宇宙人がやってきた
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2002年07月08日(月) 「A.I.」

何度か借りては、みそびれていた「A.I.」を観た。

ヒットした映画なので、改めてストーリーの紹介は
必要ないかと思いますが・・・。

植物状態の息子をもつ夫婦、モニカとヘンリーのもとへ
「心」を持つ愛のロボット、デイビッドがやってくる。
モニカとヘンリーを「パパとママ」と認識させる情報をインプットした時から
デイビッドにとって、2人は唯一無二の人となる。

しばらくは楽しい日々が続くが、植物状態だった息子の意識が戻り
家に帰ってきたときから、雲行きは怪しくなる・・・。
様々な誤解や陰謀を経て、ついにデイビッドは捨てられてしまいます。

「ママ!いかないで!!」森の中に置き去りにされるデイビッドの叫び。

人間の子供になれば、またママに愛してもらえる。
ピノキオが人間になれたように・・・。

ブルー・フェアリーに願いを叶えてもらうための
デイビッドの過酷な旅が始まります・・・。

デイビッド役は、シックスセンスのハーレイ君。
大きくなっていて驚いたけれど、その卓越した演技力と愛らしさは変わってない。

モニカが、デイビッドに特別なプログラムをインプットする・・・。
呪文のような、その“7つの言葉”を言い終わった時
デイビッドの瞳は、まっすぐモニカに向けられる。

「ママ・・・」

この瞬間、私は泣いてしまいました。
いつか見た夢と、そっくりだったから。

朝、起きてきたコータが「ママ、おはよう」と普通の声で言う。
治ってる・・・治ってるコータの障害が、治ってる!!!

そんな夢をみたことがあった。まだ、息子が言葉をもたなかった頃。

そして、物語のラスト。
デイビッドが夢にまでみた、ママとの再会。
楽しい楽しい、夢のような、幸せな一日・・・。

こんなにも、母を愛し、求めてやまない子供の姿。

昨日クラスのお母さんと電話で話していた時、彼女はふと、こう言った。
「私が、こんなに好きなのに、こんなに愛しているのに
ジュンちゃんは私のこと、他の人と同じくらいしか好きじゃないのかな・・って
そう思うと、悲しくてたまらないの。特別な人になりたいのに・・・。」

いつでも片想いな、私たち。
可愛いけれど、楽しいけれど、せいいっぱいな毎日は
やはり脆くて、何かの拍子にガタガタとくず折れそうになる。

ビデオの巻き戻しが終わって
昼食のお皿を洗って
この日記を書いている。

そのあいだ、ずっと涙が止まらない。今も、止まらない・・・。

「レインマン」を観ても泣かなかった。
けれど、「A.I.」のほうが私には、いっぱい、いっぱい、哀しかった。


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