2004年02月27日(金) |
轟悠コンサート 『Yu Quiero Guitarras』 |
なぜ、突然、トドロキおじさんのディナーショーに行くことになったか? それは、トドロキおじさん・・・だから・・・ということもだけど 花組の若手ちゃんたち・・・それもみわっちと園加ちゃんも出る・・・と言うから、 邪心に邪心が誘いをかけ・・・もう「行きたいかも」から「行く」に変わっていた。
トドロキおじさん、超オトコマエやでー。彫刻のような美しさやでー。歌、ウマイでー。
みわっち、かわいいでー。園加ちゃん・・・ええでぇ。 あとまっつと貴怜良ちゃん・・・いいねぇ、いいねぇ(←ほぼ、おっさん)
幕開きはおじさん、真っ赤な衣装で、『グラナダ』を熱唱。 無駄のない首あたりのノドボトケを上下運動させながらの熱唱。
続いて4人も登場。 いつもよりヘアスタイルが・・・“乱れ気味”にしてあり、 ラテンの国の情熱の男たち・・・という感じをちょびっとかもし出していた。
少し耳慣れた曲をおじさん、4人と歌い継ぐ・・・いや〜、まっつウマイっ!!!
おじさん、場内後方からキンキラキンの・・・どこかアラビア風の衣装で登場。 あまりの煌びやかさと美しさでため息・・・がざわめき・・・になっていた。
ステージの4人も負けじとキンキラキンのアラビア風。 そして少しオリエンタルな曲を歌っていった。
黄色のフリフリ・・・いかにも“ラテンだーっ!!!”という大きなソデの衣装を着て みわっち、まっつ、園加ちゃん、れいらちゃん・・・と登場。 歌いながら・・・目線で客席を落としながら・・・。 おじさん、真っ白なラテン系の衣装で・・・登場。 5人で楽しく、愉快に・・・メドレーを歌い継ぐ。 ここは聞き覚えのある曲がいくつか出てきて、客席も少し、余裕でノリ始めてきた。 みんな・・・おじさんも・・・4人もにっこにこだった。楽しそうだった。 客席にも降りてきてくれて・・・あちこち・・・練り歩いてくれた。
ブエノスアイレスの夜・・・と名づけられたコーナーでは・・・待ってました・・・ トドロキおじさんならではのマフィア系・・・。 もちろん、4人も白いシャツにソフト帽をキメ、キレイに踊る。 無条件にこういうの・・・好きだなぁ・・・。
ラストコーナー・・・スペインの夢・・・というコーナーでは、黒い・・・ドレスの ・・・・・・4人・・・が出てきた。
最初MCでトドロキおじさんが「4人は女役もするよね。」と言い、 「桐生さんと貴さんはその胸板の厚さを・・・どうカバーするかだよね。」とか 言われていたけど、ホント、2人だけでなく・・・4人とも「ありゃ・・・。」という感じで ちょっと見てはいけないものを見ている気分だった。 でも目が慣れてくると園加ちゃんが1番、きれいに見えて・・・釘付けだった。 4人が4人なりにトドロキおじさんと絡んで踊り・・・去っていった。
ここで私の大好きな歌が登場した。 『トレアドール』・・・星組のエンカレですずみんが歌った歌。 すごく好きだったから・・・まさか・・・聴けるとは思わず・・・うれしかった。
そのあと、ショッキングピンクのフリフリブラウスに黒の上下の4人が出てきて、 おじさんと一緒にラストソング・・・・・・。
客席にも降りてきてくれて、ギュウギュウ詰めの場内を歩いてくれた。 にこやかなみわっちが至近距離だった・・・。 あまりの狭い通路に帰り道をなくしたみわっちは・・・にこやかなまま、 目は帰り道を探し・・・結局、今来た道を歩いて・・・ステージに戻っていった。
客席の後ろに生徒たちにも元気に手を振っていた・・・。
アンコール曲・・・タイトルはわからないけど、またまたおじさん、大熱唱。 気持ちいいや。ほんま、めっちゃ気持ちいい。
熱唱のあと、4人がまた歌いながら出てきて、おじさんを呼び・・・・・・幕。
あっという間の1時間だった。 テーブルは50あり、1テーブル12人・・・だからホントにぎゅうぎゅう詰めで 少し狭かった・・・しかも私のすぐ前のおばちゃんが・・・曲にあわせて・・・揺れる揺れる。 そのたびに視界がさえぎられる・・・。さえぎられる・・・。 ステージの半分が見えなくなったり、4分の1が見えなくなったり、 真ん中が見えなくなったり。
・・・ホントにこればっかりは・・・まいった。
だけど、ラテンだけでなく、マタドールや、マフィア系・・・・・・めちゃ楽しいのや いろいろあって、多趣多彩だった。
時折見せるおじさんと4人たちの笑いながらのアイコンタクトが微笑ましくて 見ていてシアワセ気分になれた。
トドロキおじさんは本当にオトコマエだ。 歌もうまいし、彫刻のように美しいし・・・ため息が出る。 最初、れいらちゃんが「すごく緊張してたんですけど、トドロキさんの 彫刻のような美しいお顔を見ていたら・・・少しほぐれてきました。」と コメントしていた。
MCでもおじさんはおじさんなりに4人にいろいろな質問を投げかけ、 4人も必死にそれに答えようとしていた・・・おもしろかった。 ラストの客席降りの時、おじさんが「みわっちー、まっつー・・・」と 4人の名前を順番に愛称で呼んで、4人がうれしそうにおじさんに寄って行ってたのが とても印象的だった・・・・・・。
