文ツヅリ | ||
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2004年11月05日(金) ★[ 09. 爪 ] |
「爪に血が」 「ああ……こないだの討ち入りン時のか?」 「いつ」 「こないだだよ」 几帳面な土方さんにしては珍しい、汚れの跡が。 「爪の奥に入りこんじまって」 取れねーんだ、とぼやいた。 ――いつからだか 「舐めればとれるかも」 「洗っても取れねーのにか」 「俺の舌技をナメねーで下せェ」 「ナメるも何も」 技ァ?――口の端に笑みをもらして、煙草をくわえた。 俺はその逆の手首を掴んで、人差し指をくわえた。 歯で固定した爪の間に、舌を滑り込ませる。 絡むように、爪を舌に立てられた。 「いはい」 「噛むなよ」 「ひひかははんこほ」 爪立てねーで下せェよ。 心の中で告げてもう一度舌の先を爪に持っていこうとしたが、あやすように動かれ、その指の腹をまさぐる羽目になった。 追い掛けてる内にじれったくなって、つい顎に力が入ってしまった。 「てッ!!」 瞬時に指が逃げた。 「てめ、やる気あんのか!」 「ないのは土方さんの方でさァ」 「あーもう」 指で何度か摩っていたが、ふいに動きを止めて。 「いい。その内取れるだろ」 投げやりに言い捨てた。 俺は昔の土方さんが、神経質に何度も水の中で指を擦っている姿をぼんやり思い出したが、何も言わないでおいた。 遠くに見える肩が震えてたことも。 ――いつからだか ――躊躇いなく、肉も骨も斬り落とし ――血の臭いに噎せることもなく ――ただ静かに、刀の雫を払い また、 斬る。 そろそろ、 目的を失い始めるのも、 時間の問題だ。 <終> ×‐‐‐‐‐×‐‐‐‐‐× 何これ土沖っぽいなオイ。 トシってすごく普通の人間で、初めの頃は無理してたんじゃないかなあという、妄想。 トシに夢ばっか見てます。 そういえば総悟も意外と潔癖っぽいなーと最近のジャンプ読んでて思った。 すごい違和感。若さ故なのか総悟。ただの腹黒じゃないのか総悟。 誰か正しい見解をプリーズテルミー。わからん。 ところで銀魂4巻発売! 高杉ィィィ!!! あー杉最高ほんま萌える……vv きっとその内、高桂載せます。 だいぶ前に書いたヤツやけど。 しかし銀時二十代なら間違いなく29だろもう。 マスタングやらコムイさんと同いで!笑 長くなりそうなのでこれで。書き足りねーよ妄想だけ……!! |
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