地なし。



その後運ばれてきた海鮮スパ
カルボナーラ仕様でした。



何か大きな勘違いをしているぞ料理長!
しかしこうなると他のメニューも実に気になるところ。

また行ったりして(←懲りてない)


さ、作戦か!?


     ◇◇◇

mihobani的発言:風邪〜

ひいちゃいました。げほ。
耐えてたんですが、、ついに。
頭痛とせきとノド痛。う〜ん。。


2002年02月11日(月) 最近のテトラっち

モスクワ プラス1〜プラス3℃ この気温でも意外と寒い。

湿度が上がっているのかな?
風が吹けば体感的にマイナス10度。
あなどれまじ。モスクワの2月よ。


     ◇◇◇

去年の秋に購入したテトラポット、じゃなくてネオンテトラ。
蛍光ブルーと赤のラインが美しい熱帯魚ですが。
熱帯魚なのにモスクワで飼ってるんですか?ですが。
凍ったりしないんですか?ですが。


凍らんわい!


残ったテトラ1匹とタニシ君はまだまだ健在でして。
最近よく食べるようになったテトラっち。

3日も家を空けた日にはうつろな目で
ゆら〜りゆら〜りしてました(ごめん)

2,3日前に水槽の掃除をしたんですが
や、水槽と言っても10センチ四方の小さいものなんですが
その中にはタニ氏のフンがごっさり。

タニ氏は水槽内の掃除人♪
がうたい文句だったハズなのに、
水草は食い散らかすはフンしまくりだわで水汚しまくり。
環境に優しいタニ氏希望。

そんなタニ氏。
水槽の掃除で気分を良くしたのか
水槽内のパトロールに余念がありません。
めちゃめちゃ活動的です。

テトラっちは割と大人しいんですが
おなかがすいてると「ゴハンゴハン!」と催促してきます。

でもよーく見てるとゴハン以外の時も微妙にコチラを見ているような。。

「家政婦は見た」シリーズよろしく
テトラっちはワタシのすべてを知っています。


2002年02月09日(土) アンテナ故障

モスクワ プラス1〜5℃ でも例によって強風。雨とか雪とか。

今日は休肝日、いや休息日に充てていたのだけれど
鼻水が流れっぱなし。どうしたものか。
ゴキの影響か(←そんなのイヤ)。

このプラス気温というのがクセモノで
あったかいな〜と油断してると
カゼ菌にスキをつかれちまうわけで。

春の匂いこそすれど、完全な春はまだ先。
みなさんも気をつけましょうゾ。


     ◇◇◇

強風のあおりか(?)アパートのアンテナが故障した模様。
テレビをつけるとガーーーというすてきな雑音と
それはそれはすばらしい映像の乱れが(涙)