客席の後ろには・・・ミズやハマコ・・・らんとむちゃんやシーリア・・・ 花・雪・星・宙・・・といろいろな組の生徒さんが見に来ていてそちらも豪華だった。
シーリアが超キレイだった・・・。 花組の祐澄しゅんちゃんもとてもキレイだった。 ミズが帽子を深々とかぶった横でハマコが大笑いしているのが対照的だった。 らんとむちゃんが・・・すごくヤセていて・・・びっくり。
あー、すっきり楽しいディナーショーでした。
2004年02月14日(土) |
安寿ミラ主演 『ハムレット』 |
なんで『ハムレット』を見に行ったかって? それはタテさまが出るから・・・。
シェークスピア作品といえば、言葉が難しくて、理解に苦しむ・・・ そういう知識しかなかった・・・。 「噛み砕いてやってくれるかなぁ。」
そんな期待はもろくも崩れ去った。
ストーリーは誰もが知ってる『ハムレット』 ただ、ハムレットはもちろん、安寿ミラで、 ハムレットの友人ホレイショーに旺なつき。 ハムレットの父王を殺し、王座についた弟と 再婚するハムレットの母ガートルードに天宮良、 ハムレットと恋に落ち、ハムレットを取り巻く策略に巻き込まれ 自ら命を絶つオフィーリアに植本潤・・・。 そう、女がオトコを男がオンナを演ずる・・・という見た目にも奇妙なものだった。
物語の導入はハムレットの父であり、弟に暗殺された前王の亡霊が屋敷を彷徨う・・・ ・・・・・・というものだった。その亡霊役がタテさま。 いつものように重い風のような動きで踊る。
安寿ミラのハムレットは違和感なく、もちろんカッコもいい。 まるで宝塚の現役時代・・・そのまま・・・という感じで・・・錯覚起こしっぱなし・・・。 旺なつきもとてもすばらしくて、ほとんど釘付けだった。 ウマイウマイウマイウマすぎ・・・。
ガートルードの天宮良と植木潤は・・・やはりどこかおかしくて・・・。 でも不思議なことに見ているうちに別にそんなことどうでもよくなってしまった。
一幕はいわゆる物語の始まり部分・・・。 全体的に動きがゆっくりで・・・というのも常に舞台に出ている人以外の人は・・・ 全て亡霊という役で、弟王とガートルードが舞台に出てセリフを話していれば、 例え安寿ミラでも壁から現れる亡霊の役となり、白いマントを頭からかぶり、 奇妙な動きに、奇妙なうめき声というか、奇声を発し、また壁に戻って・・・ 常に彷徨い歩いている・・・という感じだった。
1幕はひたすら眠くて「やっぱりシェークスピアは難しすぎるわ。」と思った。
ところが2幕・・・話が転がる転がる・・・。 ハムレットを亡き者にしようとする弟王。 父の敵と知り、復讐を考えあぐねるハムレットとホレイショー。 いろいろな陰謀とすれ違いと策略が入り乱れ、食い入るように見ていた。
ストーリーにほとんどズレはなく、原作どおりだと思うけど たった9人しかいない役者たちで、さまざまな人々を演じ、 あれよあれよという間に話は進んでいった。
オフィーリアが死んでしまった時、彼女の兄が嘆き悲しむ。 ふと見ると彼はボロボロ泣いていた。汗かと思ったら、大粒の涙がこぼれていた。
彼・・・河内大和・・・彼を初めて見たのは『モンテクリスト伯』だった。 どちらかというとヤバイ系の面立ちをしているから、 そんな彼が本気で泣いているのを見て正直・・・驚いた。
弟王に騙されハムレットを敵と信じ込んで、 復讐を謀り、短剣の試合をするオフィーリアの兄。
弟王の作戦のヒトツであった毒入りの杯を飲んだのはハムレットの母。 そしてたったかすり傷でも死んでしまうよう切先に毒を塗った短剣に 傷ついてしまうハムレット、そして弾みで自分も傷ついてしまうオフィーリアの兄。 そして全てが弟王の陰謀だった・・・とオフィーリアの兄に打ち明けられ、 毒に蝕まれていく体を引きずり、弟王を刺すハムレット。 ・・・・・・みんな死んでしまう・・・そんな中、命絶え絶えのハムレットがホレイショーに 「生きて、真実を語ってくれ。」と告げ・・・息絶える。
その時ホレイショー旺なつきの目からも涙が落ちた。
全て復讐劇が終わり、静けさが戻った・・・。 そこへタテさまが静々と登場し、哀しげに踊り、立ち去った。
・・・しばらく静けさが残ったあと、拍手喝采だった。
出演者が順番に登場し、歌う。 そこへ安寿ミラとタテさまが登場。 この2人が踊ったダンスはすばらしかった。
カーテンコールは・・・・・・6回くらいだったか・・・。
1幕は本当にツラかったけど2幕はとてもおもしろかった。 安寿ミラのファンはシアワセだと思った。 違和感なく、まるで男役のような舞台も見れるというのはなんともうらやましい。
とても自然体でハムレットを演じる安寿ミラ。 ダンスもあいかわらずステキで・・・なんだかうれしかった。
それから旺なつき・・・。うますぎるよ・・・ホント。
見に行って・・・よかった。ホント、よかった。
またこんな作品が見たい・・・そう思った。
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