モスクワ留学日記
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モスクワ プラス14〜24度 ハレ〜
某サイトの手紙が更新されています。
まだまだ続く試験。むん。
→→→ロシアのカンニングペーパー
◇◇◇
mihobani的発言:じんましーん
日焼け止めクリームで肌荒れ。 かゆかゆかゆかゆ…
2002年06月22日(土) |
オレック・メンシコフ |
モスクワ プラス14〜24度 不安定な空模様。雨と風。
珍しく、ワンピースなぞ着てみる。 珍しく、化粧も念入りに。
見慣れないワタシの姿に、勉強しに来ていた友達が目を丸くした。
カバンの中身をしっかり確かめて、いざ出発。
途中で、花束を買う。 真っ赤な、バラの花束。(こんなの欲しい)
1ヶ月前にチケットを購入して、 ずっとずっと待ち遠しかったこの日が、ついに。
オレック・メンシコフ様、舞台の日。
オレック・メンシコフは数々のロシア有名映画の主演をしちゃってる俳優で、 かっこよくて、かっこよくて、かっこよくて、かっこy(以下略) 映画「シベリアの理髪師」でメロメロになったのでした。
今日の舞台はゴーゴリの「賭博師」 モスサヴェタという劇場の屋根裏部屋で客席はわずか100ほど。 東洋人と思しき姿はワタシだけ。
手を伸ばせば届きそうな距離で、 彼らの鼓動が聞こえそうな距離で舞台を観られるシアワセ…
戯曲を印刷して、予習までしていた気合いの入れよう。 どれだけ楽しみにしていたかわかっていただけるだろうか。
舞台がスタートして、オレック様が登場した時の感動と言ったら…もう…なんていうか思わず姿勢正しちゃいましたヮ。
映画まんまのそのお姿、かっこ良すぎでございます(はぁとはぁとはぁと)
しかと網膜に焼き付けるべく、鼻の下伸び放題で見つめましたとも。
1時間40分のその舞台は音響効果もテンポも良く、 汗ほとばしる気合いの演技に大興奮!
終了後。 3度目のカーテンコールでやっと花束を渡すことに成功したワタシ。
間近で見たオレック様はうわぁぁぁーーーーかっこよすぎ。めろめろめろ。
渡し際に「СПАСИБО」言われちゃってうきゃー!!
それだけでどんぶりメシ3杯は軽いぜみたいな いやそんなに食ってどうすんのみたいな 思わずフッと気を失って抱き起こされたらどうしよーなんて妄想してみたり
実はキンチョーして固まってたんですが。
優しさ溢れる笑顔で「ありがとう」と言われ 生きてて良かった…
マジマジ思ったのでした。
映画やドラマと違って、ナマの一度きりの演技が勝負の舞台の世界。 演技者と観客が一体化して初めて成り立つ部分が大きいので、 こういう小さな舞台で、しっかりその劇を観に来ているお客さんに囲まれての舞台は、 きっと気持ちいいだろうな。
こんなに感動したのは久しぶり。 めろめろは止まず、帰り際思わずベーグル屋に寄って散財。 その後地下鉄に乗るも、何度も乗り換えを間違えて、家とは逆方向に。めろめろ。
結局タクシーを拾って、車内でひとりめろめろしつつ、家路に。
い、いつからこんなミーハーに。。めろめろ。
モスクワ プラス14〜23℃ ハレの予報
なんか息苦しいなぁーと近所の病院へ行ったら 気管支炎との診断。
乾いたせきがちょろっと出る程度なんですが ぜんそく時代を思い出したりしてちょっと郷愁。
クスリを飲んでちと楽になったものの なぜかムカムカが。
うーむ。寝ろって感じですか。
モスクワ時間の朝4時。
モスクワ プラス10〜22ド 雨風の予報
ブッ
夜に部屋の電球が切れまして。
ばーちゃんにヘルプを求めると 「1個買い置きがあったヮ。ほれ」と。
きゅるきゅるきゅる… パチ(電気をつける)
☆☆☆ ピッカー!!! ☆☆☆
今まで60ワットだった部屋。 100ワットがマブシイぜ。
部屋のヨゴレはモチロン、毛穴の奥まで見えちまいそうで 妙に白く明るくなった部屋で落ち着かなさを感じつつ 改めて試験勉強に取り組んでいたところ。
バチッ
はかないのぅ…
切れたがな。またしても。 取り替えたばっかりだっての。お約束ですか。
これは「勉強は後にして休むがいい」 という神の思し召しと判断し(?) テレビなぞつけてみる。
ミスロシア2002
うををををーーー 神は正しかった。
画面はロシア美女美女してますうをー。 数人「それは…」という方もいましたが いやはやモーレツな美女が総勢70名。