普段ほとんどテレビを見ないワタシも
見えないとなると見たくなるこの衝動。
冬季五輪をチェックせねばー。

さて、テレビが映らなくてひまを持て余しているのは
うちの大家さんもとい、おばーちゃん。

おばーちゃんの楽しみといえばテレビ。
耳が遠い彼女はいつも大音量でテレビをつけている。
電話の音も聞こえないほど。

声をかける時はすぐ横まで接近するか
大声で叫ばねばならぬほど。

ギャグですか。
いや、マジなところが痛いんですが。

     ◇◇◇

そんな彼女との会話がまた最高だ。

ある時は台所から部屋へ駆け込むおばーちゃん。
「いまいい映画やってんのよー。見なきゃ見なきゃ」

ある時はクイズ番組にクギ付けのおばーちゃん。
ワタシ「何見てんのー?」
おばーちゃん「映画映画♪」

またある時はニュースを見ているワタシに一言。
映画かい?」

それがクイズ番組でもニュースでもスポーツ番組でも
映画と言いきる彼女。
彼女の法則によると「テレビ=映画」らしい。


そんなおばーちゃんラヴ。


     ◇◇◇


ネタ色たっぷりの我が家のおばーちゃんですが
あちこち電話かけまくって、ご近所さんも訪問しまくって
テレビの早期復旧に燃えてます。

どうやら、うちのアパートのみならず、
お向かいさんもその先のアパートでも映らないようで。

室内アンテナを用いている所では映っているとのことで
今度は室内アンテナ探しに必死の彼女でありました。

彼女の映画のためにも早く直るといいなぁ。アンテナ。


2002年02月08日(金) 目覚め

モスクワ プラス1〜3度 強風。

道路のコオリ…どうにかならんかのぉー。
スパイク付きの靴が必要だわ。


     ◇◇◇

最近増えてるなぁーとは思っていましたが。




朝。




目覚ましより早く、何かの気配で目がさめる。



こしょこしょ…




・・・ん?



目がかゆひ…(ごしごし)



こしょ・・・




・・・・・・!!!!





うごををををを!!!






朝からゴッキー。

しかも顔這われてました。

泣いてもいいですか。

てか、ゴキブリに起こされるワタシって(泣)




2002年02月07日(木) 日本映画祭

モスクワ プラス1〜3度 でも夜はアイスバーン。

昼間はコートを脱いでも平気なくらいのポカポカ陽気だったりします。
あぁ、太陽っていいなぁ!

 
    ◇◇◇

mihobani的発言:在モの方へ 日本映画祭情報〜

第35回日本映画祭がきたる2月15(金)〜18(月)の日程で開催されます。

場所;文学者開館 大ニキーツカヤ通り53
Центральный Дом Литераторов
Большая Никитская,53 TEL291-63-16

日程:
2月15日(金)18:30開会式 19:00「顔」
2月16日(土)17:00「なぎさ」 21:30「赤い橋の下のぬるい水」
2月17日(日)17:00「どら平太」 19:15「顔」
2月18日(月)20:30「どら平太」

演目紹介:

★「顔」(123分)(2000年)
坂本順治監督 出演:藤山直美、佐藤浩一、豊川悦司(きゃ♪)

…幼い頃から閉じこもり気味だった正子、家ではハハがクリーニング店を切り盛りし、彼女はミシンを踏んだりマンガやテレビに明け暮れる毎日だった。そんなある日、ハハが休止してしまい、その通夜にも出ない正子を罵倒する妹を衝動的に殺してしまう…。日本アカデミー賞他、多数受賞作品。

★「どら平太」(111分)(2000年)
市川崑監督 酒宴:役所広司、浅野ゆうこ、菅原文太

…ある小藩では町奉行の不明瞭な辞職が相次いでおり、今後江戸から赴任してくる望月子平太は「どら平太」とあだ名される評判の悪い男だった。しかしそれはどら平太自身がわざと流したうわさだった…

★「なぎさ」(89分)(2000年)
小沼勝監督 酒宴:マツダまどか、佐々木和徳

…湘南に住む12歳の少女なぎさは夏休みのある日、ヒミツの浜辺で東京から来た少年、要と出会う。そこへホテルの一人娘、真美も東京から帰ってくる。大人びた真美に羨望と反発を覚えるなぎさ…

★「赤い端の下のぬるい水」(119分)(2001年)
今村昌平監督 役所広司主演

…妻に追い出された陽介は金持ちになることを夢見て、古い友人であるホームレス哲学者の助言によって金の仏像探しの旅に出る。それは日本海沿岸の遠くの村に隠されているという。カンヌ国際映画祭他、多数国際映画祭に出品。


毎年大盛況の日本映画祭。
会場は大変な混雑が予想されます。

入場整理券は来週から配布予定です。
お求めは 926−5584 ターニャ(日本語OK)まで



ロシア人を誘って見に行くならオサムライものがいいかも(^^
ロシアで見る時代劇って感動なんだよなぁ〜♪


     ◇◇◇

mihobani的発言:今日から後期スタート

試験を終えてしばし休息していましたが、
今日から大学が始まるので、日記も復活します(^^

ヘンな天気が続いていてちょっとカゼっぽいですー。
気温差が激しくってタマランっす。
みなさんもカゼに気をつけてくださいぃ。


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