先日、１月５日に昨年の有馬記念を最後に引退が決まっていた
サンライズペガサスが登録を抹消し、故郷に帰り
静内のアロースタッドで種牡馬になった。
生涯戦績、２４戦６勝２着４回、うちＧ２が３勝。
Ｇ１では２００２年の天皇賞・秋での３着が最高。

以前にも、ここか・・・ブログひまわりの朝のどちらかで
ペガサスの事を書いた気がするが、ペガサスは近年で最強世代と言われた
アグネスタキオンやジャングルポケット、クロフネらと同世代である。
２００１年にデビューし、期待されながら順調にレースを進めていたが
屈腱炎を発症し、休養を余儀なくされ・・・・・症状が落ち着いて
ようやく復帰した後、２度目の屈腱炎を発症。
長期休養をする事となる。
競走馬を引退に追い込む不治の病と言われている屈腱炎を
２度も克服し、競馬場に帰ってきてファンを湧かせてくれた事は
素晴らしく、奇跡に値すると思う。
また、ペガサスの力を信じ、思い切った休養をさせ、諦めずに調教し
ターフに戻る手助けをしたスタッフの情熱にも、私は感動する。


同期がどんどん引退していく中、休養していたとは言え、長い競争生活を
送り、ファンを楽しませてくれて・・・本当にありがとうと言いたい。
いつもパドックでは挙動不審で（笑）キョロキョロしてばかりで
眉間にしわを寄せて、困ったような顔をしているのが可愛くて（笑）
そんなペガサスがとても好きだった。
これからは種牡馬という・・・第２の戦いが始まるのだけれど
しばしの休憩を取り、また頑張ってその子供たちで
競馬を沸かせてほしいと思う。
本当にお疲れ様。
また・・・・・・・・会いにいけたらいいな・・・。



（以前に使った事のある写真ですが＾＾；好きな写真なのでもう一度）


そして・・・ペガサスの引退を知り、その第２の馬生も聞き・・
やはりまたしても思い出すのはこの馬。
ダンツフレーム。。。

フレームもまた、ここで以前に書いたと思うが
彼もまた、最強世代の一頭として、競馬を沸かせてくれた馬である。
Ｇ１では欠かすことの出来ない存在だった。
けれど・・
Ｇ１を勝っておきながら、彼は種牡馬にはなれなかった。
屈腱炎を発症して２００３年９月に引退したが
多くのファンと同じく、私も当然種牡馬になるのだろうと信じていたから
その引退は、寂しいけれど喜ばしいものでもあると思った。
ところが・・・・・・・
後でいろいろな所で知った情報だけれど、「血統がいまいち」という理由で
種牡馬になるための金銭面で折り合いが付かず、宙に浮いた状態となり
結果、一度は静内のヤマダステーブルに繁養されたが、
翌年に現役復帰が決まり、荒尾競馬で復帰初戦を迎える。
その後浦和競馬に転厩するが、成績を残せず２回目の引退。
第３の馬生は乗馬と決まった。

この事実だけでも、ファンとしては心の痛い話である。
何度も書いたけれど、Ｇ１馬が種牡馬になれずに一年の休養の後
現役復帰をさせられ、惨敗。
そして最後は乗用馬になるなんて・・・・・。
今でも思う。
頑張った馬へのご褒美はないのか？
もちろんみんな頑張っているのだけれど、頑張って結果を残せた馬は
数少ないのだ。
現代競馬の中では、その数少ない馬たちしか、種牡馬になれないのが現実。
また、地方競馬や乗馬として生きていける馬の枠にも入れない馬たちが
いるのもまた現実。
そんな中で頑張って走り抜き、Ｇ１で一等賞になり
競馬を沸かせてくれた馬たちに、せめてもの褒美はあげてほしい。

そして昨年、愛犬ロンが亡くなる少し前・・・・２００５年８月２８日。
ダンツフレームが亡くなった事を知った。
地方競馬で２回目の引退をし、栃木県那須塩原にある地方教養センター
というところで乗馬になることが決まって、６月に入厩したばかりだった。
死因は肺炎。
悲しすぎる。
せつなすぎますよ。
どういう理由で、こういう馬生を歩まなければならなくなったのか
部外者である私たちには本当のところはわからない。
でも、人間のエゴやいろいろな思惑が渦巻き、フレームにこういう馬生を
強いたのは事実だと思う。

今はただ・・・フレームにお疲れ様と言いたい。
本当にお疲れさま。
そして本当に本当にありがとう。





これもまた何回も使っている写真＾＾；
でも、とても好きなんです。
普段は牛のようにおっとりしていて大人しいらしいフレームが
競馬場では怪獣のようになり、迫力満点で、終始睨みを利かせて
パドックを周る。
初めて見た時は、このギロリという目にドキッとしたものです（笑）




今日も競馬。
京都競馬場では、この１〜２年応援している、大好きなストラタジェムが
走っていた。
可愛い栗毛金髪のマーブルチーフも頑張っていた。





（菊花賞の時のストラタジェム＾＾）

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