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■ アキヒカ気まぐれネタ…。
一応断っておきますが。 今回のは、「ちょっとやってみたいかも〜」的なネタで、本格的にはじめるとか、そういうことは無い…と思います。はい。
何を書くかって? アキラさんまで女の子化ですよ。二人とも女の子。百合もの。 読みたくないという方、やめておきましょう。 アキラもヒカルも、お嬢様しゃべりです。 時代としては、昭和初期くらいかな〜。 中学時代(それは問題です。)に読んだり見たりした、「くりい●レモン」とかの世界とは違います。ほんのりお姉さまの世界。(なんだそれは?) 亜●ちゃんの人気、知らない人の方が多いだろうなあ〜。
ちょこっと書いてみたいかな〜、なんて。 小室の頭、腐りまくってます…はい。 覚悟の上、お読みくださいませ。 下にスクロールしてね。
(アキラお姉様バージョン。)
「ヒカル?」 教会のドアがばたんと大きく開けられて、アキラは静かに後ろを振り向いた。 「アキラお姉様!」 息を切らせて走ってきたのは、前髪の明るさが人目を引く、大きな瞳の下級生。 「ヒカル、ここは神の前ですよ?静かになさい」 「でも…っ!」 祭壇の前、たたずむアキラにヒカルは詰め寄った。 「お姉様、転校されるなんて、お引越しなさるなんて、本当なのですか?!」 目に涙をためて見上げるヒカルの肩にそっと手を置いて、アキラは目を伏せた。 「ええ…来月には、発ちますわ。何せ、遠い異国なのですもの」 「そんな…!」 大きな目がよりいっそうひらかれ、ヒカルの目から大粒の涙がこぼれる。音も無く流れ落ちるそれを、肩から頬に触れた手でぬぐってやると、さらにそれは流れ落ちてしまう。声も無くただ涙を流すヒカルに、アキラは胸が痛んだ。 「ごめんなさい…でも、わたくし達、これ以上そばにいない方がいいのです」 同じ学校の先輩と後輩として出会ってから、もう1年が過ぎた。出会ったときから惹かれたこの明るい髪を持つ少女は、幸いにもアキラを慕ってくれた。ただの仲の良い先輩後輩という関係から、何か違う方向に進んでしまったのはつい最近だ。いいにおいのするヒカルの唇に、自らのそれを落としたとき、アキラの中で何かが声を上げた。 いけない、と。 これ以上そばにいては、きっと…ひどいことをしてしまう。 ヒカルは、ただ自分を慕ってくれているだけなのだ。姉妹がいないというヒカルは、年上の自分を本当の姉のように慕ってくれているだけなのだ。 その純粋な想いを、傷つけたくなかった。そばにいることで、これ以上ヒカルの期待を裏切りたくない。 「ありがとう…ヒカル。楽しかったわ、あなたといて」 ぷるぷるとヒカルが顔を振る。それを追うように涙も頬から流れ落ちるのを、何度も髪を撫でてはなだめる。 「…お姉様…なんで?わたしのこと、嫌いになってしまったの…?」 ヒカルの言葉に、ずきんとくる心が、自分の気持ちの強さを教えてくる。 「いいえ…違います。そうではないの。信じて、ヒカル…わたくしはあなたを傷つけたくはないの」 そう言って、抱きしめたくなる衝動に耐えた。無防備な泣き顔を見せられて、これ以上一緒にいては、もう耐えられないかもしれない。 しかし、それをあおるかのようにヒカルはアキラに抱きついてきた。 「嫌です…っ!」 「ヒカル…」 …限界が来た。ヒカルの髪のにおいに。 「お姉様?」 ぎゅっと抱きしめ返してきたアキラに、ヒカルは涙に濡れた顔を上げる。その頬に、唇に、キスが降ってきた。 「…ん…っ」 触れるだけのキスだったが、何度も繰り返した。赤みを増した唇がやっとはなれたとき、ヒカルは苦しかった呼吸に息を荒くしていた。 「…ぁ…」 「ヒカル…」 ぼうっとしているヒカルの瞳を覗き込みながら、アキラは言わないと決めたはずの言葉を放つ。
「…ヒカルが好きよ…」
答えなど、求めはしない。 拒否がかえってくるのは分かっている。キスを拒否されないのは、ヒカルがまだネンネだからだ。そう思っていた。 だが…。赤い唇から返された言葉に、アキラは声を失った。
「わたしも…アキラお姉様のこと、好きです…」
☆☆☆☆☆☆☆
以上!(爆笑)。 すっきりしました!
…ヒカルお姉様バージョンは…どうしようかな。 書きたい気もするんだけど。 っつうか、これ読んで皆に見捨てられる確率高し…あう。ごめんなさい。
2003年10月21日(火)
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