徒然駄文
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うーむ、昨日からトロイの事ばかり考えている。なぜあんなちょこざいな映画になってしまったのか!もったいない!(結局はやっぱりとっても面白かったって事なんですよね(^^;)。面白かった、と言うより、かっこよかった、と言うべきか)
私が考える問題点。その1。木馬が拙い。 史実(かどうかはしらんが、ともかく、木馬がなければトロイ滅亡はない)なので、木馬を引き入れた事によってトロイが滅亡する事自体は変えようがない。しかし、あの流れで「木馬」を持ってくるのは非常に拙いのではないか。 勝利のためには木馬が必要だった、と言う、必然性が感じられない。素晴らしい計画だ!と言うよりもちょこざいだよ、あんたら、と言うイメージの方が強くなってしまう。どうしてもあの城壁は破れない。木馬以外に手がない、と言う逼迫した雰囲気が欲しかった。あの描きようじゃ、オデッセウスの思いつきがまあ大当たりぃドンドン!って感じじゃないですか。
その2.アキレスが拙い。 アキレスのキャラクターはとても面白かった。王に忠誠を誓うのではなく、戦う事だけに己のすべてを託している、後世に名を残す事を何よりも望んでいる、あくまでも自分のために戦う男、と言う設定が面白かった。なのに、なんだか親族が殺された事で逆上はするは、いきなり敵方の女に惚れて木馬に紛れてまで追っかけするわ。いや、惚れるのは良いです。良いんですが、エピソードの扱いが良くない。なんや、君は意外と軟弱だったのだな、と言う印象を私は持ってしまった。いとこが殺された事による逆上にしても同じ。逆上するのは良いが、その程度の人間であそこまで名が売れるような(いわゆるカリスマ、ですなあ)剣士になれるのか?と言う疑問がつい脳裏に浮かぶ。殺すか殺されるか、の世界です。逆上していては生き延びられないと思うのだが。いや、それが彼の弱点の一つであった、と言うのなら話は別だが、特にそう言う雰囲気の描かれ方でもなかった。
その3。プリアモス王、アホすぎ。 いや、アホなのは良いんだけど。そうして一つの王国が滅んでいくわけだから。でも、単身敵地に乗り込んで息子の遺体を望む、その凄い行為のすぐあとで、あのアホな行動ですかい。ついていけませんでした、と言うか、同じ過ちを二度繰り返すのではない、王様。…まあ、これはどうでも良いか。
結局、何が描きたかった映画なのか。息子&ダンナに言わすと「戦闘シーン!」だそうで、それならまあ、それはそれで良いのだけれど、それだけではなんだかとてももったいないような気がする。描き方によってはもっと凄い映画になったんじゃないか、と思うのになぁ。脚本が拙いと思う。イーリアスを全く離れて(神様出てこないしアガメムノンもその弟王も死んじゃうし〜)人間ドラマとしてのトロイを描きたかったんだろう、と思うにつけ、ああっもったいない!!!と。(^^;)
【映画】
…を観に行く。ダンナと次男坊が「絶対観る!」と叫んでいたので、おつきあい。でも、公開後さっさと行かなかったもんだから、デイ・アフターに負けてしまって画面が小さい(;_;)。ああ、公開直後に行っておくんだった。この映画は大画面で見たかった…。
途中までは面白かったです。歩兵の戦闘だとか、アキレスとヘクトルの一騎打ちだとか。でもその後が、その後が、その後が…(T^T)。ちょこざいな!
と言うのが、全体の感想になってしまいました。いやね、あそこまでね、男達の戦い、ってかんじで押してくれたんならラストまで押し通して欲しかった。ちょこざいな!木馬かよ!と言う感が否めない(^^;)。ヘクトル、なんのために死んだのよ。ちょこざいな!(もういい、と言われそうだな(笑))
木馬が出てきたのは、長い戦いでにっちもさっちもいかなくなった末の、ちょこざいオデッセウスの知恵だったのだけど、それなら納得も行くのだけど、ヘクトルは死んだわ、アキレスは戻ってきたわ、その時点でいきなり木馬ですか!と言う感じがどうしてもしていかん。おまけにその木馬の中にアキレスまで入ってるし。理由が「女かよ!」 君の信念はどこへ行った。その前に、いとこ殺されてそこまで切れるかっ君だっていっぱい人のいとこを殺して来たろうに。君はそこまでの男だったのか!アキレスよ。
と、ラスト1時間はもう憤死ものでした、私にとっては(^^;)。そこまでが結構楽しめただけにもう悲しくて。アキレスもかっこいいなーと思ってたのに。ヘクトルもかっこいいなーと思ってたのに。王様もかっこいいなーと思ってたのに……
でもまあいいや。戦闘シーンは見応えあったし、城のシーンも好きだし。ヘクトルは最後まで哀れでした。パリス。あんただけ最後までいい目みたわね。
【映画】
ところで、王様! オトゥールだったんですね! 年取ったなぁ…私が最後に知っているのはカリギュラでした。そりゃ年取りますねえ。
2004年06月04日(金) |
えらく放置(^^;) |
日記の存在を忘れていました。こら。最近物覚えが悪くなってしまったので、一つの事をやり出すと他が抜けます。それが、ここのところは真面目に家事(生活)をしながら、MIDIも触るわ、他の創作ものもやるわ、だったので、日記の事はすっかりさっぱり忘れ果ててたって事でした。…まあいいや。 久しぶりなので、身の回り雑多な話を。
恒例の梅シロップ漬けを始めました。今年は2瓶で良いかな〜。 スイトピーの花がやっと咲き始めました。でも庭の奥に植えてしまったので(そこが一番日当たりが良い)、花はよく見えないし香りもしない。つまらない。やはり人がよく出入りする玄関近くに植えるのが良いですねえ。 向日葵がまだ背が低いのに蕾が出てきちゃいました。ここんところ暑かったからかしらん。と思ったらまた涼しくなったので、朝顔の蔓がなかなか伸びません。なんか今年の庭はうまくいかない。引っ越したところだからかな。計画がうまくいっていません。まあ、来年だなあ。
小鳥話。ツバメは相変わらず3羽で時々やってきては糞と泥をまき散らしてくれます。大体3日に一度の割合かな。遊んでいるのか練習しているのか。お隣の奥さんに聞くと、去年はお隣に巣を作ってたらしいです(ちゃんと雛も巣立ったらしい)。その雛たちなのかしらねえ。
うちの文鳥はもうすっかり爺さんで、最近寝てばかりなんですが、人を呼ぶようにもなりました。かごの中で騒ぐのでかごの側にいてやると大人しくなって寝てしまうのです。外に出してやっても人の肩の上で寝てしまうし。で、人が離れるとまた騒ぐ。誰かが側にいて欲しいんだなあ。1羽に成っちゃったから寂しいのだろうなあ。
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