つれづれ草^^
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2005年07月16日(土) 茶ちゃ達の事・・・(ちょっと長いです^^;)


先日、茶ちゃに会いに行った。

茶ちゃの事で、たぶんまだ書いてなかった事を少し書いておこうと思う。


茶ちゃは私が以前・・昨年9月まで住んでいた所に
ある日突然現れた猫さんだった。
いつものようにゴミ出しをしてたら、やって来てゴミ袋を破いて
生ゴミなどを食べていた。
袋を破いてほしくない気持ちと、シーチキンの缶などを舐めていたのを
見て可哀想になったのとで、そんなに深く考えずに家に戻り
新しくシーチキンを開けて、油を切って・・・持って行った。

ガリガリとまではいかないが、痩せているその猫さんは美味しそうに
ガツガツ食べて、どこかに行ってしまった。

そして次の日、私の家がどこか見てないはずなのに、
きちんと我が家のドアの前でお座りして待っている・・・前日の猫さん。
それが茶ちゃとの関わりのスタートだった。
以来、昨年9月に引っ越しをするまで・・・約2年半ほど・・・
茶ちゃと付き合う事となった。
最初から控え目ではあったが、あまり人見知りをしなかった茶ちゃは
こんな風に甘えのポーズをみせてくれるようにもなった。



そのうち、茶ちゃとよく似た茶トラの子が現れ、
茶ちゃとケンカを繰り返しながらも、そこに居座るようになった。
それがノウノウ。



ノウノウとの付き合いは・・・半年ほどかな・・。

ノウノウの居座りもあったと思うが、引っ越しをする一ヶ月くらい前から
茶ちゃは顔を出す日が減った。
ノウノウが来る前は、夕方から明け方近くまでずっとうちの近くで
くつろいでいたのだけれど。


引っ越しをする事になり茶ちゃやノウノウをどうしようかと悩んだ。
相方も実家の母も、連れて帰る事には反対だった。
保護団体とかに助けを求めようか・・と考えていた時
茶ちゃに時々ご飯をあげに来ていたおばさん(ミーコおばさん)と
茶ちゃがどうやら以前からの知り合いらしいとわかり、声をかけた。
その時にはすでに、茶ちゃはミーコおばさんの家の庭で
ご飯をもらっていた。
ミーコおばさんはずっと野良ちゃんたちにご飯をあげてる人だった。
お家の庭には、少なくとも7匹くらいの野良ちゃんがご飯を食べに来ている
との事だった。
そして茶ちゃの事が少しわかった。
おばさんによると、茶ちゃは以前からずっと、おばさんの所に来ている子で
茶ちゃのお母さんと兄弟姉妹も知っている、と。
お母さんも他の兄弟もみんな、病気(たぶんエイズだろうとの事)で
亡くなって、茶ちゃだけが生き残ったらしいと言う事。
私の所に来ていた時も、おばさんの所に通っていた事。

これを聞いて、少しホッとした。
とりあえずは茶ちゃは困る事はないと思ったから。
そして落ち着いたら、家族をなんとか説得して、いずれは一緒に暮らしたい
とも思った。
私は引っ越す事を告げ、おばさんに茶ちゃをお願いして・・・
(お願いと言うのも変か・・^^;元々、茶ちゃはここに居たんだから)
時々会いに来ますと伝えた。

で・・ノウノウ。
ノウノウはおばさんの所には来てなかったようなので、どうしようかと
悩みながらも、引っ越しの日を迎えたので、
しばらくご飯を持って通う事にした。
引っ越しをして一ヶ月もたたない頃から、ノウノウを見かけなくなった。
どうしよう・・餌場を変えたのかな?それならいいんだけど・・。
と、思いながら・・・おばさんの所に茶ちゃに会いに行ってみたら
ノウノウが・・・居た^^ちびノウノウと黒猫母さんと一緒に。
茶ちゃよりもずっと態度が大きく、まるで以前から居たように
そこでのボスになっていた(笑)

