2004年01月17日(土) |
美穂圭子外部出演 『Doki Doki Night』 |
私は圭子ちゃんの歌がとても好きだ。 最初、この公演が決まった時、「行きたいけど、東京までは行けないや。」 ・・・とあきらめていた。 ところがそこへ宙組へトウコちゃんが出る、しかもランブルーズをやる・・・と決まった。 ここで私の心は80%決まった。
この公演は、圭子ちゃんの他に退団したばかりのコウちゃんとなるみんも出る。 めーっちゃめちゃウレシイ♪
そんなこんなでいざ、東京へ。
ストーリーは、歌やダンスを中心にした宮川浩率いるカンパニーと ダンスを中心に活動している東山義久率いるカンパニーに 歌で活躍している島田歌穂が加わって・・・ヒトツのステージを作る・・・という なんともありふれたものだった。
他の出演者には申し訳ないけど、私のお気に入りの3人だけ・・・。
まず、なるみん。 「やっぱ、なるみんってスゴイわ。なんでもできるんやん。 もう少し身長が高かったらヨカッタのにねぇ。」ってしみじみ思えるくらい 本当にスゴイものだった。 すっかり“女性”になっているものの、キレのいいダンス、 パンチの効いた歌声、そして関西弁でしゃべるセリフ、 どれをとっても本当に圧巻だった。 「なるみんの舞台って見続けたいな・・・。」そう思ったくらいだった。
それからコウちゃん。 宝塚にいるよりももっともっとすばらしい人だった。 歌も無理なく・・・だし、ダンスも宝塚ではチャンスがなかったんだ・・・と 思えるくらいだったし、こちらもまた“女性”だったけど、 時々男役を覗かせながらも、確実なセリフで、見ていて本当に心地よかった。
そしてそして圭子ちゃん。 宮川さんの秘書のようなパートナーのような役どころ。 島田さんに比べると歌も少なかったけど、こちらも宝塚ではもったいないような 見事な歌で、本当に来てヨカッタ・・・と思えた。 セリフもとてもしっとりと優しく心地よく、ダンスもヒップホップ系から なんでも踊り、「ああ、本当になんでもできる人なんや。」と思った。
特に鳥肌モノだったのは、島田さんと歌った『ミスサイゴン』の歌。 島田さんが歌ったあと、圭子ちゃんが歌って・・・それから2人で・・・だったんだけど 本当に・・・言葉では言い表せられないようなくらいの感動的な歌で 鳥肌がたち、涙が出て・・・本当に泣けて泣けて仕方がなかった。
圭子ちゃんはここ2年くらいようやく本公演でも歌がちゃんとあって 私たちにも聞けるチャンスができたけど、もっともっとチャンスがほしい・・・と思った。
出雲さん、美々さん・・・そして圭子ちゃん。 上級生だけど、すばらしい歌唱力を持った人なのだから、 耳に心地よい、聞き応えのある歌をもっと聞かせてほしい・・・そう心から思った。
他の出演者は名前が定かじゃないのと、私が片寄りすぎた見方をしていたので 書きようがないので・・・書かないことにする(>_<)
2004年01月16日(金) |
宙組 東京 『白昼の稲妻』 『テンプテーション』 |
大劇場で『白昼』の劇中劇のランブルーズが上手からせり上がってくるのを見て 「トウコちゃんで、ココが見たい。」と強く思った。(ミズに敵意全くなし)
そこで美穂圭子ちゃんの外部出演の公演とあわせて見に行くことにした。
『白昼の稲妻』 内容はほとんど変わっていなかった。 ただ、ちょこっとちょこっと手直しがあった。 例えば、アルベールが最初にブールバール付近でヴィヴィアンヌを見かけた時、 タニちゃん扮するサバティエはけっこうあっさり、立ち去っていたと思う。 ところが、しばらくそこへ佇み、2人の様子を訝しげに伺い、 振り返りながら・・・立ち去る・・・とか、 サバティエがヴィヴィアンヌに「真相がわかった。」と打ち明ける時 妙にヴィヴィアンヌの肩に手を回したり、顔を近づけてみたり・・・ 少し接近度が増していた。 その後、ヴィヴィアンヌを抱き寄せて、立ち去られたあとも 「なんてことをしてしまったんだ。俺は気持ちを抑えて、気付かれないように するつもりだったのに・・・。」 というような後悔が強く感じられた。
酒場のトモエちゃんたち扮するガストンたちはさらにパワーアップしていて この日は美風さんがヤケ酒を飲み、リキちゃんに「おまえは飲むな。」と 止められていた・・・。
さてさてトウコちゃん扮するランブルーズ。 お稽古期間がめちゃめちゃ短かったと聞いた。 全員であわせたのは舞台稽古だけだったらしい・・・。 なのになんだ?この完成度の高さは。
ミズのランブルーズとは全くカラーが違った。 ミズの場合は、地位や権力ももちろんだけど確かにヴィヴィアンヌのお母さんも 自分のものにしたかった・・・という感じだったのに対して トウコちゃんのランブルーズは、ヴィヴィアンヌのお母さんを手に入れたいのではなく、 シアワセな家族であるヴィヴィアンヌの家族を破滅させたかったという感じだった。 地位や権力はもちろん。ただ、自分の計画を邪魔したコルベール伯を ただ陥れたかった・・・そういう感じのランブルーズだった。
ミズはいろんな策略の中に自分の欲望も満たしていくというタイプだけれども トウコちゃんは全てただ、計画を遂行していくための手段のヒトツでしかないようだった。
こんなにタイプが違うものか・・・とびっくりしたのと、 どちらのランブルーズもとても魅力的で興味深いものだった。
『テンプテーション』 こちらは全く・・・変化はなかったと思う。 ミズと比べて完璧なダンスではないものの、歌は完璧すぎるほど完璧で パーフェクトマンはタニオカくんが少し気の毒なくらいだった。 まあ、そこはゴールデンスマイルで攻めていたけど。
熱愛のボレロで、今まではすしおさん&シーリアコンビが 『思い残すことはない、人生最後のダンス』・・・だったのに加わって、 トウコちゃんとみほこのダンスも『人生最後のダンス』カップルだった。
今回は見るところが多すぎて、いつものすしおさん、シーリア、ともえちゃん、ひとちゃん・・・にガイチ、トウコ、タニオカくん・・・そしてますます磨きのかかったみほこ・・・。 本当に忙しくて忙しくて、キョロキョロしまくりだった。
大劇場で最初は「誘惑されへんかった〜。」と言っていたわりには けっこうハマっている自分に・・・なんだかオドロキ。
あー、早く『ファントム』見たいなぁ・・・・・・。
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