つれづれ草^^
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2006年08月23日(水) ロンを思い出して・・・


もうすぐロンの命日がやって来る。
一周忌。。。
もう一年が経とうとしている。

まだロンを失った心の空白は埋まらない。
少しも癒えない。
楽しかった、幸せだったロンとの13年間を、まだ涙抜きにして思い出す事ができないでいる。

なんという愛おしい・・存在だったのだろう。
ロンという・・・小さな毛むくじゃら・・・。

ロンに会いたい。
会いたい。
会いたいな・・・ぁ・・・・

日、一日とロンの命日が迫ってきて・・・
苦しいほどに、ロンを慕っている。



茶太の誕生日の事をブログ「ひまわりの朝」で書こうと思っていた。
母の事もあり、後回しになってしまっているが・・・。
でも、茶太の誕生を思う時、茶太が我が家に来た時の事を思ってしまう。
それはもちろん、私にとって本当に喜ばしい事なのだけれど
茶太が来た日は、ロンが灰になった日でもある。
ロンが結んでくれた茶太との縁・・。

どうしても切り離せず、二つの出来事があまりにも明暗つき過ぎて
気持ちが混乱してしまう。
茶太にはなんとも申し訳ない話だけれど・・・・。

それでも、茶太にはとても感謝している。
茶太がいなかったら・・・私は今もまだ菜々を抱きながら、泣いてばかりいたかもしれない。
小さい茶太の・・必死に生きようとする天真爛漫な明るい健気な命に、私は救われた。
そうして今日を迎えることができた。
だから・・・ロンの一周忌が終わって少し落ち着いたら
きちんと茶太とのこの一年を書こうと思う・・・。。。




先日、私をまたリアルな悲しみに落としてしまう事があった。
ある晩・・8時半頃だったか・・・電話が鳴った。
ナンバーディスプレイの画面に現れたその番号は、明確には覚えていないにせよ
知っている・・・と感じる番号だった。
なんとなく嫌な気持ちを抱えたまま、「もしもし・・?」と出たら
ロンの動物病院だった。
思い出したくない名前、一瞬にして悲しみが本当にリアルな色を持って襲ってきた。
用件を聞くと、ロンが亡くなった日を含み入院していた2日間の支払いがまだだと言う。
私は当時いろいろと嫌な思いをしたので、払いに行くのは嫌だ・・と
母に任せていた。
もうあの場所に行きたくなかった。
なんとも子供じみた理由だけれど・・・・嫌だった。
結局、母も行かず、兄にも頼まなかったという事か・・・



一年経って・・・そんな電話をもらったものだから、私は思わず一年前に言いたかった不満というか
苦情というか・・そういう嫌悪感があるというようなことを話すと
事務の方だったので、再度改めます・・と言われた。
そして夜10時半・・・・獣医師から電話があり、「ロンちゃんの事で何か嫌な思いをされたという事ですが・・?」と。
もうそれだけで腹立たしく、嫌だった。
13年お世話になったが、ロンが亡くなった日の事を病院の誰もが記憶になく
その日担当した医師も、また他の医師や看護士などに詳しい連絡もしていなかったらしい事が
悲しみを怒りに変えるくらい・・嫌な事だった。
電話に出たその獣医師さんは、以前ロンも何度か診てもらったことのある方だと
話をしていて分かった。
もしかしたら、その先生が最後にいたら・・・何か違ったかもしれない。
いや・・・・・・・・・違わないか・・・



話をし始めてすぐに涙が溢れてきて、今ロンが亡くなったかのような感覚に襲われ
恥ずかしいが、泣きながら・・話をした。
先生は完全に病院側の失礼だったと認めてはくれた。
その上で真摯に謝罪はしてくれた・・。
でも・・・一年前にあれだけぶちまけたかった気持ちを、ぶつけても、そして認めて謝罪をくれても
・・・何も変わらない。
だってロンはもう居ないのだから・・。
相変わらず、病院は同じ様な体制を続け、相変わらず、あちこちで不満の声を漏らす飼い主さんに出会う。
そして今年の5月にも、ロン宛に「ワクチン」のお知らせが届いた。



こんなに悲しい事はない。
こんなに悔しい事はない。


こんな病院を選んだ自分が腹立たしい。



結局は何度も電話のやり取りをして、その日の遅く、最後にかかった電話で
少し割引いた金額を言われたので、「別に金額の問題ではないです。払わないとも言ってないし・・」と言うと
「この割り引いた金額はこちらの気持ち、慰謝料です」というような事を言われた。
無料にすると、治療が間違っていたという事になるので、実際にかかった金額だけで
儲け分を割り引いて・・・という事らしい。
もうどっちでもいいが。そんな事は。
その一連の電話の最中、ロンの確かな存在を感じた。
ロンが終わりにしてくれようとしている。そう感じた。



電話を切って・・・ロンの写真を飾ってあるところに行き、大声で泣いた。
久しぶりに泣いた。
どんどん、どんどん・・・後から後から感情が込み上げてきて、涙も悲しみも止まらず
搾り出すように泣いた。




ロンが「お姉ちゃん・・もう終わりにしなよ^^」


「もういいよ^^もういいんだよ^^」


「もういいんだ・・・ありがとう^^」

と言ってくれていると感じ、以前のように私にくっ付いて座り
下からじっと私の顔を見上げているような気がした。
私が泣くといつもそうしてくれていたように・・・。




ロンは13年、私の心に寄り添ってくれた。
悲しい事も嬉しい事も一緒に味わってくれた。
ロンに支えられ、助けられ、抱きしめられ・・・側にいてもらった13年だった。

ロンが亡くなった時、狂ったように泣いていた私を、菜々がじっと見つめ
ただただ・・何も言わず・・ただ側にいてくれた。
ロンが灰になった日、ちっちゃな茶太郎が、泣いている私の手にしがみ付き
「ボクがいるよ。」「おかあさん」と言ってくれた・・・気がした。

菜々に抱きつき、茶太を抱きしめ・・・一年を過ごしてきた。

ロンの一周忌を前に、ロンが整理させてくれたのだろうと思う。
もうすぐ9月になる。
9月2日・・・ロンのお参りに行って来ようと思う・・・。








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