◆◇ お気楽観劇日記◇◆
公演やビデオなどを・・・見たまま、聞いたままを
つらつらと書き綴ったまたまた気楽なコーナーです。

2005年09月10日(土)  来日公演 『CICAGO』

初めて『CICAGO』を見たのは6年か7年前ロンドン。
英語がわからないのでストーリーはほとんどわからなかった。
ただただダンスと歌のすごさ(凄い…という言葉の文字がぴったり)
そしてアンサンブルの完璧さ。オケのすばらしさがストレートにぶつかってきた…
そんな印象だった。

そして去年、映画を見た。
映画は映画でとてもおもしろく映像の美しさや映像ならではの演出
そして俳優たちの意外性など…見ごたえがあった。

今年、来日公演があるというので先行予約でチケットをGET。
ようやく見に行くことができた。

ストーリーはもうわかったいるのでそれを踏まえて作品全体を見ることができた。

涙を誘うとかいうストーリーではない。
なのに見終わったあと…なんか涙が出た。
ふと見ると妹も涙をぬぐっていた。

「なんか感動した。すごい感動した。ああなんだろう。」そんなことを言った。

アンサンブルとオケとそして主要メンバーたち。
そのどれが欠けても成り立たないほどの完成度の高い、
大きな波が押し寄せてくるようなそんな感動だった。

鳥肌がたつようなダンス、歌。
その上おもしろくてたまらない。
ワクワクしてたまらない。

「もっと見たい。」久しぶりにそう思った。

もっともっと見たいなぁ。



2005年07月16日(土)  月組 『Ernest in Love』

まず始めに…梅田コマから飛天になってまた梅田コマになって
今回梅田芸術劇場メインホールと名前が変わった。
いったいなんでそんなに名前を変える必要があるのか…
梅田コマは“梅コマ”と言われていた。
「梅コマ…ってあと“田”くらいゆーたらええやん。」と思いながら
やはり「梅コマ」と言っていた。
そして梅田芸術劇場となった今、いったいなんて言うんだろう…と思ったら
なんと“梅芸”だそうな。
誰が決めて誰が言い始めたのかわからないけどそういうらしい。

さて梅芸は宙組の全ツから2度目。
あさこちゃん&ミホコお披露目公演。
この『Ernest in Love』の配役を聞いたとき、
「どっかで聞いた名前ばかりだ。」と思った。
以前、高嶺ふぶき主演でバウで上演された『アリスの招待状』
アーネストもいたし、ジャックもいたし、セシルもいた…。
ストーリーは…ま、いっか。

この作品は別に何が残るわけではないが、単純に楽しめる作品だった。
どちらかというと楽天的な主役たち…。
あさこちゃん演じるアーネスト、きりやん演じるアルジャノン。
原作があるとはいえ、久しぶりに演じる側と登場人物がしっくりがっつり
あったような気がした。
そしてミホコ演じるグヴェンドレンと城咲さん演じるセシリィ。
こちらもよくあっていた。
いや、城咲さんの18才の純情な少女…っちゅうのはちょっと「?」だったけど
見てみたら、なんのなんの違和感がなくなってしまった。

なんといってもこの4人…ウマイ、ウマイよ。
ウマくなきゃ、こんな絶妙な間のコメディできない。
心から楽しめた。ホントに気持ちよく楽しめた。

きりやんとミホコの歌のウマさもタメ息もの。

内容は深くない…というか、単純明快なので考えなくても楽しめる。
アンサンブルと言ってしまっていいのか、他の出演者も心地いい。
そしてタキちゃん…よくぞ専科入りしてくれはりました…。という感じ。
歌もウマイし、何よりも芝居で舞台をしめてくれる。
ピリッと…コメディさえもしめてくれる。
これからいろんな舞台に出てほしいと思った。

流れるように進んでいくストーリー。
気がついたら、ミホコと城咲さんばかり追いかけていた。
おもしろい。おもしろすぎるよ。この2人。

ミホコがとーってもかわいらしく…それでいて美しい。
城咲さんもイキイキしていた。見ている側もなんか楽しい。

「オスカーワイルドってこんな楽しい作品も書いたんや。」って
見終わってからなんだかしみじみ思ってしまった。
『ドリアングレイの肖像』とエライ違いや。

そうそう、笑える場面でとってつけたような笑い方をする人が近くにいて
そのなんか“笑い屋”のような笑い方がとても耳についた。
「あたし、もう何回も見たのよ。」的な笑い方。
それだけは勘弁してほしかった…。

そうそう…もひとつそうそう…。
この日、花組生が何人か来ていた。
梨花ますみ、翔つかさ…園加ちゃん、桜乃さん、祐澄さん、朝夏さん
他にもいたと思う・・・。
翔つかささんを見れたことがなんかうれしかった…。
もう2度と見ることがないと思っていたから。


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春吉

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