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2004年03月01日(月) |
ろう児に対する教育方法 |
「たったひとりのクレオール」(上農正剛著 ポット出版)を読んで愕然としている。。。
今まで信じてやってきたわが子に対する聴覚口話法が実はぜんぜん役にたっていないのではないかと疑念を感じるからだ。
確かに最近、子どもとの会話で少し意思疎通が難しいと感じることが多い。何を言ってるのかわからず、イライラすることも多い。この前までは気にしていなかったが、異常なほどの語彙の少なさと助詞のなさ。そういう親の不安をストレートにこの本は批判する。
ろう者にはやはり手話、それも日本語対応手話でないろう者間でやりとりされる「日本手話」を第一言語に育てるべきなのかもしれない。
ろう教育にはいろいろな意見がある。でもインテグレート至上主義は最近破綻してきていることはまぎれもない事実だ。日本手話を再度みなおし、中途半端な言語獲得だけはさせないように注意する必要がありそうだ。。。
◇◆ 今日の読書 ◆◇ 「たったひとりのクレオール」(上農正剛著 ポット出版) 読書中
2004年02月26日(木) |
変な人が書いた成功法則 |
齋藤一人という長者番付1位の人の書いた本を読んだ。
先日東洋経済社の「齋藤一人の世の中はこう変わる」を読んで、なるほどお金持ちの考えることは違うなあと思っていたところ、コンビ二に齋藤一人さん御自身で書かれた文庫本「変な人が書いた成功法則」を見つけて、今日電車の中で読み耽ったのだ。
先日、進学塾のちらしの中に齋藤一人さんのことを書いたものがあって、そこには「いつも笑っていて、楽しそうな人のところに人は集まるんだ」というようなことが書いてあったと記憶しています。
この本でも著者は「困ったことは起こらない」ということを何度も説いている。そして、いつも神様が私たちのことを見ていて、良い波動をだしていればどんどん自分を含め周りの人たちも幸せになるのだとしている。
周りの人の良いところをどんどんほめ、自分自身は有頂天になることなく、幸せをどんどん提供することで自分自身が高まって行くということを宗教じみることなくわかりやすく解説している。
この本を読むと、松下幸之助にしろ、田坂広志にしろ、成功している人は結局同じようなことを言うのだなあと感じる。
これからはニコニコしながら毎日をおくることにしよう。電車の中ではしかめっつらの人が多いけれど、ニコニコしていると、変なやつだなあと思われるかもしれないけれど、気分が滅入ることはないだろうと思う。勤めて楽しそうにしてみよう。
いつも笑っていれば、自分を含めて、きっと周りの人みんなが幸せになるような気がする。バカと思われようともニコニコしながら毎日を過ごしたいと思う。
仕事が超ヒマ。マヒマヒマヒ。
昨日、文芸春秋で今年の芥川賞の2作を読んだ。「蹴りたい背中」は出だしから引きずり込まれるような面白い話だ。クラスにとけ込めない2人の話なんだけれど、どうも表面で付き合おうとする僕たち(大人になった今でも、いまだにそうかもしれない)に比べて超越した主人公の気持ちがとてもよくわかる。文体が変わっていて、自由奔放という感じだ。
一方「蛇にピアス」は舌先を半分に切るスプリットタンの話から始まるアンダーグラウンドの話だが、セックス描写といい、舌ピアスを入れる話といい、刺青をいれる話といい、経験のない世界が堪能できておもしろい。この本を読んじゃうと、真面目なふりして働くのが馬鹿馬鹿しくなります。
あーーだからやる気ないのかも知れませんが。。。
西明石の向こうの大久保というところに出かけた。
この駅に行くまでに海に最接近するところがある。明石大橋の少し手前。垂水あたりなのかな。
生まれてずっと海を見ながら暮らしていたので、どうも海をみると落ち着く。会社に入ってからは、海の見えないところに住んでいるので、こうして久しぶりに海をみるとなんだかホッとする。
生き物はみな海から生まれてきているから、帰りたくなるのかもしれない。
来週から週2回この大久保に通うので、海を見ることができる。海側の席に座ってぼんやりと海を眺められる。仕事に行くのだけど、少しうれしいな。
◆◇今日の読書◇◆ 竜馬がゆく(五) 司馬遼太郎著 文春文庫 読了
2004年01月29日(木) |
受験のシーズンですな |
朝の電車がすいてきたが、受験シーズンなんですね。
受験なんぞでは良い思い出がないけれど、大学の入試の時のことを職場で話したら、随分わらわれてしまった。
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大学は公立なのだけど、なぜか受験会場は予備校。受験票に駅からの地図も載っていたし、同じような受験生がいっぱいいるから問題ないと思っていた。
が、試験当日寝坊したのか忘れたが、最寄り駅についたのが試験開始10分前。駅徒歩5分ぐらいだと記憶しているが、とにかく間に合うかなあと歩き出した。が予定と違い受験生らしき人がいない。地図もずいぶんいい加減で道の数がどうも違う。なんども行きつ戻りつしても予備校らしき建物がない。そうこうするうちに試験開始2分前くらいになってきた。本当に慌てたよ。
と、そこへ同じ年くらいの若者がかばんを抱えて走っていく。「おお、同志じゃ」と思いあとをつけていった。どうもラブホテル街だ。いくらなんでもこんなとこに予備校はないのではと思いながらも、その若者を追っかけた。しばらく行くと、視界が広がった。ああよかったここかなあ。。そこはマンション。若者はマンションに入っていった。。。。
ムム。。。キャーーもうどうしよう。。。。
もう滅茶苦茶混乱した。このあたりはどうも行き止まりの道が多い。レレどうしよう〜あああ。。。夢中で走った。もう一度地図を見る。どうも方向性はあってたと思うのだが、横切れない。マンションの裏くらいかもと思ったが、塀を乗り越えるわけにも行かない。仕方ないのでもう一度駅まで猛ダッシュ。
気を取り直して一からやり直し。もうとっくに試験は始まっている。もう一度ゆっくり地図を見て歩く。こんな時は冷静さが必要だ。どうも一本筋を間違えたみたいだ。むむ、さっきと同じ道やんか。。
しゃーない誰かに聞こう。。。でも誰もいない。人通りが少なすぎる。日曜日の朝は静かだ。げげげげ。だれかおらんのかあ。。
もう、すっかり諦めている。このまま家に帰ろうかなとも思ったが、気を取り直して探すとありましたよ、ありました。目立たない予備校が。。
試験開始から15分くらいたっていたのか、どの教室も静かだった。 あろうことか私の席は長机の一番窓際。。4人ぐらいの学生を立たせて入らせてもらった。
走りまくってもうめちゃくちゃ疲れている僕は、3月というのにポカポカした日ざしの中で睡魔に襲われてしまうのでした。。ああもうダメ。
いまだに時々このことを夢に見て心臓が止まりそうになります。 ふとんの上でぜいぜい言いながら「ああ、俺もう卒業したんだ」。。。僕いつまでこんな夢見るんだろう。
◆◇今日の読書◇◆ 竜馬がゆく(五) 司馬遼太郎 文春文庫 読書中まん中あたり。。 坂本竜馬を歩く 山と渓谷社 → 読むというより写真をながめてます。面白い!
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