というわけでこれからテレビにクギ付けになります。
◇◇◇
mihobani的発言:峠越えても峠
試験をふたつこなしました。ほげぇ(壊)
今週も2つ試験がががが…ばたむ。
モスクワ
ヒョウが降っています!横殴りに。プラス強風。
嵐じゃー
モスクワ プラス13〜22℃ 雨雨。肌サム。フリース。
ロマンツェフ監督辞任ですか。 てか、あのヨワヨワ(ヨボヨボ・ヨロヨロ)プレーは一体… 18歳のシチョフは肩を震わせ、敗戦に涙して。。
◇◇◇
ところで。 うちのばーちゃんもサッカーを見ていたらしい。 「負けは負けだよ!仕方ないじゃないさ。他にどうしろってさ。しょうがないさね。」
…落ち込んでいる様子。
サッカーファンでしたか。おばあさま。
「9日みたいな騒ぎが起こったらたまらないねぇ! どれだけ破壊すれば気が済むってのさねぇ! そういやさっき、通りでヘリコプターが低〜い所飛んでてさ。 フーリガンが暴れてないか見回っていたんじゃないかねぇ。 信じられないねぇ彼らのやる事は。 きっとね、共産党員だよ。そう。そうに違いないさ」
お、おばあさま…(控えめに挙手)
共産党はアナタの世代…(目頭を熱くしながら)
◇◇◇
ところで街の動きはどうだったかというと。 警官・機動隊(警察わんこまで)約3500人を配置して厳戒体制だった本日。
赤の広場ではカバンの中身チェック。 アルコール販売禁止。持ち込みも禁止。 代わりにミルクシェークが売られてました。かわいい。
計4箇所の街頭スクリーン前に集まったのはわずか1000人ほど。
んでも。 ・9日の暴動でカメラに撮られていたフーリガンや ・地下鉄プーシキンスカヤのエスカレーターで電灯を壊したフーリガンや ・戦勝記念公園で発煙筒をたいたフーリガンや ・その他酔っ払いなど
約60人ほどが拘束された模様。
マネージ広場にはジリノフスキー氏も応援に駆けつけ、 負けた悔しさを身体で表現していましたが。。。
ともあれ、ぼちぼち平和だったモスクワ。
試合に負け、うなだれて帰っていくロシア人の姿に哀愁。
広場では惨敗に涙する人多数。
さっくりと日本を後にするロシア選手もがっくりと落ち込んで。。
国単位でスポーツ選手育成に取り組まないと ロシアはどんどん廃れてしまう。。
◇◇◇
mihobani的発言:ところで今日
大学へ行ったものの教授不在。 帰りは大粒の雨に打たれて。 ロシアは負けてるし。
わーん(泣)
2002年06月13日(木) |
14日のサッカー中継 |
モスクワ 15〜24度 曇り後ちらっと雨のち晴れ。
9日、日露戦でロシアフーリガンが大暴れした傷跡は、 未だ周辺地域の各店舗に痛々しい影を落としています。
破壊されたガラスは布で覆うなどの応急処置が取られ、 その上に「営業中」の文字が。
ロシアがリーグ突破をかけて臨む明日のベルギー戦は 日露戦同様、盛り上がるはず。
あの暴動を受けて、大型スクリーンでの放送はもう中止だろう。 誰もが思ったはず。
ところが、また放送するらしいのです。
13日15時14分付けインターファクス社の記事によると、 「またしてもマネージ広場でサッカー中継」との見出し。
その他、市内計4箇所で大型スクリーンによる中継放送の予定。
・マネージ広場(クレムリン前) ・戦勝記念公園 ・アルバート通り(レストラン「プラハ」近く) ・ホテル「ロシア」の映画館の横
追記:
上の4箇所での中継放送が決定。 警官2000人が出動し、整備にあたる模様。 尚、現地でアルコールの販売はせず、ソフトドリンクのみ。 プラスチックか紙コップにて販売。
14日の対ベルギー戦はモスクワ時間で10時20分から。
図らずも明日ワタシは大学に行かねばならず、 今から心臓の高鳴りを覚えます。
できることなら自宅待機がのぞましい14日。 在モの皆様、くれぐれもお気をつけ下さい。
モスクワ プラス15〜27℃ あったかおだやか。 今日はロシア人の誕生会に呼ばれて、 滅多にはかないスカートにサンダルで家を出たワタシ。 待ち合わせ場所に着くと 「予定が変わってさー、今日は森に行くよー♪」 ってこの格好でかよ。 ロシア人の事ですから、余裕の強行軍。 どこまで行くんじゃーい!と遠吠えしたくなるほど 丘を上り下り小川を渡って森の中を歩き倒し、 軽く5万歩は超えたものと思われます。 なんちゅー誕生会じゃと思いつつ、 さわやかな汗をながしつつ足を真っ黒にしながら歩いた約4時間。 森林浴気持ちよかったなー! ゼェゼェ… ◇◇◇ ワンポイントアドバイス : ロシア人とのつきあい方 不測の事態に備え、 長時間歩き対応型の服装、靴でのぞむべし。 ◇◇◇ ワンポイントアドバイス : 森の楽しみ方 1) 緑に囲まれて森林浴 2) リスや野鳥観察でほのぼの 3) キレイどころの水着姿で目の保養 4) ブーメランパンツおっちゃんの悩殺ポーズで涼しげに
