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堺といえば茶の湯。千利休のふるさとということで近所の公園では野外でお茶会(こういうの「野点(のだて)」っていうのだったかな)が催されていた。
いい天気なので子供と一緒にお弁当でもと思ったわけなんだけれど、なんかすごいたくさんの紅白の垂れ幕やら傘やらひもうせんやらがあっちゃこっちゃにあってぎょうぎょうしいのだ。
着物を着たお姉さんがいっぱいいてそれはそれでうれしいのだけれど、少し通りをはずすと青いビニールシート仕立てのテントが無数にあったりなんかして、空き缶を集めている人たちがいっぱいいるのだ。なんだか金持ちな伝統と貧乏な現実が交錯してものすごい場所になっていた。日本っていったいなんなんだろうというかんじですな。
かくいう私もあと2週間で退職する身だし、ああのんびりお茶でも飲む身分になりたいなあとこう思うわけです。はい。早く借金返さなきゃ。。。
このあいだ、近くの喫茶店でコーヒーを頼んだ。
僕は「ホットコーヒーひとつ」と頼んだのだが、「ブレンドコーヒーおひとつですね」と言い換えられた。こちらが「ホット」と言ってるのだから、わざわざ「ブレンド」とメニュー通り言い換えなくてもいいのではないか?だいたいこの店はモカとかキリマンジャロとかがあるわけでなく、ブレンドコーヒーのホットかアイスかしかない店なのだ。こういう場合はお客が言った通りに返事をするのが筋だろう。そんなことでムキになるのもおかしいが、そういうちょっとした心遣いで随分店全体の印象が違ってくる。
ましかし、こういう応対は、この店だけでなく、ありとあらゆる店で行われている。気分悪い例では「ブレンドおひとつでよろしかったですか?」などと過去形で聞くケースだ。そういうときは「よろしくなかったです。」とでも答えるのだろうか?
マニュアル通り、メニュー通りにやってると馬鹿と思われる。お客さんの状況に応じて対応を変えていくのがプロの仕事だ。
この前マクドナルドで見たのだが、みるからに馬鹿なズボンをずらした中学生グループに対して随分丁寧な応対で答えていた。半ケツの馬鹿ガキ共には「君らに売るようなもんは置いてまへんな。帰ってくれ。」といえばいいのだ。お金のありがたみもわからんようなガキが学校帰りに買い食いするなアホ。お父さんは昼飯も節約して食うてへんのじゃ。
臨機応変な対応ができる店が増えれば、日本も安泰なのになあ。
毎日の生活に追われて、僕達は心のあり方について深く考える時間がない。
仕事から帰れば、子供の面倒を見、子供が寝ても多くの時間を自分のために割くこともなく、家族のことを考えてしまう。
頑張ってもあがらない給料をどうすることも出来ず、ローンも減らず、自己啓発のための勉強をしてみたところで、そのためのお金がまた必要になり、そのうちに子供の教育の為にお金が必要になってくる。
いつのまにか自分のためでなく、家族のために生活に追われていることに気がつく。
結局お金のために振り回されて、自分を見失ってしまう。
お金がすべてであるはずがないのだが、今僕達の生活はどうもお金を中心に動いている。この流れをどこかで断ち切って、自分の生活を中心に据えた生活をしなければ、毎日が徒労におわってしまう。
幸せはやってくるものではなく、自分で掴むものだ。
貧しくても家族が楽しく生活していればそれ以上の幸せはないだろう。お金があっても家族がばらばらになっていれば、それはむなしいことだ。
土地取り引きの現場にでているので感じることだが、金持ちはいくら金持ちでも結局その望みはみたされておらず、金で幸せを買うことができないのだ。
ソニーの早期退職制度では基本給の6年分が加算されるようだ。
それに対して、我が社では15年以上働いているのに、加算どころか、基本給の4ヶ月分程度の退職金しかでない。なんという差だ。基本給の6年分もでたら、一気に住宅ローンがチャラになるよ。
だからといって、そんな早期退職制度が出るまで待っていても、転職できなくなってしまうから仕方ないのだけれど。。。なんだか納得がいかない気がするなあ。随分差があるよなあ。いいなあソニー。。
天王寺駅にCD屋があるのだけど、ぼんやりCDのタイトルを眺めていたら小椋佳のベスト集が目に留まり、なんとなく衝動買いしてしまいました。
小学校6年の頃小椋佳のファーストコンサートがNHKで特集されていて、突然ファンになった。銀行員なのに歌手をやっているということがすごくかっこいいと思って、当時買ってもらったばかりのガットギターをかき鳴らしては小椋佳や井上陽水のコピーばかりしていた。
中学校に入ってからは、さだまさしとアリスにはまり、高校ではスペクトラムとオフコースにはまり、シンガーソングライターになりたいなあと、本当に思っていた。
大学に入ってからは現実的になってしまい、とりあえず小椋佳と同じ道に進もうと、銀行に入ったものの、シンガーソングライターになる夢を忘れてしまい、結婚し子供ができ、そうこうしているうちに40歳に近づいてしまった。
やり直すには遅すぎるけれど、新しい会社に入って、子供の時の夢を少しづつ実現したいなあと思っている今日このごろ。
歌や詩やエッセイとかそういうものを書く人になりたいな。40の手習いというには可笑しいけれど、いつまでも夢を追って夢に生きているほうが楽しい人生になると思うんだよナ。借金は減らないけどね。
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