2007年01月22日(月) |
割り切れるもの 割り切れぬもの |
例えば、1つの丸いケーキがあったとする。 3人で分ける場合、真ん中を120度に切り分ければちょうど1/3になる。 1つの丸いケーキは3人で分けられる。
しかし、1と言うのは数学上、3で割ると0.33333333〜 と永遠に続く。 割り切れないのだ。 1つの丸いケーキは3人で分けられない。
同じものでも、考え方や見方によって違う結果になるのだ。
日曜の例の謝罪放送があったので、納豆が売っているのか確認しに行ってみた。 いつもの売り場では110円の納豆は売っていたものの、78円のいつも買う納豆が88円に値上がりしていて、かつ、売り切れていた。 いつもと違うのもなんだったので、カブともやしを買ってその場を後にした。
今回の騒動、いったいだれが得をしたのだろう。 納豆業者だって、年をあけて急に無理な増産を強いられた。 テレビ関係者だって、信頼を大きく失ってしまった。 消費者だって、この事態に踊らされて納豆を買い求めた。
みんなが幸せになる方法は難しいのに、不幸になる方法は簡単に見つかるものだ。
この納豆事件も半年もすれば忘れられてしまうのだろう。 代わりにどんな番組が来るのかとか、 「あるあるたんけんたい!」で有名なお笑いコンビはどうなるのだろうかとか、 明日あたりに大量に納豆を捨てるおばちゃんが朝のニュースで流れそうな木がするとか、 どうでもいいようなことを帰路に考えるのであった。
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