モスクワ 15〜28度 今日は暑くなりそう。
9日は混乱した現場の映像が何度もニュースで流れ アメリカのテロが起こった時のような 悪夢を見る思いで胸が苦しかったです。
試合前からすでに酔っ払いによる小競り合いは始まっており、 ハーフタイムの時点ですでに現場はめちゃくちゃな状況であったと、当事者から聞きました。
今回の暴動は世界にモスクワの恥を晒したことになり、多くの日本人に「やっぱりロシアって怖いね」と印象付ける結果になってしまいました。
今回の暴動には一般ロシア人達もショックを隠しきれない様子。 「なぜあんなことが…」「事前対策はどうなっていたのか…」 と口々に言い、事件後多くの特集番組が放送されています。
一般のロシア人も恐れるフーリガンとは一体何物か。 彼らは14〜17歳くらいの少年で、暴動の中心はスキンヘッド達。極右勢力のネオナチと絡み、前々から暴動の計画があったという説も流れています。
機動隊が到着するまでの約1時間半に及び、彼らはやりたい放題に街を破壊していきました。逮捕者には3〜8年の求刑とのことですが、中心人物らはすでに去ったあとの警察の動き。
結果的に、今後あの広場でサッカー中継はやらないことになりましたが、今回の事件で若者+集団+アルコールがいかに危険であるかを再確認させられました。
ロシアの注目度が増し、プーチンさんもロシアのイメージアップ作戦を図っていた矢先のこの暴動。
一部の暴徒のために、まるでロシア全体がフーリガンのように思われてしまうようで残念ですが、一般市民はごくごく普通の暖かい人たちです。
私たちは、平和な生活を望むだけです。 いま外は、普段と変わらぬ穏やかさで。。。
2002年06月10日(月) |
ロシアンフーリガン大暴れ |
モスクワ プラス9〜20度
日露戦… 負けてしまいました、、、ロシア、、、
思わずロシアを応援していたワタシ。 すげぇ落ち込んだりして…
◇◇◇
ところで試合後のニュース。大変なことになってます。
マネージ広場(赤の広場前)に集まったサッカーファン(約2万人)は 試合が負けたことにより暴動を起こしています。
モスクワホテル・国会前に停車していた 車約20台をぶっ壊し、ひっくり返し、7台を炎上させ、 30人以上が怪我。うち病院送りになった人もいる模様。
100〜300人の暴徒集団は武器を持ち トヴェルスカヤ通りに向かって練り歩いているとか…
中継車と思しき車も破壊されており 大変な騒ぎになっています。
オソロシヤオソロシヤ…
マジで身の危険を感じます。 外に出ないほうが安全ですな。。
続報: 6月9日 モスクワ時間19時
・この暴動により一人が死亡。 ・50人以上が怪我。
・日本食レストランの窓ガラスが破られる。
・5人の日本人学生が殴られた模様。
現場は車両の炎上による黒煙が上がり、 救急車や消防車が出動して騒然となっています。
大変です。本当に大変なことになっています。
続報:6月9日 20時20分現在
・フーリガンに取り囲まれた日本人学生はカフェに逃げて 日本大使館員に保護された模様。一人が怪我。
・マネージ広場でのけが人は100人以上
・救急車で現場に向かった医師がフーリガン暴徒の襲撃にあい、重態。
・逮捕者は一人も無し。警官配備が少なすぎたため。
・事の起こりは日本がゴールを決めた後から。 酒瓶、火炎瓶を投げ始め、けが人続出。
・ルビャンカ広場では17歳の少年が自殺を試みようとするも警官に保護される。 ・ロシアの放送局PTPの車2台も襲われる被害にあった
・日本大使館から「自宅待機」通達が出ています。在モの皆様、しばしニュースに注目しましょう。
・ワタシの自宅近くでも酔っ払いロシア人が大声で何かしら叫び、鳴り物を鳴らしています。怖いです。
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