徒然駄文
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2004年06月10日(木) 少女まんが

 昨日の日記では誤解を生むやもしれず。私、少女まんがは結構守備範囲です(とは言っても、昔のだけれど。最近のはほとんど読んでいないので知りません。雑誌の広告などを見ていると妙にエロチックで、良いのか?こんなの小学生や中学生に読ませて!と親として大変不快感を持っていたりするくらいですな。もちろん、そう言うものばかりでないのもよく知ってますが)。アキレスの性格設定はまだしも、それを表現するためのエピソードやセリフの一つ一つが軽かったのが「少女まんがの香りがする…」と感じた理由の一つですね。私は少女まんがは好きだが、映画で少女まんがを見たいとは思わない。

 私はあの映画にもっと重いものを期待してしまったようです。ダンナに「あれって少女まんがだったんだよー」と感想を述べたところ、一体なんだと思ってたんだ?と聞かれて上記のように答えたら、アホか、と一蹴されました(^^;)。「だから最初から、戦闘だけの映画だ、と言ってたじゃないか」と。はい、よく分かりましたよー。戦闘シーンは凄かったですよー。戦闘シーンのスクリーンショット欲しいな。手足や身体の動きをしっかり掴みたいのです。鍛えられた人間の身体の動きは美しいです。

 ちなみに、うちのダンナと次男は予告編の海を埋め尽くす船団を見たかったようで。船大好き親子なのよね。悲しいが、予測通りそれはわずかなワンシーンだけだったよな、と、言ってましたが。私はやっぱり歩兵同士のぶつかり合いと、ヘクトルvsアキレスの一騎打ちだったなー。


 あー、劇場で何度も何度も繰り返してみたくなる大スペクタクル映画が見たいですー。欲求不満は続く……。(アラビアのロレンスが、私にとってのそう言う映画でした。上映期間中通い詰めたわー(笑))

【映画】


2004年06月09日(水) トロイ週間唐突に終了

 どうにもこうにも腑に落ちない、釈然としない私は本日レディースディを利用してもっかい観てきました。トロイ。
 観ているうちに、おかしいぞ、どうしてこんなに少女まんがチックな香りがするのだろう…という気がしてならず。そこでやっと気が付きました。これはアキレスのラブロマンス物語だったんだ!(^^;)しまった…
 テーマなんか凄くはっきりしてるじゃないですか。アキレスですよ、テーマは。なんでこんなはっきりしているものが見えなかったんだろう。不思議。初見時はどうもアクションに呑まれて目が見えなくなっていた模様です(^^;)。
 なんだ、そうか、と思ってみれば、そんなに文句もなく。まあ、こういう映画なんだろう、と。もっとなんかこう、骨太なものを勝手に期待してしまったようですね、私。全然そう言う映画じゃないんだなあ、これは。
 まあ、やっぱり脚本は拙いと思うんだけど。特にパトロクロスとアキレスの関係。イ−リアスをしっかり知っている人には分かるのかもしれないけれど、そうじゃない人にはこの二人の関係はわかりにくい。なんでアキレスがここまでパトロクロスを大事にするのか。二人の剣の練習シーンと上陸直前の「お前がいると気になって戦えない」というアキレスのセリフだけでは足りなさすぎ。この二人の関係がもっと納得いくよう描かれていれば逆上するアキレスを理解する事が出来るし、そうしたらもっと説得力のある流れになったでしょうにねー。木馬以降はもうあれで良いんだわ、きっと。アキレスのラブロマンスだもの。

 ということで、急速に冷める私。トロイ週間は5日で終了しました。まあ、5日間楽しませていただいたから良しとしようっと。


 しみじみと。ヘクトルだけだったなあ、この映画に出てくるキャラクターの中でまともなの(^^;)。ヘクトルがあまりにまともすぎて哀れなものだから、それもあって私、目が見えなくなってたな(笑)(だって、初見時アキレスが主役だって思わなかった(爆笑)。ブラピに興味が全くなかった事もあると思うけど。こんな今をときめく役者さんだとは思わなかった(^^;))

 夏公開のキング・アーサーにほのかに期待していようっと。中世や古代の骨太なアクション映画が観たいです。(西洋の剣劇が観たいのさ)

【映画】


2004年06月07日(月) いやもう、久しぶりにはまったかな(笑)

 最近あまり「何かにはまる」事はなかったのだけれど、久々にはまったかもしれない。トロイ(爆笑)。アクションと画面と衣装がとっても気に入ってしまったため、何がダメだと感じたのか、何が気に入らないのか、ぐるぐるひたすら考え続ける私(笑)。脚本が拙い!とやはり思っているわけですが、じゃあ、何をどうすれば良くなったのだろうか、と延々考えてたり。(それがまた楽しい)。非常にエンターテイメントな作りの映画だと思うので、そのあたりは考えやすいですね。テーマがはっきりしていて演出の持って行き方もパターンがある。とても分かりやすい映画だ。

 延々考え続ける、と言えば、少し前にレンタルで見た「二人のトスカーナ」。内容をあまり知らずに借りてきてしまったもので、これも衝撃が大きかった。辛すぎましたなあ、これは。最初の方がとても微笑ましくて、ああ、子供はかくありなん、と言う作りだっただけに後半のえげつなさが身に染みる(戦争ってのはああいうものだ、と言う事が分かっているだけに、もう辛くて辛くて堪らない)。あれは観たあともしばらく落ち込んでましたが、今度のトロイはエンタメで楽しいので、同じく尾を引くにしても精神衛生上はとっても良いです(笑)。たまには堂々たるエンタメ、良いよね。(いや、トスカーナもとっても良い映画でした。重かったけど……)

【映画】


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