これでまた少し安心した。


そして私は、おばさんに任せて・・・・時々、猫缶を安売りの時に
大量に買い込んで、おばさんの所に持って行った。

こんなに小さかったちびノウノウも


こんな美猫ちゃんに成長して、おばさんの所に居る猫さんたちからも
可愛がられているようだった。
今年の冬に行った時には、ノウノウもちびノウノウも、物置に毛布を
用意してもらって、そこで寝起きしているとの事だった。
茶ちゃは相変わらず、ここでもノウノウに弱く・・・おばさんの所にも
ご飯を食べたら、どこかに帰って行くらしかった




私は引っ越しをして以来、ずっと茶ちゃやノウノウの事を考えない日は
なかった。
おばさんが居るとは言え、置いてきてしまった事が、茶ちゃやノウノウに
申し訳なかった。
ご飯にはありつけても、寒さや暑さ・・そして何より寂しさが
彼らを襲っているのではないか・・と、とても申し訳なかった。
家族を説得しきれずに、結局おばさんにお願いして、自分は会いに通う
という・・楽な立場を取ってしまった事も申し訳なかった。

菜々に出会い、一緒に暮らすようになって・・・余計にそう思う。

そして後悔しても、もう遅いかもしれない。
先日、久々に行ったら・・・もうノウノウは居なかった。
ちびノウノウが事故で亡くなった後、ノウノウは段々と来なくなり
最近では見かけていないと言っていた。

新しく子猫が居たが、その子達は・・・ちびノウノウの妹が産んだ子たち
と言う事だった。
その妹自身が、まだこんなに小さいのに!


まだ恐らく1歳になっていない、目の前のガリガリの子が
母猫だなんて・・・。
他にも、まだ若い猫たちが子猫を抱えていた。
3匹4匹産まれても、生き残るのは大体1匹だと、おばさんは言った。
茶ちゃは・・・ノウノウが来なくなった後、その後そこを仕切るように
なった若い猫に嫌われ、今ではみんながご飯を食べる時間には来なくなり
日が沈んで、暗くなってから・・・・こっそりと食べに来ていると
言う事だった。
おばさんは、みんなが食べた後、ご飯を少し足してやって
玄関先に置いて置くのだという。茶ちゃが来るから。
その後、茶ちゃの来るだろう時間を狙って、何度か夜にこっそり
行ってみたが、まだ一度も会えていない。
本当に来ているのかな・・・・・・?



ちびノウノウは死に、ノウノウは姿を消した。
茶ちゃもまだ一度も確認出来ていない。
避妊去勢はしていないので
子猫は次々に生まれている様だが成長した子は少ない。

毎日・・・365日欠かさず、朝晩と今では10匹近い猫さんに
ご飯をあげているおばさん。

何も出来ていない、しなかった自分は何も言えない。。。が。
喉元から何かがこみ上げてくるような・・・後悔と申し訳なさが・・ある。
連れて帰るべきだったのではないか?
猫たちのためだけではなく、私自身のためにも。
これからも茶ちゃに会いに通ってみる。
でも、茶ちゃやノウノウやちびの事は、きっとこれからもずっと悔いると
思う。
いろいろな事を簡単に、軽く考えていた自分は・・本当にバカだった・・と
菜々と一緒に暮らすようになり、いろいろなサイトで猫さんの保護を
されている方々の事を知るにつれて・・・本当にそう思う。
結局、自分は茶ちゃやノウノウを置き去りにしたようなものだ。
捨てて来たのと同じだ。と、ずっと消えない。

だから・・・・
これから出会ってしまったら、先の先まで考えて行動しなければ。
そして、少しでも・・・保護されて頑張っておられる方々、猫さんたち
のために、自分に出来る事をしていこう・・・。



茶ちゃ・・・。元気かい?
あなたが今も生きていてくれる事を願っているよ。
会いに行くから・・どうか会えますように・・・。




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