AM 2:43
自分が生きるこの世界は、生きるに値する世界であると確信した。
今日、大学の同じクラスの友達が超大手の優良企業に内定を貰った。 最初にそれを聞いた時は、実際にこれから向かわなければいけない壁を 乗り越えたその友達に、嫉妬、ではないが、少し憂鬱な気分を覚えた。 だが、その後そいつと飲みに焼き肉屋(安安)に行って話しているうちに、 本当に心からおめでとう、という気持ちが芽生え、自分も頑張らなければ、 いや、そんな友達が、人のことを思い、自分のことも思ってくれてるという 言葉を聞いて、そんな友達を持っている自分が、自分に対する諦めや 不幸を抱えて生きていく人間でいてはいけないと、本当に心から感じた。 心配して、支えようとしてくれる友達や、何より家族がいて、 どうして自分を諦めて生きて行くことができようか。
本当にこの大学にこの学部に入って、今付き合っている人達に出会えて よかった、自分は恵まれていて、誰もの幸福を願いながその、自分が感じた 幸福を、恩を、返していかなければいけない、いや返していける環境にある 人間である人間なんだなと心底実感した。
だって、こんな自分なのに、電話をしてくれて、食事に誘ってくれて。 何より心配してくれる人達が、身近にたくさんいるんだよ。
どうしてそんな環境にある自分という人間を諦められようか。
一人でも、人類の幸福を願う人がいるという事実は、自らを犠牲にしてでも 自らの欲望の全てを犠牲にしてでも、生きる理由になると実感した。
本当に、皆に感謝して、それを形にできる人間になりたいと思う。
人間という生き物の最高に美しい姿を、世界を、身近な人間を通してみることができた。
こんなにもすばらしいことがあるわけもない。
人の、人間の美しさを感じれたことに、感じさせてくれた友達に 本当に感謝して、誠実で、しっかりした自分になりたいと思った。
頑張るよ、俺。
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