宇宙人がやってきた
Diary indexpastwill


2002年09月17日(火) 重いかな・・・。

2学期最初の、個別プログラムがありました。

最近やってる課題や、取り組んでいることの説明をしてもらったり
子供のセンターでの様子、問題点、今後のプログラムなどをお話します。

1ヶ月に1度程度のペースですが、毎回、子供の成長や
家とは違う姿に感心したり落ち込んだり・・・。

課題などは難易度が上がっていくわけですが、何より変わったのは
子供と、先生の関わりです。

初めの頃は、ちょっと戸惑ったときに先生が助け舟を出そうとすると
「イヤーッ!」「キーッ!」と先生の手を押し戻し、そのあとも泣きながら
課題を終わらせ(途中で投げ出せないとこが、コータらしいというか、自閉)
終わったあとも、なかなか切り替えができずにグズっていました。

家ではそんなことはなく、できないときは「ママ・・・」と私のところへ来ます。

着替えも、先生に手伝わせる・・というか、全部やらせようとします。
先生が「自分でやりましょうね」と言うと、ギャーギャー!と大騒ぎ。
全くもっての、大アンポンチンな姿に呆然とする母。

家では、ボタン以外の着脱は全て自分でやります。

あまりに家との違う姿に、ショックを隠せない私。
その他にも、教室の移動や健診の練習など
ちょっとでも「いつもと違う」ことがあると、壊れて立ち直れない。
「穏やかで、聞き分けがいい」のが、唯一とりえだと思っていたのに。

それが今回は、課題も先生の出すヒントに素直に従い、指示もよく通っている。
ニコニコと鼻唄を歌いながら、終始楽しそうに過ごしている。
「1学期の、泣き虫で怒りんぼなコーちゃんはどこ?って感じです。」と先生。

この「介助を受け入れる」ということが、何より今後大切になってくるそうだ。

・・・・そうだよね・・・・。
ひとりで、生きていくということはできないんだもんね。

帰り道、私のすぐ前を歩くコータ。

小さな背中に、大きなリュック。
通園が始まった時に用意したリュックだけれど
もしかしたら、生まれた時から背負っていたのかな・・なんて、ふと思う。

人は誰でも、毎年少しずつ重く大きくなっていく荷物を背負って生きていく。
けれどこの子達は、生まれたときから背負わされているのかな。

背中いっぱいに見えるリュックを背負って、ヒョコヒョコと歩くコータ。

持ってあげることも、軽くしてあげることもできないんだね。
でも、少しでもこれ以上重くならないように私にできることって、あるのかな。

いつか私が死ぬ時に、
全部、全部、持って行ってやることができたら、どんなにいいだろう・・・。





MicoMAILHomePage

My追加